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ネットワークの歴史と仕組み
回線接続からパケット交換へ
電気通信の始まりは1837年にモールスが2地点間に電線を張り、そこに流れる電流を断続させて情報を伝達した実験とされている。2種類の信号の組み合わせで英数字を表すモールス符号は今でも一部使われているらしいがこれが最初のデジタル電気信号らしい。1876年にベルが音声の波形を電流の変化に変換して伝送する電話を発明した。これはアナログ方式である。後に、商業的に電話が使われるようになっても2地点間を電気的に接続し、アナログ信号で音声を送る方式自体は変わらなかった。しかし、全ての通話先と直接電線で繋ぐのは不可能なので、電話局から各家庭の電話機まで電線で繋いで、電話局で要求が電話機同士を電気的に繋げるということが行われることになった。この接続作業のこと交換という。初めは交換手が手作業で繋げていた。これが最初の情報通信ネットワークとも言える。
パケット通信方式
コンピューターネットワークも黎明期もコンピューターに直接電線をはるか、電話局から専用回線を借りていたがその数だけ専用回線を用意するのは無理がある。そこで1本の回線で同時に異なる相手と通信できるような方式が考案された。それがパケット通信方式である。パケット通信方式は、情報を細かく分割して1つ1つの情報に番号と宛先が付与されている。受け取り側はパケットに付けられた宛先を見て自分のであればそれを受け取る。受け取った情報を通し番号順に整頓して結合して元のデータを復元する。
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