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TOEIC 525→705→850|TOEIC学習を通して僕が感じたことまとめ

に公開

まず,「僕のTOEIC点数の遷移と勉強内容、その考察」→「おすすめしたいこと」の順でお話します
すべては,なんの科学的根拠も,存在しない僕の体感です
一ミリも参考にならないかもしれないし,一ミリは参考になるかもしれません

自己紹介

Figure1

どうも,あらいです.
今回の記事は,去年の春にTOEICで850スコア獲得したときのことを記録として残すために書くことにしました.
TOEICとの出会いは,大学1年生のときでした.なぜかわかりませんが,TOEICをがんばればかっこいい男になれるのでは? と思い,大学の春休みにはTOEICを受験するという恒例行事になっていました.
大学3年生のときは大学祭実行委員会としての活動が忙しくだんねんしましたが,大学4年の春には850というスコアを達成することができ,自分に自信がつき「頑張れば何でもできるじゃん!」と鬼ポジティブだったのを覚えています.
勉強当時,僕はTOEIC関連の動画やサイトを見漁ってモチベーションを保っていました.当時の僕のような人が血眼で読んでもらっても構いませんし,面白半分で読んでもらっても構いません!

スコア遷移(Before→After)

受験時期 Total Reading Listening
1年 4月 525 285 240
2年 4月 705 365 340
4年 4月 850 385 465

1. 勉強内容とログ

1年4月:525(R285 / L240)

  • 勉強期間:1カ月弱
  • 教材:出る1000(直前2週間、完成度40%弱)
  • 所感:感覚的な文法&大学受験レベル語彙の限界を痛感,再受験を決意

ごめんなさい...
何もしてなさ過ぎて,これぐらいしか覚えてません...

2年4月:705(R365 / L340)

  • 勉強期間:1カ月半(大学の春休み)

教材と完成度

  • 出る1000:80%
  • 金のセンテンス:85%
  • 精選模試3:70%(3周/主目的は時間内に解き切る
  • 究極の600問:20%(初見対策としてのみ)

やり方の実際

  • 出る1000:後半の13セットや一部の難問を除きほぼ完全記憶
    ①一周して間違えたところ印をつけ,印がついた場所のみをもう一周
    ②印がなくなったら全体を一周
    ③ ①と②を繰り返す
  • 金のセンテンス:注釈語を除きほぼ暗記
    音源のみでオーバーラッピングできる状態まで周回,毎日一周
  • 精選模試:出る1000同様に無限ループ.ただし今振り返ると、同一問題の多周回は「時間管理」の観点では過剰」(※この気づきは後述の考察へ)

まとめ

  • 実質、リーディング特化。リスニングは金セン音源以外ほぼ未着手
  • 180スコア伸びた要因=語彙量の底上げ+文法知識の体系化

4年4月:850(R385 / L465)

  • 勉強期間:1カ月半(大学の春休み)

教材と“表現を覚えた度合い”

  • 出る1000:95%
  • 金のセンテンス:100%
  • 極めろ!リーディング:80%
  • 精選模試 Reading 2・3:各95%
  • 精選模試 Listening 2・3:各80%
  • 990点獲得 最強Part7模試:90%
  • 990点獲得 最強Part6模試:80%
  • 990点獲得 最強Part5模試:90%
  • 990点獲得 最強Part1–4模試:70%

やり方の実際

  • 金のセンテンスは完全暗記、作業中でも音源が聴き流せるレベルに
  • 出る1000の文法事項は未定着ゼロに近い状態,705のときの無限ループを序盤は継続
    最後の2週間は飽きて,別冊の13セット分の実践演習を一日3セット解くを繰り返していた
  • 990点獲得系は片っ端から音読。とくにPart7は1〜2時間かけて丁寧に音読
  • 最強Part5模試も,出る1000同様のループ
  • 最強Part1–4模試は一周しかしてないです
  • リスニングは本番1週間前から集中的に着手 → 精選模試で正答率83〜85%まで向上
    →体感では、リーディング側の徹底音読が、音の変化感度を底上げ

まとめ

  • リーディングの物量でリーディングスコアを伸ばそうとしたが,大して伸びなかった
  • 145スコア伸びた要因=リスニングスピードで文法を理解できたことによるリスニングのスコア向上

2. 僕なりの考察

「読んで覚えるだけ」のリーディングには壁がある

  • 読み込みだけの学習では、Reading 400弱が一つの上限に感じています

  • 400超えを安定化するには、書く・話す(=アウトプット)で

    • 文法知識を使える表現として再定着させる
    • 英文処理の自動化を進める

    が必要だと感じた

「半英語脳」=英語をイメージで理解する

  • 「英語を英語のまま」はR&Lのスコア目的(850ぐらいなら)だと必須ではないと考える
  • その前段として、僕は英語→イメージ→理解の経路(=半英語脳)を重視
  • 例:メール文なら送る自分/受け取る相手、観光パンフなら現場の情景、クレーム文なら状況と感情の流れ
    イメージを先に立ち上げると処理が一気に速くなる
    → 読むのも聞くのも理解の初速が上がる

「わかった直後は速く正確に解ける」—この感覚を量産する

僕的に英語をイメージで理解するというのは,

  • 解説→和訳→イメージ理解の直後に同問を解くと一瞬で正解できる感じ

答えを知っているんだから当たり前では?!と思うかもしれないですが,この感覚にとても良く似ているんです!!(僕的に)
最終的に,僕は初見問題に対しても,和訳をすっ飛ばして,イメージまで持っていけた感覚がありました

  • 重要なのは、そのわかった状態を再現するための音読・復唱・繰り返し
    → 新規問題でも似た構造の既知化が起こり、リスニングも読みも安定

同一模試の周回は「目的次第」

  • 時間配分の体得が目的なら、同一問題の多周回は効率が落ちた気がします
    → 代わりに初見セットを定期投入して本番の“不確実性”に慣れる
  • 一方、表現の定着が目的なら、言い換え&音読の再現を重視して周回いいと思います

3. 僕がおすすめしたいこと

  1. “徹底的な”単語・文法の蓄え

    • 金のセンテンスは音源で口が勝手に動くレベル
    • 出る1000は未定着ゼロを目標に原因別(品詞/語法/意味)で穴埋め
  2. 模試を“めちゃくちゃ”解く(ただし目的を分ける)

    • 定着目的音読繰り返し解くを同じ参考書で続けるのがいい
    • 時間管理目的初見模試で、パート別の開始時刻・終了時刻を固定化
  3. 文法知識を“文章の一部”として理解する

    • Part7は文と文のつながり,Part5で学んだ品詞・語法を最大限活かして情景を思い浮かべながら文章を読む
    • 音読は「構文の輪郭」を声でなぞる作業,1〜2時間の集中音読はここに効く

4. よくある壁と僕の乗り越え方

当時の僕が次のようなことに悩んでいたら...を想定して,対策を書きます

  • 「読めるのに聞けない」
    一生,金のセンテンスをしてれば大丈夫一日で一周する感じで毎日音源と向き合え!

  • 「Part7が間に合わない」
    文法事項の抜け漏れがありそうだし,英語のイメージ理解が足りてない!

  • 「同じミスを繰り返す」
    なんぼでも繰り返してください! 次の日に正解できればいい!単語帳アプリを使って間違えたところを蓄える→暇なときにずっと見返すのがいい!

まとめ

  • 語彙・文法を未定着ゼロまで詰める。
  • 模試は目的別に:定着重視の周回時間管理の初見
  • 音読+イメージ化半英語脳を作ると、RもLも初速が上がる。

普段は大学の授業で精一杯でマルチタスクができるほど器用な男ではなかったので,春休みにしか頑張っていません.なので春休みには死ぬほど頑張りました.僕は人一倍不器用なので人一倍頑張らなければいけませんでしたし,それができる体質でした.皆さんは計画的に余裕を持って勉強するべきだと思います.

衝撃のTOEIC勉強のための一日

時間 内容
09:00~ 起床,重い体を引きずり朝の準備をする
10:00~ 市内の学習施設に移動,朝方は人が少ないため気分がいい,出る1000の周回などのデイリーミッションをこなす,慣れたものだ
12:00~ コンビニでお昼ご飯を調達,ごはん中も音源でのリスニングを欠かさない
15:00~ 地域の中高生が来るのでミスドに移動,毎日通いすぎて店員さんとお友達になる,がやがやしているのでリスニングではなくリーディングの読み込みをする
21:00~ ミスド閉店,学習施設に戻る,リーディングを時間計測しながら解く
22:00~ 学習施設閉館,30分かけて大学に移動,移動中は音源をききながらシャドーイング
22:30~ リーディングを時間計測しながら解く,すでに人の心は存在しない
24:00~ 最後の力をふり絞りリスニングをする,もはや命がかかっているので死ぬ気で聴く
25:00~ 重い体を引きずり帰宅,YouTubeでTOEIC関係の動画を見てマインドセットを欠かさない
26:00~ 就寝,辛すぎて涙がこぼれそうな夜もあった,また明日が来る

この記事は僕自身の学習記録に基づくものです。数値ややり方は、生活リズムに合わせて無理なく置き換えてみてください。

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