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M1(Apple Silicon) Mac で Linux (4)Parallels調整編

2023/05/04に公開

今回の内容

M1(Applesilicon)MacにKubuntuを入れる為の方法第4回。
前回まででKubuntuをインストール完了。さあ、ここからだ。(え)
今回の内容は、Kubuntu以外のディストリビューションを入れる人でも恐らく同じです。

Parallelsの設定

仮想マシンの設定

まずは、Linuxをシャットダウンします。そしてParallelsのコントロールセンターから、Linux仮想マシンを選び、①メニューの処理から構成を選ぶか、②右クリックして構成を選びます。

下記の設定を調整する事をおすすめします。もちろん自分の好みですが。

オプション→共有

  • ミラーリングはMacとLinuxのドキュメントフォルダが共有されます。私はオフ。
  • 任意のフォルダを共有で、クラウド含めて共有しています。


オプション→アプリケーション

アプリケーションは共有しません。mac側でファイルをダブルクリックすると、関連付けられたLinuxのアプリが起動するのですが、関連付けられたアプリがMacのものかLinuxのものか分かりづらく、仮想マシンの立ち上がってしまうので避けています。


ハードウェア→CPUおよびメモリ

Linuxを優先するなら増やします。


<重要>ハードウェア→グラフィック

間隔を広くするを選択。これでRetinaがフルで使えるようになります。その分、DPIの設定が必要ですが、オススメします。


<重要>ハードウェア→マウスとキーボード

前回説明しましたが、ここはゲームに最適化しないにしましょう。起動時にキーボードやマウスの操作が効かなくなるのを避けられます。(私はほぼ無くなりました)


ハードウェア→共有プリンタ

デフォルトのまま共有しておくと、Linux側で自動的にプリンタを認識します。(Ubuntuなどの自動認識機能がある場合です。なくても、設定すればMacに設定してあるプリンタが使えるようになります)


ハードウェア→共有ネットワーク

デフォルトのまま、共有ネットワークで使います。(ここを弄る人はこの記事読んでないとおもわれ・・)


ハードウェア→サウンドとカメラ

デフォルトのままで、Linuxでも音声デバイスが使えます。

以上でParallels側の設定は終わりです。

Linux側の設定

次にLinux側の設定をします。何をするかというと、ParallelsToolsというプログラムを組み込みます。最初これは便利ツールみたいなもので入れなくても良いと思っていたのですが、これを入れると次のような効果があります。別物です。

  • グラフィック性能が大幅に上がる(Parallelsを介してアクセラレータが効く)
  • MacとLinux間でファイルの共有ができる。コピペもできる。
  • 異なる仮想マシンのLinuxとLinux間でもコピペができる(超便利)

ではいれます。
図はKubuntuです。右上の!マークになっているParallelsのアイコンをクリック。
すると右下に新しいデバイスが繋がったとメッセージが出ますから、そこでMount Openをして中をみます。

すると中にはこんな物が入っています。対応しているUbuntu22.04やKubuntu22.04ならば、入れるだけ。

GUIの場合

install-guiをクリックして起動。パスワード聞いてきますから、入れて待つだけ。

CUIの場合

このDolphinのWindow上で右クリックし、Terminalを開きます。

sudo ./install

完了

インストールが終わり再起動すると、画面に’Parallels Shared Folders’があるはずです。また、画面の動きも高速に。これで完了です!お疲れさまでした!

次回:仮想環境向けKubuntuの初期設定

脚注
  1. もし分からなければ、プログラムを文字ファイル(読める)から実行ファイル(読めない)に変換する事だと思ってください。何故予め準備せずにそんな方法を取るのかと言えば、”その環境に応じた実行ファイルを作るため”その場で調理するということです。 ↩︎

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