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Nuxt 3でLayoutを実装する方法は2つある
ユースケース
- 複数のページにわたって共通レイアウトを使用しつつ、ヘッダーのタイトルなどのパラメータを各ページに応じて動的に変更したい。
definePageMeta
の限界
definePageMeta
関数を使用してページメタデータを定義する場合、Propsを直接レイアウトに渡すことはできません。これは、definePageMeta
が主にページのメタデータ(タイトル、メタタグなど)を設定するために設計されているためです。
definePageMeta({
layout: 'custom'
})
<NuxtLayout>
の利用
Nuxt 3では、<NuxtLayout>
コンポーネントを使用して、特定のページでカスタムレイアウトを適用し、追加のPropsをレイアウトに渡すことが可能です。
例えば、以下のように<NuxtLayout>
を使用して、headerTitle
というPropをレイアウトに渡すことができます。
<NuxtLayout name="custom" :headerTitle="pageTitle">
<!-- ページのコンテンツ -->
</NuxtLayout>
definePageMeta
と<NuxtLayout>
の競合問題
デフォルトのレイアウトとカスタムレイアウトを同時に使用しようとすると、両者が競合し、意図しない表示がされることがあります。この問題を解決するには、definePageMeta
を使用してページのレイアウトをfalse
に設定し、デフォルトレイアウトの適用を防ぐ必要があります。
definePageMeta({
layout: false
})
この設定により、デフォルトレイアウトとカスタムレイアウトが競合することなく、意図したレイアウトをページに適用することができます。
まとめ
Nuxtでは、レイアウトの適切な定義と使い分けが重要です。
-
definePageMeta
はページのメタデータを設定する際に有用ですが、レイアウトにPropsを直接渡すことはできません。 -
<NuxtLayout>
コンポーネントを使用することで、特定のページにカスタムレイアウトを適用し、必要なPropsをレイアウトに渡すことが可能になります。 - デフォルトレイアウトとカスタムレイアウトの競合を避けるためには、
definePageMeta
でページのレイアウトをfalse
に設定し、デフォルトレイアウトの適用を防ぐ必要があります。
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