気が付いたら自分の契約してる東京リージョンのVPSが海外移転してた話 SSDNODES
はじめに
こんにちは。
今回は、自分が契約している東京リージョンのVPS(Virtual Private Server)が、気が付いたら海外のリージョンに代わっていたお話です。
概要
- VPSのリージョンが変わっていた経緯と対応
- マイナーな格安VPSである(SSDNODES)[https://www.ssdnodes.com/]について
- DNS監視の必要性について
SSDNODESを契約していた経緯
バックエンドを持つようなWebサービスを学生で立てようと思った際、かなり問題となるのがサーバー代です。よくGCP・AWS・Azureのようなサービスが推奨されていますが、3年近く前の私は今よりもお金に余裕が無く、そういった従量課金要素があるサービスによるクラウド破産を恐れ、手が出せずにいました。
そこで、出来る限り安価で、かつ操作性を考え日本リージョンがあるVPSを探しに探し、たどり着いたもののうちの1つがSSDNODESでした。年契約にはなってしまうものの、メモリ8GB・SSD 160GBを年64ドル、1ドル150円換算だと月800円ほどで契約できました。
実際、安価で定額、かつ比較的大きいVPSを持っているというのは当時の私としては心強く、JPHACKSというハッカソンではこのVPSにSSHして自動デプロイするgithub actionsを書き、乗り切ったこともあります。今見ると、思う所は色々あるコードですが...
そんなこんなで活用していたSSDNODESのVPSですが、用途に応じてVultrやIndigo、AzureやOracle Cloudの無料枠を使ったりしているうちに、いつの間にか放置されていました。
気づいた経緯
友人と作りたくなったサービスの要件定義を進めていたところ、デプロイ先として放置中のSSDNODESのVPSがちょうど良さそうだということになり、久しぶりにWeb管理画面を開いたところ...
Tokyoだったはずの2つのサーバーのリージョンがTorontoとSeattleになってました
しかもIPアドレスも変わっていました
驚いてメールを確認したところ、2か月以上前の1月13日このようなメールが来ていました
メール抜粋
どうやら、Edgio社が破綻した混乱で問題が生じるかもしれないから、緊急でサーバーを移転させるよ~とのこと。
そんな大事なメールを2か月も見逃していた自分を恨みつつも、カナダやアメリカのリージョンは遠すぎて使い物になりません。そこで、もう混乱も収まっただろうし東京リージョンに戻せないかチケットを発行したところ、50分後(?!)には以下のような返信が来ました。
もう新しい施設で東京リージョンを開始しているので戻せるとのこと。安堵しつつ、既存のサーバーで使いたいデータはほとんど無かったので、必要な分だけ自分でダウンロードした後、東京リージョンで作り直してもらうようお願いしました。依頼した20分後には、担当に伝えるから待っててね~との連絡が来て、10時間後には無事東京リージョンに設定されました
学び
- SSDNODES、あまりにも格安なので安かろう悪かろうのつもりでいたのですが、サポート対応があまりにも早く驚きました。以前ここでマイクラ鯖を建てようとした時には微妙だったので、CPU負荷がかかるようなものに向いているのかは怪しいですが、学生等で大き目のVPSを使いたい人には良いと思います。
- 今回、海外移転していたサーバーのうち1つに対し、元々サブドメインを向けていました。移転後は自分が管理していないIPに向いていたことになるので、学生の個人開発とは言え、DNSの監視等の必要性を改めて感じました。
終わりに
- 自分のVPSが知らぬ間に海外に~なんてことはなかなか無いかもしれませんが、格安で日本リージョンもあるのにも関わらずSSDNODESの日本語情報がほとんどないので、参考になれば幸いです。
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