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コメントアウトの質

2023/04/11に公開

コメントアウトの正確性や簡潔性などの質の向上

1. 正確なコメントアウト

プログラムにコメントを加えることで、コードの可読性を高めることができます。しかし、コメントアウトの使い方にはいくつかの問題があります。例えば、コメントアウトが正確でない、または必要以上に冗長な場合、コードの理解を妨げる場合があります。この記事では、コメントアウトの正確性や簡潔性などの質を向上させる方法について解説します。

コメントアウトが誤解を招く場合があるため、正確性を確保することが重要です。例えば、以下のようなコメントアウトがあったとします。

# リストから重複を削除する 
unique_list = list(set(my_list))  
# バグ:リストがソートされていないため、重複が正しく削除されない

このコメントアウトは、重複を削除するためのコードの説明をしていますが、実際にはバグが含まれています。このような場合は、正確なコメントアウトを追加することが重要です。

# リストから重複を削除する(リストがソートされていないため、重複が正しく削除されない) 
unique_list = list(set(my_list))

このように、コメントアウトには正確性を確保することが重要です。

2. 簡潔なコメントアウト

コメントアウトが必要な場合には、簡潔で明確なコメントアウトを追加することが望ましいです。コードが変更された場合、コメントアウトも更新する必要があるため、簡潔なコメントアウトであれば、変更の負担も少なくなります。例えば、以下のようなコードがあったとします。

# リストの要素を2倍にする 
new_list = [] 
for i in range(len(old_list)): 
	new_list.append(old_list[i] * 2)

このような場合は、簡潔なコメントアウトを追加することが望ましいでしょう。

# リストの要素を2倍にする 
new_list = [x * 2 for x in old_list]

このように、簡潔で明確なコメントアウトを追加することで、コードの可読性を向上させることができます。

3. 必要ないコメントアウトを削る

コメントアウトの正確性とは、コメントが現在のコードと合致していることを指します。つまり、コードの変更があった場合には、コメントも変更する必要があります。これにより、コメントが古くなっていることによる混乱を防止することができます。

簡潔性は、コメントの内容が必要以上に長くなっていないことを指します。コメントが冗長である場合、そのコードの理解を妨げる可能性があります。また、コード自体が説明的である場合には、コメントは不要かもしれません。

さらに、コメントアウトを使用する前に、一度コードの構造を見直すことが大切です。コメントアウトを使わなくても、コードの再構築や関数化によって、読みやすく、コメントを必要としなくなることがあります。

コメントアウトの正確性と簡潔性を両立するには、コメントアウトが必要な場合には、以下のような観点に注意することが重要です。

  • コメントアウトの目的を明確にすること
  • コメントアウトを使用する前に、再構築や関数化の検討をすること
  • コメントアウトを変更する場合には、必ずコードの変更と同時に行うこと
  • コメントアウトの内容を簡潔にまとめ、不要な詳細には踏み込まないこと

以下は、コメントアウトの正確性と簡潔性を意識した例です。

# 変数xに1を代入する 
x = 1 

# 下の行は、上の行をコメントアウトしたものです 
# x = 2

この例では、変数xに1を代入する行のコメントが簡潔であり、コメントアウトされた行が正確かつ簡潔にまとめられています。また、コメントアウトされた行は現在のコードと合致しておらず、コメントアウトが不要であることがわかります。

さらに、コメントアウトによって将来的な変更を促すこともできます。例えば、次のように書くことができます。

# 以下の行は、将来的に削除される予定です。 
# x = 2

このようなコメントを追加することで、将来的に削除される行であることが明確になり、コードの修正につながります。ただし、このようなコメントがある場合でも、削除予定のコードが実際に削除されるまで、コードは正しく動作する必要があります。

まとめ

コメントアウトの正確性と簡潔性を意識することは、コードのメンテナンス性や可読性を向上させるために重要です。正確性を保ちながら、必要な情報を簡潔にまとめることで、コードの理解を促進することができます。

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