ターミナル&エディタ環境をアプデした記録(2025年3月)
最近、某イベントでの登壇者のターミナル環境に影響を受け、私も自分の開発環境をアップデートしてみました。今回は、Ghostty、iTerm2、VSCode、Vim、そしてStarship に関連する設定を紹介します。
Ghostty を使ったシンプルなターミナル体験
まずは、シンプルで洗練されたターミナルエミュレータ「Ghostty」を導入しました。
インストールは以下のコマンドで簡単に実行できます。
brew install --cask ghostty
こんな感じのターミナルアプリです。
( Starship と Fish が強めにでてますがシンプルで使いやすいです。 )
Ghostty の設定やカスタマイズは、公式サイトや GitHub のリポジトリに豊富な情報が掲載されています。
iTerm2 のテーマ設定
メイン使いは iTerm2 なのでそちらの設定もアップデートしました。
今回は Dracula テーマを設定してみました。
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テーマファイルのダウンロード
次のコマンドで Dracula テーマをダウンロードします。curl --create-dirs -o ~/.config/iTerm2/schemes/Dracula.itermcolors https://raw.githubusercontent.com/mbadolato/iTerm2-Color-Schemes/master/schemes/Dracula.itermcolors
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iTerm2 の設定
- iTerm2 を開き、Preferences を選択。
- Profiles タブ → Colors セクションへ移動。
- Color Presets... ボタンから Import... を選び、ダウンロードしたテーマファイルをインポート。
- 再度 Color Presets... からインポートしたテーマを選択して適用。
設定後はこんな感じになりました。
( こちらも Starship と Fish が強めにでてますが見栄えが良くなりました。 )
また、iTerm2 用の他のテーマは Iterm Themes や mbadolato/iTerm2-Color-Schemes で探すことができます。
VSCode の環境設定
VSCode では、フォントや行番号の表示方法などの設定をアップデートしました。
Fira Code の導入とリガチャ設定
プログラミングに適した美しいフォントとして知られる Fira Code を以下のコマンドでインストールします。
brew install font-fira-code
そして、VSCode の設定ファイルに以下のように追記し、フォントとリガチャを有効にします。
{
"editor.fontFamily": "Fira Code, Consolas, 'Courier New', monospace",
"editor.fontLigatures": true
}
VSCode で相対行番号を有効にする
Vim の操作を簡単にするために相対行番号を有効にしました( Vim を使ってたのにいままで知らなかった...)。設定は同じく .vscode/settings.json
に以下を追加します。
{
"editor.lineNumbers": "relative"
}
Vim のカスタマイズ
Vim でも快適な作業環境を作るために、以下の設定を ~/.vimrc
に追加しました。
" 行番号の設定
set number " 現在行は絶対行番号
set relativenumber " 他は相対行番号
" 最終行に改行を追加(デフォルトでは有効)
set fixendofline
" シンタックスハイライトとプラグインの読み込み
syntax on
filetype plugin indent on
これらを適用することで次のようになりました。
ターミナルプロンプトの見た目を整える – Starship
プロンプトのカスタマイズとして Starship の設定を変更してみました。
以下のコマンドで、pastel-powerline
プリセットを適用して設定ファイルを作成できます。
starship preset pastel-powerline -o ~/.config/starship.toml
なお、 Pastel Powerline では Nerd Font が必要なのでインストールされていなければ入れておく必要があります。
cf. Pastel Powerlineプリセット | Starship
cf. Nerd Fonts - Iconic font aggregator, glyphs/icons collection, & fonts patcher
まとめ
今回のアップデートでは、以下の点を導入・変更してみました。
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ターミナルエミュレータ
- Ghostty の導入でシンプルなデザインと快適な操作性を実現。
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iTerm2 のカラーテーマ
- Dracula テーマを導入し、見た目と作業環境を一新。
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エディタ設定
- VSCode では Fira Code のリガチャ機能と相対行番号で効率アップ。
- Vim でも同様に行番号やシンタックスハイライトの設定を整備。
-
プロンプトカスタマイズ
- Starship のテーマを変更して気分を一新。
これらの設定は、作業効率と見た目の向上に大いに役立っています。皆さんもぜひ、自分の開発環境を見直して、より快適な作業空間を手に入れてみてください。
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