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OSS ライセンスについて大まかに理解する

2022/09/23に公開

1. 基本的な考え方.

OSS(オープンソースソフトウェア)は基本的に,

「ソースコードを利用するなら公開してね」

というものだと考えます[1]

しかし,利用しただけで,なんでもかんでも公開しなければならないと困ります.
そこでライセンスの種類によってその強制力を弱めようというわけです.

2. 縛りの強さは,以下の3つに分かれる.

  1. (強い縛り)コピーレフト
  2. (中くらい)準コピーレフト
  3. (ゆるゆる)非コピーレフト

3. よく用いられるライセンスたち.

以下,有名なライセンス名とともに載せておきます.

(強い縛り) コピーレフト

  • GPL[2]
  • "A"GPL

(中くらい) "準"コピーレフト

  • MPL
  • "L"GPL

(ゆるゆる)"非"コピーレフト

  • MIT
  • Apache
  • BSD

上記をまとめた表 とほほのライセンス入門より


※利用物=自身が作ったもの
※改造物=元のソースコードを改変したもの


これらを頭に入れたうえで,自分が使おうとしているOSSがどれくらいの縛りを要求しているのかをつかむと大分見通しが立つのではないかと思います.

私自身も学習中のため,何か間違いやご意見等ございましたら教えていただけると幸いです.

参考

脚注
  1. OSSがこのような考え方に基づいているという記述があったわけではありません.OSSの基本概念を元々しばりが強いものと考えるとわかりやすいということでこのような書き方をしています ↩︎

  2. ソースコードを利用した場合,使用したソースコードも同じGPLライセンスを引き継ぐため,GPL感染などと言われる ↩︎

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