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【Zenn最速!?】OpenAIのAgent Builder・Chatkitのデプロイを試してみた!

に公開

はじめに

日本時間の10月7日、朝起きたらOpenAIから衝撃の数々が発表されましたね。
今回はZenn最速(!?)で、Agent BuilderおよびChatkitのデプロイを試してみた!と書きたい想いが先行した、検証記事でございます。

結論だけ書きますと、Agent Builderで発行するWORKFLOW_IDをChatkitに埋め込んでアプリを実行するという感じでした。

OpenAI公式ドキュメント

Agent Builder
https://platform.openai.com/docs/guides/agent-builder
ChatKit
https://platform.openai.com/docs/guides/chatkit

Organizationの認証

Agent Builderのデプロイには認証が必要です。
以下を参考に事前に実施しておきましょう。(いつも有益な投稿ありがとうございます。)
https://zenn.dev/schroneko/articles/openai-verify-organization

Agent Builderの構築

私はどこからやるの?となりました。
アクセスはこちらから!|https://platform.openai.com/agent-builder

このパートについてはまだ当日だというのに記事もYouTubeも大量に作られていました。
Difyと近い機能だと思いますし、この記事では超最小構成とします。

私は気になっていた「User approval」によるhuman in the loopの実現を使ってみました。
いきなりapprovalです。いいんです。動かしたいだけですから。

回答はこちら。かなりしっかり回答してくれていますね!

Chatkitの構築

このパートがメインです!
公式サイトを読んでどのように読み進めていったのか、一緒に見ていきましょう。

公式ガイド

公式ガイドのDeploy in your product部分[1]には以下のようにありますのでリンクに飛びます。
要するに製品に導入する方法は2択あってChatKitクイックスタートが簡単そうですね。
私はこのリンクに飛びました。

クイックスタート

リンク先のSee working examples部分[2]でお試しするのがよさそうです。
一つ目はopenai-chatkit-【advanced】-samplesでしたので自分には難しそうです。
二つ目のopenai-chatkit-starter-appにしましょう!

スターターキットを試す

openai-chatkit-starter-appリポジトリ[3]のREADMEに沿って進めてみます。

リポジトリをクローンし、ローカル用の設定ファイルを作成します。

git clone https://github.com/openai/chatkit-js.git
cd openai-chatkit-starter-app/
cp .env.example .env.local

WORKFLOW_IDを取得

次に設定ファイルに設定するためのWORKFLOW_IDを取得します。
一度Agent Builderに戻り、右上の「Publish」ボタンから進めます。

後から見たら右上が「Deploy」になっていました。
怖いので「Publish」→「Deploy」ではなく、「Deploy」→「Deployed」にしてほしいと感じます。

アプリを実行

設定ファイルに戻り、APIキーとWORKFLOW_IDを設定します。
APIキーはこれを読んでいる方なら説明不要ですよね。

.env.local
$ nano .env.local

OPENAI_API_KEY=sk-xxxxx
NEXT_PUBLIC_CHATKIT_WORKFLOW_ID=wf_xxxxxx

npmでビルド、実行します。
3000番ポートで実行されました。

npm install
npm run build
npm start

アプリ画面にアクセス

同じ質問をしてみると、しっかりapprovalが出てきました!
承認!!

アプリ画面はとてもシンプルですが、思考時間が表示されていたり、

右上から履歴を開くことができたりと、システムに埋め込めば十分使えるものだなと思いました!

おわりに

大流行りのAgent Builderですが、アプリとしてデプロイするイメージを持っていただけたでしょうか?
私はこんなにサクッとできるのであればopenai-chatkit-advanced-samplesの方を試してもよかったなと思いました!
https://github.com/openai/openai-chatkit-advanced-samples

それにしてもフロントのUIとセットで提供されるDifyは、やっぱり親切で使いやすいですね~!
(こんな結論で良いのか)

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Xで絡んでいただくのも大歓迎です!
https://x.com/aToy0m0

追記

openai-chatkit-advanced-samplesも試してみた。

よくわかってない自分はREADMEのままコマンドを叩きまくりましたが、以下のようにシンプルに実行すれはOKです。

バックエンドを実行

以下のコマンドだけでOKです。

  1. Start FastAPI backend API
git clone https://github.com/openai/openai-chatkit-advanced-samples.git
cd openai-chatkit-advanced-samples
npm run backend

フロントエンドを実行

  1. Vite + Reactフロントエンドを実行する
    リポジトリのルートからフロントエンドを直接起動できます。
npm run frontend

アプリにアクセス

ブラウザで開きます。

http://localhost:5170/

こんな感じの画面でした。
英語なので分かりにくいですが、赤枠の部分がカスタムUIになっていて以下のことができるようです。

  • 顧客サポート: 航空会社の顧客サポート ワークフロー。
  • Knowledge Assistant : OpenAI のファイル検索ツールを活用した知識ベース エージェント。
  • マーケティング アセット: マーケティング クリエイティブ ワークフロー。
脚注
  1. https://platform.openai.com/docs/guides/agent-builder ↩︎

  2. https://platform.openai.com/docs/guides/chatkit ↩︎

  3. https://github.com/openai/openai-chatkit-starter-app ↩︎

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