JavaScript用Azure OpenAIライブラリはv2でOpenAIを利用するように変更された

要約

Azure OpenAI ライブラリにクライアント実装は含まれなくなったのでOpenAIを利用しましょう。

Azure OpenAIライブラリとは？

Azure OpenAI Serviceでは本家OpenAIとほとんど同じAPIを提供していますが、Azure用のライブラリ(@azure/openai
)が別に提供されていました。どちらのライブラリでも、どちらのAPIにアクセスすることが可能でした。

@azure/openai v2リリース

ほとんど同じ物が実装されているためか、@azure/openaiのv2からは本家OpenAIのクライアント(openai)を利用するように変更されました。

この影響で@azure/openai v1をv2にアップデートするとすべて動かなくなります。Migrating to openaiを読んで移行しましょう。@azure/openaiは付いてる型がイケてなかったので移行した方が便利です。

@azure/openai って必要？

Azure OpenAI Serviceには本家OpenAIにはないコンテンツフィルターなどの機能があり本家のライブラリだけだとレスポンスに型がつきません。下記のように型をimportすると型を付けることができます。

import "@azure/openai/types";

つまり@azure/openaiにはもう型しか入っていません。