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アプリユーザーを増やす方法 〜ASO(App Store Optimization:アプリストア最適化)とは?〜
アプリユーザーを増やす方法 〜ASO(App Store Optimization:アプリストア最適化)とは?〜
背景
- 所属コミュニティ内のある方が「どうすればアプリユーザーを増やすことができるか?」という疑問を持っていたため、開発者が触れることの少ないASO対策について知ってもらう機会を増やそうと思ったため
アプリのユーザー数を増やすための施策
- アプリユーザー数を増やすための施策としては、アプリストア内でできる施策(ASO)とアプリストア外でできる施策(SNSによる発信や広告でのプロモーション等)が存在
ASOとは
- ASOとはApp Store Optimizationの略で、日本語だとアプリストア最適化という
- ASOはアプリストアにて実施される施策で、下記2つの施策を合わせたもの
- SEO(Search Engine Optimization: 検索エンジン最適化): 検索エンジンでコンテンツを上位表示させ、自然流入の増加を目指す施策
- CRO(Conversion Rate Optimization: コンバージョン率最適化): アプリの詳細ページを最適化し、ダウンロード数を増加させる施策
ASOの意義
- アプリのダウンロードは、非常に高い割合でアプリストア内の検索を経て行われている
→検索上位表示にて表示されることで、自分のアプリを認知していない潜在的なユーザーにもアプローチ可能(下図だと)
ASO対策の種類(※以下はGoogle Play Storeがメインの調査内容となります)
- ASO対策ができるデータは下記2種類に分けられる
- オンメタデータ(開発者が 100% 制御できる要素)
- タイトル: 50文字以内で設定するアプリ名
- 簡単な説明: 80文字以内で設定するアプリの簡単な説明
- 詳細な説明: 4000文字以内で設定するアプリの詳細な説明
- アプリアイコン
- スクリーンショットとビデオ
- アプリのクラッシュ率: Googleのアルゴリズム上、アプリの品質はASOに大きく影響し、クラッシュ率の重みが高いとのこと
- オフメタデータ(開発者が完全には制御できない要素)
- インストール数
- 評価
- アプリへのコメント
- オンメタデータ(開発者が 100% 制御できる要素)
具体的にできるASOの対策
- 以下にオンメタデータでのASO対策を記載
キーワード対策
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50個程度のキーワードを下記ツールなどを使って、キーワードを考案
- Übersuggest
- OneLook Reverse Dictionary
- Google Keyword Planner
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キーワードの最適化
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検索順位を上げるために、複数語を掛け合わせたキーワード(ロングテールキーワード)を利用
(具体例)- 競争力の高い「Poker」(難易度高)というキーワードを使う場合、競争力が低い「Poker Casino」というキーワードを利用
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役に立たないキーワードの使用をやめる
(具体例)- キーワード検索によるアプリのランキングをチェックし、アプリを上位10位以内に表示させるキーワードはそのまま残し、そうでないものは次回のリリースタイミングで違うキーワードに変更
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キーワードを適切な場所・適切な文字列で配置
- キーワードは、アプリ名・簡単な説明・詳細な説明に追加
→MobileDevHQ (現Tune)の調査によると、アプリタイトルの中にキーワードを使用した場合、検索結果の順位が10.3%上昇するとの情報あり
- キーワードは、アプリ名・簡単な説明・詳細な説明に追加
アプリアイコンの作成
- アプリの特性に応じて下記に注意しながら、シンプルなアイコンにする
(具体例)- ファッションの特定ブランドアプリ: ブランドロゴが入ったアイコン
- 実用的なアプリ: 1つのオブジェクトをモチーフに利用してどんなアプリなのか説明できるようなアイコン
スクリーンショットの作成
- 初めのスクリーンショット2つに良い画像を使用
※良い画像: アプリのスクリーンショット(ログイン画面、登録画面、購入画面、宣伝、「Welcome」画面を除く)+背景に短い説明書きを追加したもの
※補足- ユーザーの60%は、最初の2つのスクリーンショットのみを見て、残りのスクリーンショットまでスワイプすることはないらしい(StoreMaven調査)
- 初めのスクリーンショット2つに良い画像を使用すると、コンバージョン率を25%増加させる結果が出ているとのこと
プロモーション動画の作成
- アプリのカテゴリによっては、プロモーション動画の効果が薄くなることがあるため注意が必要
Google Play Console上でできる分析
- ASOの分析ツールとして、Google Play Console上からだと[ストアのパフォーマンス] > [ストアの分析]や[ストアのパフォーマンス] > [コンバージョン分析]から様々な数値を確認することができる
→ユーザーの流入経路やストアページの訪問者数を確認することができる
Discussion