一度自然消滅したテックブログを復活させてみて
こんにちは、アルサーガパートナーズ株式会社のbariです。
ネイティブアプリのエンジニア兼エンジニアマネージャーをやっています。
ブログにタイトルにある通りで今年、2023年春頃に私達は自然消滅していた会社のテックブログを復活させました。
アドベントカレンダーの最終日で今年の節目となる日に少しその事について書きたいと思います。
これからテックブログを始めようと思われている方や、会社としてテックブログが無いけど提案してみたいと思われているような方の参考になれば幸いです。
なぜテックブログを始めたか
実は当社は数年前までテックブログを書く文化がありました。
しかし、いつの間にか自然消滅してしまい、会社のorganizationで記事を投稿する人は誰もいなくなってしまいました。
テックブログを続けることの大変さを感じると共にそれを思うとエンジニアとしては寂しく思うところがありました。
私はテックブログを書くという文化そのものが好きだったのだと思います。
現在、当社は毎月10名以上のエンジニアを採用していますが、エンジニア組織が拡大したのにも関わらず、以前出来ていたものが出来なくなるのも残念に思う気持ちがあったのも正直なところです。
技術広報的な活動で会社の知名度をもっと上げていきたい思いがあったのも一つの理由でした。
また、エンジニアのキャリアにおいてコーディング以外でブログという形でもアウトプットを作っておくことはプラスであると考えています。
初学者の方でも文章でアウトプットをすることで思考の整理になったり、備忘録として後で役に立つことがあると思います。
おまけになりますが、テックブログによってこれから当社の面接を受けてみようと思ってくださる方々にどんな雰囲気の会社であるか、どのような技術を使っているかなどに関してブログを通して少しでも雰囲気が伝わると良いなとも思っています。
上記のような様々な理由からテックブログを再度始めてみようという決断になりました。
どのようにテックブログを継続させているか
一般的にテックブログを会社で続けていくのは難しいと言われています。
実際に当社も一度失敗をしています。
現在ではテックブログを続けるために以下のような工夫を行っています。
- 有志での運営メンバーで定期的に執筆数の確認や目標設定や施策の計画を行う
- たまに懇親会を行い、テックブログに興味のある新規参加者を募ったり、既存メンバーでも新たに執筆をする切っ掛けに繋げる
- 新規参加者の場合は必ずしも公開する必要は無く、タイトルだけ書いて保存してもらうのを目標にする事で執筆に対する心理的ハードルを下げる
- あえて、月の執筆数のKPIを設けない事で強制力が働きすぎたり、焦ったり嫌な気持ちでブログを書くことが無いような運用にする
テックブログをどのように捉えているか
テックブログを続けるための工夫に共通するとことがありますが、心構えとして会社のためだけにテックブログを書いてもらおうとは思っていません。
ZennやQiitaでのブログ投稿はあくまで個人の所有であるべきと捉えています。
たとえ次のキャリアに移ることがあったとしても今まで書いてきたアウトプットは無駄にはならないようにと考えています。
また、会社のためだけに書くという観点では無く、あくまで個人のスキルアップのために書いてもらいたいと我々運営メンバーは考えています。
今年テックブログを続けてみた感想
組織をマネジメントしていると自分自身含め、メンバーからも思い付きで何か施策やイベントを提案してもらうことがあります。
程度の差はあれ、様々な理由からそれを実行するのが難しい時もありますが、いざ実行するとなれば最初は皆んなワクワクしていたりするので新鮮な気持ちとテンションで実行していけたりします。
初めて何か物事を実行できた時の達成感はかなり大きいと思います。
ですが、一番大変なのはその後で継続して企画した事に取り組み続けるのが最も難しいです。
もちろん、一回やってみて効果が薄かったり、結果的にやらない方が良かったというフィードバックが得られれば一回きりで終わりにしてしまうのも良い判断だと思います。
そうでは無い場合だと、三日坊主にならず二回目、三回目と何度も何度も定期的に継続して取り組みを行う事が重要であり、それが最もハードな事であると感じています。
やる度に新鮮さは失われて時にマンネリ化する事もあると思いますが、そういう状態こそが我々が成長している証であるとも思います。
その上で継続して取り組み続ける事で実力となっていきます。
シンプルですが、継続は力なりですね。
話が抽象的になってしまいましたが、テックブログも復活させた時が一番ワクワクしていたのが正直なところです。
やはり、それから続けていくとどんどんとブログの執筆数も落ち込んでいった時もありました。
しかし、ここで活動を辞めてしまったら元の状態に戻ってしまいます。
今は低い目標に見えてしまうかもしれませんが、当面は鎮火させないのを第一目標にして、文化というレベルに昇華出来るまで、少しでも続けていきたいと思いながら活動をしています。
いつか花が開く時が来るのを信じています。
「いつかなくなるかもしれない。」
矛盾するかもしれませんが物事に"必ず"や"ずっと"というものは無いとも思っているので、いつかまたテックブログの執筆が無くなっても良いとも思っています。
それもまた成長の一つであるのかもしれません。
そう思いながら気負い過ぎることの無いように適度に肩の力を抜きながら続けています。
今は週に何本もブログを公開できるような体力のある会社では無いですが、我々が書いたブログが一人でも誰かのためになればと願いながら進めていきたいと思っています。
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