OracleLinux8.10 で検証サーバを作るときに最初にやること
お家の検証サーバ用の備忘録です。基本 root です。
Proxmox 上の仮想サーバとして構築します。
尚、Oracle Linux のバージョンは 8.10 RHCK です。
仮想マシンの設定
Oracle Grid Infrastructure 21c を構成したいです。
QEMU エージェントは有効にしておきます。
CPUコアは 2 コアを割り当てておきます。
メモリは、Grid Infrastructure の最小要件は 8GB ではあるものの、Database 21c を載せるので 12GB 程度割り当てておきます。
動きが悪ければ拡張することにします。
後で swap を追加するので sda は 64GB を割り当てます。
32GB のディスクを2つ追加しておきます(sdb, sdc)
シングル想定なので NIC は 1 つでも大丈夫な模様。
OSインストール設定
特に変更していないため省略。dnf update
はインストール時点で行われる様子。
この時点で Proxmox でバックアップを取得しておき、ベースイメージとします。
公開鍵認証の設定
初回ログイン時はパスワードでログインし、以下のコマンドを実行します。※入力待ちになります
mkdir -m 700 .ssh
# 入力待ちになるので、公開鍵を貼り付けて Ctrl+D する
cat > .ssh/authorized_keys
操作端末(Windows)で以下のコマンドを実行します。
Get-Content "$home\.ssh\id_ed25519.pub" | % { $_ + "`n" } | Set-Clipboard
入力待ちのコンソールに貼り付けて、Ctrl+D
を押下します。※入力イメージです。
cat > .ssh/authorized_keys
ssh-ed25519 xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx username@hostname
# ここで Ctrl+D
chmod 600 .ssh/authorized_keys
sudo のパスワード省略設定
root になるときも初回はパスワード入力します。
sudo su -
wheel
グループのユーザはパスワード無しで sudo
できるように設定します。
echo '%wheel ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL' > /etc/sudoers.d/wheel
ホスト名とネットワークの設定
FreeIPA ドメインに参加する場合は FQDN 形式で設定する必要があります。ゲートウェイとDNSはホームルーターの初期値をそのまま使います。
ホスト名はIPアドレスを元に機械的に設定します(すぐ潰すことが多いので。。。)
read -p 'IP Address?> ' IP
read -p 'Domain?> ' Domain
GW=192.168.1.1
DNS=192.168.1.1
nmcli con mod ens18 ipv4.address ${IP}/24
nmcli con mod ens18 ipv4.gateway $GW
nmcli con mod ens18 ipv4.dns $DNS
nmcli con mod ens18 ipv4.method manual
xx=$(echo $IP | tr '\.' '\n' | tail -n 1)
ver=$(cat /etc/os-release | grep "^VERSION=" | sed 's/.*=//' | tr -d '"' | sed 's/\..*//')
hostnamectl set-hostname "${xx}-oracle${ver}.${Domain}"
reboot
hostsの設定
自分自身の名前解決をできるようにしておきます。
echo $(hostname -I) $(hostname) $(hostname -s) >> /etc/hosts
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