Difyで簡単!メンタルヘルス支援チャットボットを作ってみた🧠
はじめに
こんにちは!アドバンテッジリスクマネジメント株式会社で働いている者です。
弊社はメンタルヘルス・ウェルビーイング経営の支援を行っている会社で、
日頃から従業員の心の健康について考える機会が多くあります。
最近話題のDifyを使って、何か実用的なアプリが作れないかと思い、
今回は
日記形式で今日の出来事を入力すると、AIが励ましや前向きなメッセージを
返してくれるメンタルヘルス支援チャットボット
を作ってみました。
結論から言うと、想像以上に簡単に作ることができました!
作成したアプリの概要
今回作成したのは、以下のような機能を持つチャットボットです。
- 箇条書きで今日の出来事を入力
- AIが内容を理解して温かく受け止める
- 頑張ったことを褒めて、大変だったことには共感
- 明日に向けて前向きなメッセージを返す
メンタルヘルス分野での活用を想定し、ユーザーが気軽に日々の振り返りができて、
セルフケアの助けとなることを目指しました。
Difyでの開発手順
1. アカウント作成とプロジェクト作成
まずはDify公式サイトでアカウントを作成。
Googleアカウントで簡単に登録できました。
ダッシュボードから「最初から作成」をクリックし、アプリの種類として「チャットボット」を選択。
アプリ名を「メンタルヘルス支援チャット」として作成完了です。
2. プロンプト設計
メンタルヘルス支援という目的に合わせて、以下のようなプロンプトを設定しました:
あなたは優しく共感的なメンタルヘルス支援アシスタントです。
ユーザーが箇条書きで今日の出来事を報告してくれます。以下の手順で応答してください:
1. まず、報告内容を温かく受け止める
2. 今日頑張ったことや良かった点を見つけて褒める
3. 大変だったことには共感を示す
4. 明日に向けて前向きで優しい励ましの言葉をかける
応答は以下の構成で:
- 「お疲れさまでした」から始める
- 内容を簡潔にまとめる
- 前向きなメッセージで終わる
- 親しみやすく、押し付けがましくない文体で
文字数は200-300文字程度にしてください。
3. AIモデルの設定
今回はGroq API Keyを使いました。
[Groq公式サイト]https://console.groq.com/home
こちらからGroq API Keyを発行します。
そして取得したAPI KEYをDifyに設定。
4. いざ実行!
デバックとプレビューにさっそく日記を追加し、実行
今日の出来事:
・朝6時に子供に起こされ、起床
・コーヒーをおいしく入れられた
・昼休み筋トレ頑張った。ハムストリングスがパンパン
・仕事を終わらせ子供を風呂に入れた
おお!かえってきました!
お疲れさまでした。
今日は朝から子供の声で目覚めましたね!コーヒーのおいしさを味わいつつ、昼休みには筋トレにチャレンジして、ハムストリングスもパンパンしてるところがすごいです!仕事を終わらせて、子供を風呂に入れるまでの時間は大切だったんですね。
今日は大変だった部分もありましたね。朝の目覚めの早さや、仕事の忙しさなど。ですが、それでも、子供との時間や自分自身の成長に向けた努力を惜しみませんね。
明日も、同じように一日を精一杯生きたいと思いますか?自分自身のための一歩を踏み出すことができるようになりますように、明日はまた新しい一日を迎えるとよいですね。
誰かに褒めれらるのは気持ちいいですね😁
チャットボットからNotionとかに保存して、振り返り機能とかついたらずぼらな私にも続けられそうな気がします(笑)
想像以上に簡単だった点
実際に開発してみて驚いたのは、本当に簡単にAIアプリが作れるということでした。
特に印象的だった点
1. ノーコードでの開発
プログラミング知識がなくても、GUI操作だけで本格的なチャットボットが作成できました。
2. 豊富なAIモデル選択肢
OpenAI、Anthropic、Google、Groqなど複数のプロバイダーから選択可能で、用途に応じて最適なモデルを選べます。
3. 即座のテスト環境
設定変更後すぐにテストでき、デバッグサイクルが非常に高速でした。
4. 簡単なデプロイ
作成したアプリは即座に公開でき、URLを共有するだけで他の人も利用可能になります。
Difyについて
Difyでのチャットボット作成を通じて、ノーコードでAIアプリケーションを構築する手軽さを実感できたのではないでしょうか。
今回はチャットボットにフォーカスを当てましたが、
Difyの最大の特徴は、直感的なドラッグ&ドロップ操作でワークフローを設計でき、
プログラミング知識がなくても本格的なAIアプリケーションを短時間で作成できる点にあります。
豊富なテンプレートと柔軟なカスタマイズ性により、様々な用途に対応したAIソリューションを
効率的に開発することが可能です。
まとめ
Difyを使ったメンタルヘルス支援チャットボットの開発は、想像以上にスムーズに進みました。
技術的な躓きもありましたが、代替手段が豊富に用意されているため、最終的には短時間で
実用的なアプリを作成することができました。
開発時間:約2時間(環境構築つまづき時間の解決含む)
ノーコード/ローコードツールの進化により、アイデアがあれば誰でも簡単にAIアプリを作れる時代になったと実感しています。
特に、弊社のようなメンタルヘルス分野では、このようなツールを活用することで、より多くの人にサポートを提供できる可能性があります。
みなさんもぜひDifyを使って、自分だけのAIアプリを作ってみてください!
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