Prodcut Engineer Night #1 イベントレポート!
こんにちは。アセンド株式会社でプロダクトエンジニアをしているまっつんです。
今回はプロダクトエンジニアを集めたミートアップを初めて開催したところ27名もの方に集まっていただき、LTから懇親会まで大変盛り上がりました!最後にはPdENightを友人や同僚に薦める可能性がどれくらいあるか、という点数を10点満点で評価するNPSで取り、結果は平均点9.3と大好評に終わりました。そのイベントの開催レポートをお届けします!
アジェンダ
プロダクト志向を持ったプロダクトエンジニアを集めるミートアップの第一回目。
今回は MVP(minimum viable product) をテーマに、今勢いのあるスタートアップ二社から2名の方が応募してくれ、アセンドCTOの丹羽の3名でLTをさせていただきました!
- オープニングトーク プロダクトエンジニアとは? / Product Engineer Night開催の経緯
- LT① BtoB SaaS 開発におけるMVPのバランス感と勘所
- LT② Vertical SaaS と Horizontal SaaS の開発を経験したエンジニアが考える MVP とそれに向けた走り方
- LT③ PoCに向けた最小限の機能開発で考えたこととしくじり
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Unconference! (交流会)
- 弊社プロダクトエンジニア宮津さん渾身のスパイスカレーとお酒をお供に
オープニングトーク
Product Engineer Nightに対する熱い想いを丹羽さんから発表
- プロダクト志向をもつエンジニアがもっと胸を張って開発ができる環境を作りたい。そんな思いを持ってこのコミュニティを立ち上げた
- 公共性の高いコミュニティへと進化させ、社会課題・顧客課題に向き合ったプロダクトエンジニアが増える大きな流れをみんなで作りたい!
- プロダクト開発は不確実性の塊
- 多様な知見で開発に向き合うことで価値あるプロダクトが作れる!
- プロダクト志向をもつエンジニアが集まり、知識と経験を共有して、議論を深めること
今回のテーマはMinimum Viable Product
よく言われるMVPだが、一体どんなもので、プロダクトエンジニアとしてどう対応していくのか。みんなで議論しましょう!
LT① BtoB SaaS 開発におけるMVPのバランス感と勘所 ~丹羽 健 / アセンド株式会社 取締役CTO~
- 今までたくさんのMVPを開発してきた
- Lean Startupをモデルにトライし、toCのモバイルオーダーサービスは検証がそこそこ上手く行った
- 業務で扱うアプリの開発は・・・
- Mockを提供して顧客に当てても実際に業務運用に乗せると解像度の異なる課題が続出
- 業務に乗るということの最低限が遠い!
- MVPとは ~改めてLean Startupから定義し直す~
- 「Product Market Fitまで少ない投資と開発期間で実際の市場・顧客から学ぶ形で検証してから作り込み、拡大させようとする考え方」
- toBで立証すべきこと
- プロダクトに付加価値があること
- 大前提として業務が成立すること
- 最低限を開発するためのアプローチ
- ゼロから要件を精査する
- 生産性・高頻度デプロイでカバー
- ドメインへのディープダイブ
LT② Vertical SaaS と Horizontal SaaS の開発を経験したエンジニアが考える MVP とそれに向けた走り方 ~長尾 恭太 / 株式会社estie デザインエンジニア~
- 登壇者:株式会社estieデザインエンジニア きょんしーさん
- 前職はHorizontal SaaSでフロントエンドエンジニア
- 今は新規プロダクトの開発を担当
- デザインシステムも取り組んでる
- Horizontal SaaSのターゲット
- 大きくはSMBとエンタープライズ
- この中でVerticalに攻める
- Vertical SaaSは業界に特化、だが、お客さんが少ないわけじゃない!
- 結局のところ、MVPはよくわからん笑
- MVPできてなくても商談に行けたり、できてても本導入にならなかったり
- MVPは、特定のマーケットやセグメントに絞ってPFMを目指すことなのでは?!
- MVPはどこまで作れば達成するかを描きにくいが、PMFは達成したら目に見えてわかる
- きょんしーさんおすすめの記事:顧客のバーニングニーズ
- 肩書を意識してる場合じゃない
- リソースは限られているし、競合との兼ね合いで時間も限られている
- デザインエンジニアだからバックエンドを触らない ⇒ スピードが落ちる
- 早く検証しなければ顧客が必要だったものなのかが分からない
- プロダクトのためになんでもしていく!!!
LT③ PoCに向けた最小限の機能開発で考えたこととしくじり ~河野 光司 / 株式会社hacomono フルスタックエンジニア(web)~
- 登壇者:株式会社hacomono 河野 光司(こじこじ)さん
- PoC
- 特定のお客様にお試しで使ってもらって使えるかどうか確かめる
- どう作っていったか
- 「ペルソナやシナリオは決め打ち、使えるものは使いまわして最低限の機能だけ」
- チームはhacomono歴半年未満の4名!Webエンジニアはこじこじさんだけ・・・!
- キックオフからリリースまで4週間!
- メンバーのプロダクトや顧客への解像度は最初なんも分からん状態から、動くものが少しずつ出来るにつれて段階的に増加し、3週目以降から爆上がり
- 実装やレビューの繰り返し
- どう顧客に展開したか
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feature toggleで利用できる顧客を制御し、特定の顧客に対して機能をリリース
- カナリアリリースができるし、バックアウトも容易
-
feature toggleで利用できる顧客を制御し、特定の顧客に対して機能をリリース
- やってみてどうだったか
- 特定のシナリオ・ペルソナを深掘りできる
- 予期せぬところで影響は出ちゃったりするが・・・
- 質疑応答
- 4人でのドメイン知識の解像度の高さの理由
- 朝会を毎日やっていたのがよかった。心理的安全性が高くなり、PdMとのディスカッションが増え、解像度の向上につながった
- 4人でのドメイン知識の解像度の高さの理由
懇親会
豚バラを黒ビールで煮込み、1日前から用意したこだわりカレーと飲み物と共にテーブルに分かれて議論。
今回のテーマであるMVPやプロダクトエンジニアについての議論が多くあったので、いくつか抜粋します。
- プロダクトエンジニアのキャリアパスって?
- PdMとPdEのいい関係性とは?
- PdM, プロダクトデザイナー、エンジニアでのより良い協業について
- 新規事業のプロダクト開発で視座の高い目標・設計に向かいすぎて足元の難しい実装や論点に直面し、プロダクトの目標地点に行きつかない悩み
- 大きな企業だとSREやインフラの運用に人を引っ張られるが、新規事業開発も必要で、少ないリソースで社内にプロダクト志向を持ったエンジニアを増やすしかない
- プロダクトに対してこうあるべきだ、と言える・言うエンジニアでも顧客の深い要望まで見えてない時があり、それを教える大変さ(PdM側)
- 一回失敗させてワンサイクル回して教える。素直に受け止められる人はめっちゃ伸びる
- PdEに必要な素直なフィードバックとアンラーンの大事さが良く分かる例
これ以外にもたくさんの活発な議論があり、悩みも多く見受けられたので次回の議論が楽しみです!
アンケート
最初に載せたNPSと一緒に、次回のProduct Engineer Nightで扱って欲しいテーマをアンケートで取りました。合計74の希望テーマが出ました!
それを元にジャンルをタグ付けしてみた所、こんな感じに。
- 開発フロー
- 組織周り
- プロダクトエンジニアそのものの役割
などが多い印象でした。次回以降の参考にさせていただきます!!!
まとめ
今回はプロダクトエンジニアを集めてMVP開発についてのLTとそれを元に親睦を深める懇親会を行いました。
プロダクト志向を持つエンジニアは多くいるし、そんなエンジニアと繋がりたい・何をやってるのか知りたいという人が多くいる事が分かり、とても嬉しく思いました。
今回Xの実況者として参加していただいたFindyのゆーだいさんがTogetterのリンクを作っていただいたのでこちらも是非!他の参加者の方もかなり投稿してくれて、熱いまとめになっています!
次回予告
次回は2024年の1月を予定しています。第2回・第3回と続いていくので、登壇・協力してくださる方も、参加してくださる方も募集してます!XでアセンドCTO丹羽のフォローか、Connpass上でProduct Engineer Nightのフォローを是非よろしくお願いたします!
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