[2023年5月版]Chromebook Linux でIMEの設定がめっちゃ楽になってた
VSCode(Linuxアプリ)でのIME
以前はMozc入れましたがChrome OSのバージョンアップによって、Crostini[1] の'IME Support'を有効化するだけでIMEが動きました。
Crostiniの'IME Support'を有効化するだけ、これだけでOKです!
対象環境
手元のChromeOSは以下のバージョンです。
- Chrome OS バージョン: 113.0.5672.114(Official Build) (32 ビット)
Chrome OSの現時点の最新版です。
以下に手順を紹介します。
Crostini IME Support
フラグを有効化
以下の手順でフラグを有効化します。
- Chromeを起動して、chrome://flagsを開く
- 検索窓から
crostini
を検索 -
Crostini IME Support
をEnable
にする - Chrome OSを再起動する
以上です!!
他の記事では cros-im
のインストールやIMEの設定など追加する手順もありましたが、
上記の手順だけでVSCodeでの日本語入力が可能になりました。
変換の精度も個人的にはあまり気にならないです。(へんかんのせいど→変換の制度でイラッとしたけどw)
日本語フォントの追加
ついでにデフォルトの日本語フォントではVSCodeの作業が辛いのでnoto
フォントをインストールしてVSCodeで使用します。
# フォントのインストール
$ sudo apt install fonts-noto-cjk -y
# デフォルトのロケール、文字コードを日本語のUTF-8にする
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
VSCodeでのフォント設定
VSCodeの"Settings"開き、以下の手順で設定します。
- VSCodeのsettingsから
font
を検索 - Text Editor > Font の "Editor: Font Family"を修正(setttings.jsonでは
editor.fontFamily
) - 'Noto Sans Mono CJK JP'など好きなフォントを先頭に追加
フォントの設定を変更するとワンテンポ遅れてですが即座に反映してくれます。お好みで変えてみてください。
フォントのリスト
Linux環境でインストールされているフォントの一覧は以下のコマンドで確認できます。
# すべて表示
$ fc-list
# 日本語対応フォントに限って表示
$ fc-list :lang=ja
# `JP`が含まれるものにフィルタ
$ fc-list :lang=ja | grep JP
ここで/usr/share/fonts/opentype/noto/NotoSansCJK-Regular.ttc: Noto Sans Mono CJK HK:style=Regular
などと表示されますが、:
で囲まれた真ん中のNoto Sans Mono CJK HK
などが"フォント名"です。
これでVSCodeでも日本語入力が可能になって、非常に快適にドキュメントが書けますね〜!!
-
Crostiniについてはこのページがわかりやすいかも。 https://wiki.archlinux.jp/index.php/Crostini ↩︎
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