[Windows] 新しくPC買ったのでWSL2を導入してみる
🌟 はじめに
おぐまです。
WindowsでLinux環境を使いたいけど、仮想マシンは重いし面倒...そんな悩みを抱えている方に朗報です!この記事では、Windows 10と11にWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)を導入する方法と、インストールの確認方法について詳しく解説します🌜
WSL2を使えば、Windowsの快適さとLinuxの開発環境の両方を手に入れられます。このチュートリアルを通じて、クリーンで効率的な開発環境を構築しましょう。
🐧 WSLとは
WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows上でLinuxのコマンドラインツールやGUIアプリケーションを直接実行できるようにする機能です。
WSL2は、WSLの改良版でより本格的なLinux環境をWindows上で実現します。
WSL2では、本物のLinuxカーネル(Linuxの中核部分)を使用しているため、より多くのLinuxソフトウェアが動作し性能も向上しています。
つまり、WindowsパソコンでLinuxの機能をより完全により高速に使えるようになっています👍
👷♂️ 事前準備
WSL2を導入する前に、以下の点を確認しておきましょう:
- Windows 10(バージョン2004以降)またはWindows 11
- 管理者権限を持つアカウント
- インターネット接続
💻 開発環境
- Windows 10/11
- PowerShell(管理者権限で実行)
📖 導入ガイド
👉 ステップ1: WSLの有効化
- 管理者権限でPowerShellを開きます
- 以下のコマンドを実行してWSLを有効化します:
wsl --install
- インストールが完了したら、ユーザー名とパスワードの設定を求められます。これらを設定してください。
👉 ステップ2: WSL2を既定のバージョンに設定
- 再度管理者権限でPowerShellを開きます
- 以下のコマンドを実行してWSL2を既定のバージョンに設定します:
wsl --set-default-version 2
WSL2を既定のバージョンに設定することで、新しくインストールするLinuxシステムが自動的にWSL2を使用するようになります。
👉 ステップ3: インストールの確認
- PowerShellで以下のコマンドを実行して、インストールされたディストリビューションを確認します:
wsl --list --verbose
- 出力に選択したディストリビューション(例:Ubuntu)が表示され、バージョンが2になっていることを確認しましょう
👉 ステップ4: WSLの起動と使用
- PowerShellで以下のコマンドを実行して、WSLを起動します:
wsl
-
これにより、デフォルトのLinuxディストリビューション(通常はUbuntu)が起動します。
-
特定のディストリビューションを起動したい場合は、以下のコマンドを使用します:
wsl -d <ディストリビューション名>
例えば、Ubuntuを起動する場合:
wsl -d Ubuntu
-
WSLが起動すると、Linuxのコマンドラインインターフェースが表示されます。ここでLinuxコマンドを実行できます。
-
WSLセッションを終了するには、以下のコマンドを使用するか、単に「exit」と入力します:
exit
💡 ヒントとトラブルシューティング
- WSLのインストールに問題がある場合は、Windows Updateを実行して最新の状態にしてください
- 仮想化が有効になっていない場合は、BIOSの設定で有効にする必要があります。以下の手順で行いましょう:
- PCを再起動し、起動時にBIOS設定画面に入ります(通常、F2、Del、またはF12キーを押します)
- BIOS設定画面で、「Advanced」や「Configuration」などのメニューを探します
- 「Virtualization Technology」、「Intel VT-x」、または「AMD-V」という項目を探し、有効(Enabled)に設定します
- 変更を保存してBIOS設定を終了し、PCを再起動します
🎉 まとめ
これで、Windows 10/11にWSL2を導入し、選択したLinuxディストリビューションをインストールすることができました。
次のステップとして、VSCodeのRemote Development拡張機能を使ってWSL2と連携させたり、DockerやNode.jsなどの開発ツールをWSL2内にインストールしてみるのもおすすめです。
WSL2を使うことで、Windowsをクリーンに保ちながら、標準的なLinux開発環境を手に入れることができます。
これにより、Windowsに直接開発ツールをインストールすることによる予期せぬエラーを回避しより安定した開発環境を構築できるでしょう。
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