質問の仕方について(新入社員向け)

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これはなに?

社内の新入社員向けに書いた、先輩や生成AIに対してどのような質問をすればよいかをまとめた記事になります。

原則

大雑把なものから細かいものへと順番に現状を説明しましょう。

いきなり細かい話をしてもなかなか理解されません。特に質問が苦手だと思う人は、大雑把すぎるくらいの話から始めてください。ちょうどマトリョーシカを開けるかのごとく、大きな話から小さな話をするように心がけましょう。

こちらが一言話しかけた際には相手の表情や返事を確認しましょう。よく分かっていなさそうであれば、話の細かさが合っていないか、話の切り口を間違えています。あるいは話しかけた相手が忙しいパターンもあります。相手の理解を確認できたら段階的に細かい話に移るように意識してみましょう。

話の細かさ

話の細かさはどんな質問に対する説明かで決まります。ざっくり下記の質問に対応する順番になります。参考にしてみてください。

←大雑把な説明     細かい説明→
「なに」「どこ」「なぜ」「どのように」

「なに」

  • 「なに」が最も大雑把な質問なので、「なに」に答えられるような説明をまずはしましょう。

  • 「問題はなに?」 対象となる範囲を明らかにしましょう。技術の話なのか、◯◯案件の話なのか。ここは始めはなかなか難しいですが、切り出し方については経験を積めばコツをつかめるはずです。生成AIにどんな現状の説明の仕方がよいか聞いてみるのも良いでしょう。

「どこ」

  • 「どこが問題?」 APIなのか、フロントなのか、DBなのか、顧客とのやり取りなのかなど、当たりをつけましょう
  • 「どこを探した?」すでに問題があるのかを探した箇所があるのなら、それを説明しましょう

「なぜ」「どのように」

  • 質問する人がこれらの問い(に対する説明)を意識する必要があるケースはほぼありません。
  • まずは、「なに」と「どこ」に意識を向けて、それらに答えられるような説明ができるようにしましょう。

上司の記憶は短い


役職が上であればあるほど、携わる案件の数は増えていきます。あなたが携わっているプロジェクトが1つなのに対して、上司は5つあったりします。5つもあるとプロジェクトの詳細まで覚えるのは難しいでしょう。ちょっと前に話したことであっても、上司にとっては頭を切り替える必要があります。そういったときには話を省略せず、繰り返し話したほうが無難でしょう。
これらのことを加味すればより円滑なコミュニケーションが取りやすくなると思います。ぜひやってみてください。

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