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Fedora38 検証サーバをFreeIPAサーバにするときのメモ
お家の検証サーバ用の備忘録です。基本 root です。
前提
https://zenn.dev/asterisk9101/articles/fedora38server-1
Firewalld の設定
freeipa 用の定義があるので利用します。
firewall-cmd --add-service={freeipa-4,dns,ntp} --permanent
firewall-cmd --reload
FreeIPA サーバのインストール
FreeIPA-server をインストールします。ホームルーターをフォワーダーに設定しています。DNSSEC は付いてないので検証をオフにします。
dnf -y install freeipa-server freeipa-server-dns
ADMINPASS=P@ssw0rd
DOMAIN=$(hostname -d)
FORWARDER=192.168.1.1
ipa-server-install --setup-dns -a $ADMINPASS -p $ADMINPASS -r $DOMAIN --no-ntp --mkhomedir --no-dnssec-validation --forwarder=$FORWARDER -U
稼働確認
サービスのステータスを確認します。
ipactl status
認証チケットが取得ができるか確認します。
kinit admin
klist
ついでにデフォルトのログインシェルを bash
に変更しておきます。ただし、Fedora38 の /bin/sh は /bin/bash へのリンクになっているので、同じ OS を使う限り意味はありません。
ipa config-mod --defaultshell=/bin/bash
停止と再起動の確認
停止と再起動の方法を確認します。ipactl でサービスの停止や起動は推奨されていないようです。
systemctl stop ipa
ipactl status
systemctl start ipa
ipactl status
systemctl restart ipa
ipactl status
DNA範囲の設定
ユーザーを追加するに当たって、DNA(distributed numeric assignment)範囲というものを設定します。ローカルの uid と重複しないようにします。
# ローカルの確認
cat /etc/passwd | column -s: -t | sort -nk3,3
# FreeIPA 上のユーザの確認
ipa user-find --raw --all admin
ローカルの最大値が 65534 で、FreeIPA の admin が 920200000 だったので、以下の通り設定。
ipa-replica-manage dnarange-set 30-fedora38.localdomain.intra 920200001-920299999
現在の DNA 範囲を確認するには、以下のコマンドを使う。
ipa-replica-manage dnarange-show
ユーザーの追加
ipa user-add --first test --last user --password
以上
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