第7回社内ハッカソンを開催しました!
こんにちは!atama plusのigawyです。
今年の9/5(金)に約1年ぶりとなる社内ハッカソン「lumberjack day」を開催しました。
今回のテーマは生成AI活用!
台風にも負けず、職種横断で取り組んだ成果について紹介します。
(テーマに沿って、この記事執筆においても生成AIを活用しつつ、人間によるレビュー・編集を重ねて作成しています)
1. はじめに:生成AI時代の新しい挑戦
生成AIが急速に普及する中、我々の働き方も大きな変革期を迎えています。この変化を積極的に活用していくため、今回初めて「生成AI」をテーマとした社内ハッカソンを開催しました。
狙いは、実際の業務でどのように生成AIを活用できるかを探求すること。そして、職種混合チームでの協働を通じて、組織全体の生成AI活用レベルを横断的に底上げすることでした。
エンジニア、QA、コンテンツ制作という異なる職種のメンバーが一堂に会することで、多角的な視点からの革新的なアイデアが生まれることを期待しました。
2. 準備フェーズ:生成AI活用の土台
ちょうどatama plusでは生成AIツールを社内で使いやすくする取り組みを実施しており、普段の業務から様々なツールを活用できる環境が整っていました。(詳細は別記事で紹介予定です)
利用可能なツール(一例)
- Claude Code
- Claude
- Cursor
- Devin
- Github Copilot
- Gemini
- ChatGPT / Codex
運営チームも生成AIをフル活用
ハッカソンの準備段階から、運営チームでも生成AIを活用しました。
特に好評だったのが VRアバター「しおりちゃん」 です。
ハッカソンまでの流れ:
- 1ヶ月前:事前説明会&参加者募集
- 2週間前:テーマ検討会(チーミング)
- 当日:開会式、開発、発表会
事前説明会から当日まで、しおりちゃんがテーマ説明を担当しました。
初回登場時は驚きの声が上がりましたが、回を重ねるごとにバージョンアップし、チームの一員として受け入れられていきました。
初回登場時の様子。インパクトが強すぎて内容を再説明することに
テーマ説明会での登場。初回より温かく受け入れられた
開会式では完全に運営の一員に
3. 当日の様子
参加者構成
今回のハッカソンには総勢37名が参加し、13チームに分かれて開発を実施しました。
参加職種:
- エンジニア
- QA
- コンテンツ制作
チーム編成は、テーマ検討会で挙がったテーマへの興味関心をベースに、職種が混合するよう調整。異なる専門性を持つメンバーが協力することで、単一職種では生まれないアイデアの創出を目指しました。
台風接近でオンライン開催に
当日は台風が接近し、オンラインでの開催となりました(実は前回のハッカソンも台風接近によりオンライン開催...運命?😂)。
前回の運用ノウハウを活かし、運営はスムーズに進行。参加者も自律的にプロジェクトを進めてくれました✨
ただ、懇親会がなくなってしまったのは残念でした😢
発表・審査もGoogle Meet上で実施。下の写真は台風にも関わらず出社して参加した猛者たち!
4. 発表されたアイデア
各チームから多様で革新的なアイデアが発表されました。大きく3つのカテゴリーに分類できます:
🔧 開発・テスト効率化系
- LLMによるテストケースの品質向上
- 生成AIを活用した自動テストの生成
- AIによるエラー解決の自動化・プルリクエスト作成
- 本番リリース後の動作確認自動化
📚 学習支援・コンテンツ開発系
- 生成AIを活用した学習体験のパーソナライゼーション
- コンテンツ難易度の最適化支援
- 学習効率を高めるツールの開発
- 学習プラン作成における課題解決
⚡ 業務効率化・レビュー支援系
- SlackスレッドのConfluence要約
- AWS Well-Architectedフレームワークに基づくインフラ設計評価
- 自然言語でのBigQueryクエリ生成
- Claude Codeによるリッチなプルリクエストレビュー
5. 成果と学び:ハッカソンを振り返って
参加者の声
ハッカソン終了後のアンケートから、嬉しいコメントが寄せられました:
一つ一つのテーマが実際に活用できるものだったり今後成長を期待させるものだったりして、ワクワクしました!
他の職種のメンバーと取り組めたのも良い経験でしたし、発表で別の観点での生成AIの活用を聞けたのもよかったです。
非常に多種多様で刺激になりました!
参加者の満足度も総じて高く、運営としても達成感のある結果となりました🎉
運営の振り返り
良かった点:
- 前回ハッカソンで作成したテンプレートを活用し、検討漏れなくスムーズに運営
- 事前準備から事後のアンケート集計まで、随所に生成AIを活用して効率化
- 発表されたテーマのうち複数が既に実適用を見据えて始動中
成長実感:
今回の経験を通じて、チーム全体の生成AI習熟度が確実に向上したと実感しています。
6. おわりに
今回特に印象的だったのは、異なる職種のメンバーが協働することで生まれるアイデアの豊富さと実用性の高さでした。
職種の枠を超えて、QA、コンテンツ制作、エンジニアが対等にアイデアを出し合い、それぞれの視点から解決策を磨き上げる――この有機的な協働が、生成AIによってより効果的になったのです。
また、過去のハッカソン開催経験と明らかに違う点として、多くのチームが動くデモまで作成できたことがあります。
これは、限られた時間でも生成AIを活用することで、デモを作ることのハードルが格段に下がったこと、また、エンジニアでなくてもデモを作成してイメージやアイディアを形にしやすくなっているということが学びとして得られました。
ハッカソン後の広がり
発表会終了後も、良い影響が続いています:
- 発表内容に触発され、新しいアイデアが次々と生まれている
- 複数のテーマで実業務への適用が具体的に進行中
- 特に注目すべきは、エンジニア以外のメンバーも積極的に生成AIを活用し、アイデアを形にして業務適用しようとする動きが加速していること
ハッカソンは1日のイベントでしたが、そこで生まれた変化は今も組織全体に広がり続けています。
次回のハッカソンでは、また新たなテーマで、さらに進化したチャレンジができることを楽しみにしています!🚀
最後に
現在atama plusでは多くの職種で採用を行なっております。
新しいサービスも立ち上がっているので一緒に盛り上げてくれる方、ハッカソン楽しそうだなと思った方、ぜひお話ししましょう!
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