Android、iPhoneの初期化方法
前書き
ネイティブエンジニアであると、
- 会社の管理端末の管理
- 自分の開発用端末として色々端末触りたい
- 単純に色んなスマホに興味があって乗り換え頻度が多い
という形でスマホの売却であったり他人へスマホを渡すという行為が必然と多くなります。
その際に忘れずやらなければならない行為をまとめました。
Android
- データ移行
- 初期化
- おサイフケータイの初期化
- スマホ用電子証明書失効対応
- Googleアカウントのログアウト
- データの初期化
- おまけ
- SIMロック解除
- 残債の確認
データ移行
Googleアカウントでのバックアップ機能や、Androidの「データのコピー」機能を活用することで、
設定やアプリ、写真・動画などを新端末へスムーズに移行できます。
SamsungやXperia、Pixelなど端末によっては独自の移行アプリもあるため、そちらも有効活用すると安心です。
おサイフケータイの初期化
おサイフケータイは端末を初期化してもデータが初期化されません。
理由としてはおサイフケータイはFelicaチップ(ICチップ)に独立してデータを保存しているためです。
Felicaチップに情報が残ったままだと、他の端末へ移行できなかったり、トラブルの元になります。
残念ながらおサイフケータイアプリでの初期化もすることができないので、
契約キャリアショップに実際に赴き初期化の依頼をしないと初期化をすることができません😇
EdyやモバイルSuica、iD、QUICPayなどを使っている場合は、各アプリ内でも退会・削除・移行が必要です。
スマホ用電子証明書失効対応
マイナンバーカードを使っている人は「JPKI利用者ソフト」などでスマホ搭載の証明書を失効させる必要があります。
これを行わないと、万が一スマホが他人の手に渡った場合、電子申請などのリスクが残ることになります。
データの初期化
「設定」→「システム」→「リセットオプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」から端末を初期化します。
端末内の全てのデータが消去されますが、SDカードやeSIMなどは別途確認・削除が必要です。
Googleアカウントのログアウト
初期化の前に、Googleアカウントの削除を忘れずに行いましょう。
これを行わないと「FRP(Factory Reset Protection)」により、
次の利用者がそのまま使えない状態になります。
「設定」→「アカウント」→Googleアカウントを選択→「アカウントを削除」で対応できます。
おまけ:SIMロック解除・残債の確認
SIMロックが残っていると他キャリアで使用できない場合があります。
また、分割払いの残債が残っていると売却時にトラブルになることも。
キャリアのマイページや店舗で確認しておきましょう。
iPhone
- iCloudのログアウト
- 本体の初期化
iCloudのログアウト
iPhoneの場合は「iPhoneを探す」が有効になっていると、アクティベーションロックがかかり、他人が利用できなくなります。
「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iPhoneを探す」をオフにし、「サインアウト」でiCloudからログアウトしましょう。
本体の初期化
「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」から初期化できます。
事前にバックアップを取っておくことで、次のiPhoneへスムーズにデータ移行できます。
まとめ
スマートフォンを手放す前にやるべきことは、端末の種類(Android / iPhone)を問わず大きく分けて以下のポイントに集約されます:
- データ移行:必要なデータは新端末へ移す or バックアップを取る
- アカウントのログアウト:GoogleアカウントやiCloudの解除を忘れずに
- セキュリティ対策:電子証明書やおサイフケータイの情報は削除・初期化する
- 端末の初期化:すべての個人データを消去
- 売却・譲渡の準備:SIMロック解除や残債確認も行うと安心
初期化前にバックアップを取り忘れないこと、そしてアカウント解除を確実に行うことが、トラブルを防ぐ最大のポイントです。
参考記事
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