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一行に三行いれる校正
縦書きにおいて、特殊な校正に割注というのがあります。これは一行の中に注釈として説明文を入れるものですが、大体は二行以上わたってつらつらと書かれます。一方で、漢字のよみがなとしてルビ振りという校正もあります。これらを使って、注釈にルビを振ったら一行で三行を表示できんじゃねということで。
Tex
- lualatex の jlreq には warichu が標準で入っているみたいなので、これを使います。
- ruby は luatexja-ruby にあるので、これを使います。
そんなわけでメインファイルはこうなります。
\documentclass[book,fontsize=10.5bp,tate]{jlreq}
\usepackage{luatexja}
\usepackage[no-math,deluxe,expert,haranoaji,nfssonly]{luatexja-preset}
\usepackage{luatexja-ruby}
\begin{document}
\ruby{これはいろは歌です。\warichu{いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし えひもせす 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず}ここまでいろは歌です。}{いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし えひもせす 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず}
\end{document}
結果
以上
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