ポンコツWin PCをKali Linuxデュアルブートできるようにした話
はじめに
開発をする上で、Windowsって正直めちゃくちゃ使いにくくないですか?
まず、まともに動かすためにはわざわざWSL(Windows Subsystem for Linux)を立てないといけない。
PCの性能が低いとWSLを起動しただけでCPUもメモリも悲鳴を上げる。
そして、Dockerなんて動かそうものなら──
ファンが爆音。
タスクマネージャーは常に100%を指し
エディタはカクカク。
「開発環境どころじゃないじゃん!」という地獄絵図。
…というわけで、私は決めました。
「全部Windowsが悪い」ということにして、Kali Linuxでデュアルブート環境を作ってやろう。
ところでなんでKali Linuxなのかって?
私はMac持ってるしubuntuじゃ面白くない。
そして何よりこの竜かわいいじゃん👀!
デュアルブートしたPCの画面
参考資料と実行環境
てことで参考です。
これ見ながらやったら数分で終わりました。
別に躓くところもなさそうだったので今回は方法については割愛。
PCスペック
CPU: Ryten7 5700
Ram: 16GB DDR5?
Rom: 1TB
必要要件
Kali Linuxのインストールには60GB以上の空き容量が必要です。
Win OSのパーティション縮小で60GB以上あけられない場合はディスクのクリーンアップしてみたりドライブの最適化を行ったりしてみてください。
使用感
Kali Linuxを入れてまず感じたのは、とにかく軽い!
あんなにモッサリしていたWindowsが、同じマシンとは思えないほどぬるぬる動くようになりました。
起動も速く、ログインしてすぐ操作できる。
ブラウザの立ち上げも早いし、ターミナルもサクサク反応。
特にVSCodeやPython、Gitなどを使うときのレスポンスの良さは段違いです。
もちろん、UIはWindowsに比べて無骨で、最初は少し慣れが必要。
でも慣れてしまえば、「もうWindowsには戻れないかも」と思うレベルの快適さです。
ファンの音も静かになり、CPU使用率も常に低め。
“ポンコツ”と呼ばれていたこのPCが、ここまで復活するとは…。
正直、もっと早く試しておけばよかったと思うほど。
そして何より、Macのようにネイティブで開発できるのが最高でした。
Macでの開発に慣れていた自分にとって、Linux環境はやっぱりしっくりくる。
一方で、Windowsで開発していた頃は、ネイティブ環境で動かそうとするたびにWindows Defenderが邪魔してくる。
結果、「Defenderをディフェンドする」という意味不明な戦いが発生していたのですが──
それももうない。自由です。最高です。
#結論
結論としては、
「Kali Linux最高!……でも普通の開発するならMacでええやん。」
という、身も蓋もないオチになりました。
ただひとつ言えるのは、
Winよりは開発しやすいし、環境を分けれるというのは大きなメリットだと思います。
なのでMacなんて持ってないけどWin PCで快適開発をしたい、、、ということなら全然アリだと思うので、ぜひやってみてはどうでしょうか。
最後に(おまけ)
Kali Linuxはペネトレーションテストとか、セキュリティ検証・CTF向けの特殊なLinuxディストリビューションです。今回はネタでこれをデュアルブートの対象としていましたが、本気で開発環境を別で立てたい場合はKali Linuxじゃなく、普通にUbuntuを入れることをおすすめします。
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