M1(Apple Silicon) Mac で Linux (4)Parallels調整編
今回の内容
M1(Applesilicon)MacにKubuntuを入れる為の方法第4回。
前回まででKubuntuをインストール完了。さあ、ここからだ。(え)
今回の内容は、Kubuntu以外のディストリビューションを入れる人でも恐らく同じです。
Parallelsの設定
仮想マシンの設定
まずは、Linuxをシャットダウンします。そしてParallelsのコントロールセンターから、Linux仮想マシンを選び、①メニューの処理から構成を選ぶか、②右クリックして構成を選びます。
下記の設定を調整する事をおすすめします。もちろん自分の好みですが。
オプション→共有
- ミラーリングはMacとLinuxのドキュメントフォルダが共有されます。私はオフ。
- 任意のフォルダを共有で、クラウド含めて共有しています。
オプション→アプリケーション
アプリケーションは共有しません。mac側でファイルをダブルクリックすると、関連付けられたLinuxのアプリが起動するのですが、関連付けられたアプリがMacのものかLinuxのものか分かりづらく、仮想マシンの立ち上がってしまうので避けています。
ハードウェア→CPUおよびメモリ
Linuxを優先するなら増やします。
<重要>ハードウェア→グラフィック
間隔を広くするを選択。これでRetinaがフルで使えるようになります。その分、DPIの設定が必要ですが、オススメします。
<重要>ハードウェア→マウスとキーボード
前回説明しましたが、ここはゲームに最適化しないにしましょう。起動時にキーボードやマウスの操作が効かなくなるのを避けられます。(私はほぼ無くなりました)
ハードウェア→共有プリンタ
デフォルトのまま共有しておくと、Linux側で自動的にプリンタを認識します。(Ubuntuなどの自動認識機能がある場合です。なくても、設定すればMacに設定してあるプリンタが使えるようになります)
ハードウェア→共有ネットワーク
デフォルトのまま、共有ネットワークで使います。(ここを弄る人はこの記事読んでないとおもわれ・・)
ハードウェア→サウンドとカメラ
デフォルトのままで、Linuxでも音声デバイスが使えます。
以上でParallels側の設定は終わりです。
Linux側の設定
次にLinux側の設定をします。何をするかというと、ParallelsToolsというプログラムを組み込みます。最初これは便利ツールみたいなもので入れなくても良いと思っていたのですが、これを入れると次のような効果があります。別物です。
- グラフィック性能が大幅に上がる(Parallelsを介してアクセラレータが効く)
- MacとLinux間でファイルの共有ができる。コピペもできる。
- 異なる仮想マシンのLinuxとLinux間でもコピペができる(超便利)
ではいれます。
図はKubuntuです。右上の!マークになっているParallelsのアイコンをクリック。
すると右下に新しいデバイスが繋がったとメッセージが出ますから、そこでMount Openをして中をみます。
すると中にはこんな物が入っています。対応しているUbuntu22.04やKubuntu22.04ならば、入れるだけ。
GUIの場合
install-gui
をクリックして起動。パスワード聞いてきますから、入れて待つだけ。
CUIの場合
このDolphinのWindow上で右クリックし、Terminalを開きます。
sudo ./install
完了
インストールが終わり再起動すると、画面に’Parallels Shared Folders’があるはずです。また、画面の動きも高速に。これで完了です!お疲れさまでした!
次回:仮想環境向けKubuntuの初期設定
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もし分からなければ、プログラムを文字ファイル(読める)から実行ファイル(読めない)に変換する事だと思ってください。何故予め準備せずにそんな方法を取るのかと言えば、”その環境に応じた実行ファイルを作るため”その場で調理するということです。 ↩︎
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