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アプリユーザーを増やす方法 〜ASO(App Store Optimization:アプリストア最適化)とは?〜

2024/10/06に公開

アプリユーザーを増やす方法 〜ASO(App Store Optimization:アプリストア最適化)とは?〜

背景

  • 所属コミュニティ内のある方が「どうすればアプリユーザーを増やすことができるか?」という疑問を持っていたため、開発者が触れることの少ないASO対策について知ってもらう機会を増やそうと思ったため

アプリのユーザー数を増やすための施策

  • アプリユーザー数を増やすための施策としては、アプリストア内でできる施策(ASO)とアプリストア外でできる施策(SNSによる発信や広告でのプロモーション等)が存在

ASOとは

  • ASOとはApp Store Optimizationの略で、日本語だとアプリストア最適化という
  • ASOはアプリストアにて実施される施策で、下記2つの施策を合わせたもの
    • SEO(Search Engine Optimization: 検索エンジン最適化): 検索エンジンでコンテンツを上位表示させ、自然流入の増加を目指す施策
    • CRO(Conversion Rate Optimization: コンバージョン率最適化): アプリの詳細ページを最適化し、ダウンロード数を増加させる施策

ASOの意義

  • アプリのダウンロードは、非常に高い割合でアプリストア内の検索を経て行われている
    →検索上位表示にて表示されることで、自分のアプリを認知していない潜在的なユーザーにもアプローチ可能(下図だと)

アプリインストールのきっかけ

ASO対策の種類(※以下はGoogle Play Storeがメインの調査内容となります)

  • ASO対策ができるデータは下記2種類に分けられる
    • オンメタデータ(開発者が 100% 制御できる要素)
      • タイトル: 50文字以内で設定するアプリ名
      • 簡単な説明: 80文字以内で設定するアプリの簡単な説明
      • 詳細な説明: 4000文字以内で設定するアプリの詳細な説明
      • アプリアイコン
      • スクリーンショットとビデオ
      • アプリのクラッシュ率: Googleのアルゴリズム上、アプリの品質はASOに大きく影響し、クラッシュ率の重みが高いとのこと
    • オフメタデータ(開発者が完全には制御できない要素)
      • インストール数
      • 評価
      • アプリへのコメント

具体的にできるASOの対策

  • 以下にオンメタデータでのASO対策を記載

キーワード対策

  1. 50個程度のキーワードを下記ツールなどを使って、キーワードを考案

    • Übersuggest
    • OneLook Reverse Dictionary
    • Google Keyword Planner
  2. キーワードの最適化

    • 検索順位を上げるために、複数語を掛け合わせたキーワード(ロングテールキーワード)を利用
      (具体例)

      • 競争力の高い「Poker」(難易度高)というキーワードを使う場合、競争力が低い「Poker Casino」というキーワードを利用
    • 役に立たないキーワードの使用をやめる
      (具体例)

      • キーワード検索によるアプリのランキングをチェックし、アプリを上位10位以内に表示させるキーワードはそのまま残し、そうでないものは次回のリリースタイミングで違うキーワードに変更
  3. キーワードを適切な場所・適切な文字列で配置

    • キーワードは、アプリ名簡単な説明詳細な説明に追加
      →MobileDevHQ (現Tune)の調査によると、アプリタイトルの中にキーワードを使用した場合、検索結果の順位が10.3%上昇するとの情報あり

アプリアイコンの作成

  • アプリの特性に応じて下記に注意しながら、シンプルなアイコンにする
    (具体例)
    • ファッションの特定ブランドアプリ: ブランドロゴが入ったアイコン
    • 実用的なアプリ: 1つのオブジェクトをモチーフに利用してどんなアプリなのか説明できるようなアイコン

スクリーンショットの作成

  • 初めのスクリーンショット2つに良い画像を使用
    ※良い画像: アプリのスクリーンショット(ログイン画面、登録画面、購入画面、宣伝、「Welcome」画面を除く)+背景に短い説明書きを追加したもの
    ※補足
    • ユーザーの60%は、最初の2つのスクリーンショットのみを見て、残りのスクリーンショットまでスワイプすることはないらしい(StoreMaven調査)
    • 初めのスクリーンショット2つに良い画像を使用すると、コンバージョン率を25%増加させる結果が出ているとのこと

プロモーション動画の作成

  • アプリのカテゴリによっては、プロモーション動画の効果が薄くなることがあるため注意が必要

Google Play Console上でできる分析

  • ASOの分析ツールとして、Google Play Console上からだと[ストアのパフォーマンス] > [ストアの分析]や[ストアのパフォーマンス] > [コンバージョン分析]から様々な数値を確認することができる
    →ユーザーの流入経路やストアページの訪問者数を確認することができる

参考URL

Androidクローズドテストコミュニティ

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