M1(Apple Silicon) Mac で Linux (1)Kubuntu インストール編1
今回の内容
M1(Applesilicon)MacにKubuntuを入れる為の方法第1回。
イメージの在り処と、ダウンロードまで。
はじめに
Linuxを始めたい、でもMacだから・・と考えている人もいるかと思います。むしろAppleSilicon搭載のMacなら、Linux入れるしか無いと断言しましょう。そもそもLinux作ったLinusさんも今開発に使ってます。ええ、マジで。
It's the third time I'm using Apple hardware for Linux development - I
did it many years ago for powerpc development on a ppc970 machine.
And then a decade+ ago when the Macbook Air was the only real
thin-and-lite around. And now as an arm64 platform.
Linusさんが使っているのはAsahi Linuxで、仮想環境で動くものではありませんが(僕もAsahiが安定するのを凄く楽しみにしていますが)、Macの仮想環境で始めるLinuxは、初めて使うには最高です。理由として
- AppleSiliconゆえに仮想環境も動きがなめらか。そして速い。
- 仮想環境だから失敗しても何も壊れない。大きな挑戦する前にセーブできる。
- MacOSとフォルダを共有できる。MacOSもUnixなので、親和性が高い。
- MacOSとLinuxの間でコピペができる。
ただし、3Dゲームなどは出来ないと思ったほうが良いです。Blenderも動きませんが、そもそもMacOSに入れるほうが快適です。
尚、ここでは有料のParallelsを使用していますが、他の無料の仮想マシンでも動くとの話。しかし独自のツール(Linuxのカーネルドライバ)を提供するParallelsは正直オススメできます。
環境
- Mac Book Air(M1,2020)
- Parallels 18
- 4Kモニタ(もちろんなくてもOK)
- 外付けキーボード・マウス(これもなくてもOK)
インストール準備
仮想マシンの準備
Parallelsを使いますが、正直これはインストールするだけです。
仮想マシンについて今回は詳細に説明しません。知らない人はネットで検索すると多くの解説が見つかります。
インストール用のイメージを入手する
ParallelsにはUbuntuやFedraを自動でインストールしてくれるインストーラがありますが、KubuntuなどのUbuntu派生型(いわゆるフレーバー)はメニューにありません。
じゃあ、とホームページを探しても、2023年10月時点でAppleSilicon用のインストーラは見つかりません。
- AppleSiliconで動くのは、arm用のファイルです。(arm、aarch64と記載があります)
- arm用として、Server版ならUbuntuインストールイメージが配布されています。
- Kubuntu自体はUbuntuに後からインストールできるarm版のパッケージがあります
そこで、2段階に分けて入れれば、Kubuntu環境がつくれます。
1.Server版のUbuntuを入れる
2.Kubuntuパッケージを入れる
ダウンロード
では下記から最新のLTSである22.04serverを落とします。常に最新版があるので、下記リンクから直近の日付を選んでください。
分かる人はリストから選んでダウンロード、わからない人は下図リンクでOK。
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