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入社1年、リモート勤務で働いてみて感じた課題と工夫

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こんにちは!
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントで社内システムの開発・保守に携わっている者です。

はじめに✍️

新卒で入社してから1年が経ち、2年目がスタートしました。振り返ると、右も左もわからない中で、さまざまな業務に向き合いながら成長した1年だったと感じます。
中でも特に印象的だったのが、リモートでの働き方です。弊社のエンジニアは基本的にリモート勤務が可能であり、私もその環境で日々の業務に取り組んできました。
通勤時間がゼロであること、場所にとらわれず働ける自由さがある一方で、コミュニケーションやチーム連携、メリハリのつけ方の難しさなどを感じました。
この記事では、そんなリモート環境で感じた課題と、それに対して私が実践してきた小さな工夫や習慣をご紹介します。
特別な制度やツールがなくても試せる内容ばかりなので、同じような働き方をしている方のヒントになれば嬉しいです。

リモート勤務で見えてきた課題と向き合い方💻

📌課題①:距離感のある関係になりやすい

リモートでは、チームのメンバーと「同じ空間で働く」ことがなくなります。
これは一見効率的なようでいて、実際にはちょっとした雑談や相談のハードルが思った以上に高いと感じました。
「今、話しかけて大丈夫かな?」「これってチャットするほどのことかな…?」という迷いが、徐々に距離感へとつながってしまいます。

【工夫】定期的な1on1で距離感を縮める

物理的に会えないからこそ、定期的な1on1の時間をお願いしました。
そこでは、業務の進捗だけでなく、働き方や悩み、ちょっとした雑談も大切にしています。
プライベートな話題を自然と共有できるようになることで、「相談しやすさ」が育ってきたと実感しています。

📌課題②:仕事とプライベートの境界が曖昧になる

自宅が職場になることで、「仕事をしているつもりなのに集中できない」「仕事が終わったはずなのに頭が休まらない」といったことが起こりました。
特に配属直後は、オンオフの切り替えが難しく、生活リズムを整えることにも苦労しました。

【工夫】メリハリをつける環境・習慣づくり

リモートでも集中しやすくするために、小さなルールを自分に課すようにしました。
たとえば、「出社時と同じ服装にする」「仕事用のデスク以外ではPCを開かない」など。
さらに、作業時には照明を変えるといった五感からのスイッチ切り替えも効果的でした。

📌課題③:自分の頑張りが見えづらい・伝わりづらい

リモート環境では、相手の顔色や何気ない声かけがない分、自分の働きがどう受け取られているのかが見えづらく、不安に感じることがありました。
フィードバックのタイミングや機会も、明確に設けない限り曖昧になりやすいと感じました。

【工夫】定期的なフィードバックと報連相の確認

定期的にフィードバックの場をもらうことで対処しました。
また、「報告・連絡・相談ができているか?」を振り返る習慣も行うことを意識しました。
一方通行で終わらず、双方向のやりとりを意識することで、安心感と方向性のすり合わせができるようになりました。
他のチームでは、1on1以外にも、チームメンバーや上長と週に一度ほど出社日を合わせて一緒に仕事をする時間を作るなど、評価や信頼関係を築く工夫を取り入れているケースもあります。

📌課題④:質問のハードルが高い

誰かに質問したいときも、「何をどう聞いたらいいか」「この時間に聞いていいのか」が不明瞭で、結果的に自分で抱えてしまうことがありました。
文章だけで伝える難しさもあり、質問のハードルが高くなる場面も多かったです。

【工夫】質問の仕方に一工夫

すぐに送らず、「まず自分宛てにドラフトを書く」「5W1Hで整理する」ことを心がけています。
また、相手にYES/NOで答えてもらえるクローズドな聞き方や、スクリーンショット+赤枠などの視覚情報を活用することで、質問の意図が伝わりやすくなりました。
こうした小さな工夫が、質問することへの心理的ハードルを下げてくれています。

番外編:出社という選択肢もある🏃‍♂️

もちろん、全員がオフィスにいるわけではないため万能ではありませんが、状況に応じて出社してみることで、リズムが整ったり、気分転換になったりすることもありました。
リモートをベースにしつつ、選択肢の一つとして「出社」も活用しています。

まとめ📝

この記事では、リモートワーク可能である働き方の中で感じた課題と、そこに対して私自身が取り組んできた小さな工夫や習慣をご紹介しました。

リモートワークの環境はとても自由度が高く、場所に縛られず働ける一方で、「見えない距離」や「言葉の壁」といったコミュニケーション面の難しさも確かに存在します。

ただ、それらは一つひとつの行動や仕組みで少しずつ乗り越えられると感じています。
定期的な1on1、情報共有の工夫、メリハリをつける働き方。
これらはどれも、特別なツールや制度がなくても始められる「小さな工夫」ですが、その積み重ねがチームの信頼関係やプロジェクトの前進に確実につながっていきます。

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