warpがwindowsにいつの間にか対応してた
この記事では
筆者がwarp導入に至った簡単な経緯と、行った設定について記述します。
warpについて
warpは良い感じのターミナルです。
見た目が良いだけでなく、AIによるコマンド補完や、自然言語による対話でのコマンド実行が行えます。
MacOSで開発している時は好んで使っていましたが、かつてWindowsに対応していませんでした。
2025年の2月頃からWindows対応したみたいなので、wezTermに別れを告げてwarpを導入しました。
インストール
この公式サイトでWindows版インストーラをダウンロードしましょう。
設定
wezTermを使い始めたときは理想環境にするのに随分と時間を掛けましたが、今回はいくつかの項目を変更するだけですぐに満足のいく環境ができました。
ウィンドウの右上のアイコンをクリックするとSettingsという項目が見つかります。
まずはこれをクリックして設定タブを開きましょう。
シェル
Powershell? 要りません。
warpはデフォルトでOSの標準シェルを使用しますが、僕はbashの方が好きなのでシェルを変更しました。
設定の検索欄にshellと入力すればシェルの設定項目が見つかります。
bash.exeのパスを入力しましょう。
このとき、Windowsらしく C:\Your\Path\to\bash.exe
と、バックスラッシュで入力したらバグりました。
慣れ親しんだスラッシュで入力しましょう。C:/Your/Path/to/bash.exe
※しかしwarpはPowershellのままであってもlsなどの入力を受け付けます。
これは良い感じにPowershell用のコマンドに変換してくれるためです。
したがって出力はいわゆるlsのものではなく、あくまでPowershell形式になります。
作業ディレクトリ
warpはデフォルトで$HOME
を開き、新しいタブでは元のタブのディレクトリを引き継ぎます。
僕は分けあって$HOME
を作業ディレクトリとしては使っていないので、これも変更しました。
設定の検索欄にworkingと入力すれば作業ディレクトリ(working directory)の項目が見つかります。
自然言語検知
warpの最大の特徴である、AIによる自然言語対話。
しかしデフォルトでは、コマンドラインへの入力が自然言語だと判断されると自動で対話モードになります。
これは一見便利そうですが、カスタムエイリアスを設定していると誤検知されてめんどくさいです。
設定の検索欄にnaturalと入力するとAI設定のInputセクション内にNatural language detectionという項目が見つかります。
これをオフにしました。
自動検知が無くても対話モードには手動で切り替えられます。
文字
文字サイズは少し小さめが好みなので変更しました
これも設定の検索欄にfontと入力すれば見つかります。
僕はFont Sizeを13pxにしました。
見た目
Appearance設定の一番上にThemesという項目があります。
ここではwarpの見た目をいくつかのプリセットから選択できます。
プリセットだけでもかっこいいものがいくつもあります。
画像を用意して自前のカスタムテーマを作ることもできます。
良い感じに背景らしいフィルタをかけられます。
おわりに
warp、おすすめです。
AI以外にも、コマンドを保存してチームで共有できるworkflowsなどもあるみたいです。
個人で使っている分には.zshrcに書けば済む話ですが、アカウントで同期できるので複数デバイスで作業をする人にはいいかもしれません。
是非試してみてください。
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