😽

AWS Summit 2023の現状

2023/04/21に公開

今日は、私が先日参加したAWS Summit 2023で感じたことについてお話ししたいと思います。このイベントでは、AWSハンズオンや導入事例のセッション、企業の展示などが行われましたが、その中でも今回は日本企業の展示に焦点を当ててみます。

分かってはいましたが、多くの日本企業はシステムインテグレーションやシステム運用のビジネスに特化しており、自社サービスを展開している企業はほんの一部でした。もちろん、WAF自動運用サービス「WafCharm(ワフチャーム)」のような独自サービスを提供している企業も存在しましたが、大半はSIer的な会社でした。これに対して外資系企業は、Datadog社やTerraformを提供しているHashiCorpのように、自社サービスを展開している企業が多く見受けられました。

さらに、LaunchDarklyというデプロイのマネージメントサービスを提供している会社とも話しましたが面白いサービスでした。こういったサービスがもっと増えると、AWSをより便利に使えるツールが充実し、興味深い展開が期待できると感じました。
https://launchdarkly.com/
システムインテグレーションが悪いわけではないですが、もっと自社サービスを提供している会社が増えると、日本のIT業界もさらに活性化するのではないでしょうか。インテグレーションはスケールがしにくいため、投資を受けにくい面もあるかもしれません。また、今回のAWS Summitは、AWS関連の会社しか出展できないこともあり、結果としてそうなってしまったのかなとも思っています。

結論として、日本でイノベーションが起きにくい一因として、システムインテグレーションが多いことも一つあるのではないかと思いました。今後は自社サービスを提供する企業が増え、より多くのイノベーションが生まれたらいいなと感じています。

AWS Summit 2023での体験を通じて、新たな視点やアイデアに触れることができました。これからも、様々なイベントや情報交換の場に参加し、学んでいきます。

Discussion