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[Windows] 新しくPC買ったのでWSL2を導入してみる

2024/09/29に公開

🌟 はじめに

おぐまです。

WindowsでLinux環境を使いたいけど、仮想マシンは重いし面倒...そんな悩みを抱えている方に朗報です!この記事では、Windows 10と11にWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)を導入する方法と、インストールの確認方法について詳しく解説します🌜

WSL2を使えば、Windowsの快適さとLinuxの開発環境の両方を手に入れられます。このチュートリアルを通じて、クリーンで効率的な開発環境を構築しましょう。

🐧 WSLとは

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows上でLinuxのコマンドラインツールやGUIアプリケーションを直接実行できるようにする機能です。
WSL2は、WSLの改良版でより本格的なLinux環境をWindows上で実現します。

WSL2では、本物のLinuxカーネル(Linuxの中核部分)を使用しているため、より多くのLinuxソフトウェアが動作し性能も向上しています。
つまり、WindowsパソコンでLinuxの機能をより完全により高速に使えるようになっています👍

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/about
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/compare-versions

👷‍♂️ 事前準備

WSL2を導入する前に、以下の点を確認しておきましょう:

  • Windows 10(バージョン2004以降)またはWindows 11
  • 管理者権限を持つアカウント
  • インターネット接続

💻 開発環境

  • Windows 10/11
  • PowerShell(管理者権限で実行)

📖 導入ガイド

👉 ステップ1: WSLの有効化

  1. 管理者権限でPowerShellを開きます
  2. 以下のコマンドを実行してWSLを有効化します:
wsl --install
  1. インストールが完了したら、ユーザー名とパスワードの設定を求められます。これらを設定してください。

👉 ステップ2: WSL2を既定のバージョンに設定

  1. 再度管理者権限でPowerShellを開きます
  2. 以下のコマンドを実行してWSL2を既定のバージョンに設定します:
wsl --set-default-version 2

コマンド実行結果

WSL2を既定のバージョンに設定することで、新しくインストールするLinuxシステムが自動的にWSL2を使用するようになります。

👉 ステップ3: インストールの確認

  1. PowerShellで以下のコマンドを実行して、インストールされたディストリビューションを確認します:
wsl --list --verbose

コマンド実行結果

  1. 出力に選択したディストリビューション(例:Ubuntu)が表示され、バージョンが2になっていることを確認しましょう

👉 ステップ4: WSLの起動と使用

  1. PowerShellで以下のコマンドを実行して、WSLを起動します:
wsl
  1. これにより、デフォルトのLinuxディストリビューション(通常はUbuntu)が起動します。

  2. 特定のディストリビューションを起動したい場合は、以下のコマンドを使用します:

wsl -d <ディストリビューション名>

例えば、Ubuntuを起動する場合:

wsl -d Ubuntu
  1. WSLが起動すると、Linuxのコマンドラインインターフェースが表示されます。ここでLinuxコマンドを実行できます。

  2. WSLセッションを終了するには、以下のコマンドを使用するか、単に「exit」と入力します:

exit

💡 ヒントとトラブルシューティング

  • WSLのインストールに問題がある場合は、Windows Updateを実行して最新の状態にしてください
  • 仮想化が有効になっていない場合は、BIOSの設定で有効にする必要があります。以下の手順で行いましょう:
  1. PCを再起動し、起動時にBIOS設定画面に入ります(通常、F2、Del、またはF12キーを押します)
  2. BIOS設定画面で、「Advanced」や「Configuration」などのメニューを探します
  3. 「Virtualization Technology」、「Intel VT-x」、または「AMD-V」という項目を探し、有効(Enabled)に設定します
  4. 変更を保存してBIOS設定を終了し、PCを再起動します

🎉 まとめ

これで、Windows 10/11にWSL2を導入し、選択したLinuxディストリビューションをインストールすることができました。
次のステップとして、VSCodeのRemote Development拡張機能を使ってWSL2と連携させたり、DockerやNode.jsなどの開発ツールをWSL2内にインストールしてみるのもおすすめです。

WSL2を使うことで、Windowsをクリーンに保ちながら、標準的なLinux開発環境を手に入れることができます。
これにより、Windowsに直接開発ツールをインストールすることによる予期せぬエラーを回避しより安定した開発環境を構築できるでしょう。

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