アンドドットが仕掛ける新規事業。生成AIは『事業化のスピード』をどう変えた?
こんにちは!アンドドット技術広報です。
社内Podcast「Dot talks」では、アンドドットで働くメンバー同士の会話を中心に、日々の取り組みや考え方をリアルにお届けしています。今回のテーマは「生成AIは事業のスピードをどう変えたか?」。
登場するのは、CTOの高根沢、CEOの茨木、そしてファシリテーターを務める共同創業者の東川。複数の新規事業を並行して進めるアンドドットの開発現場で、なぜ少人数でもこれだけのスピードでプロダクトをリリースできるのか。本記事では、音声の書き起こしをもとに一部編集・再構成し、リアルな会話の熱量そのままにお届けいたします。
小さいものも含め新規事業は、約“10本”並走の状態
東川:
今回は「生成AIは事業のスピードをどう変えたか?」がテーマとなっています。アンドドットでは、複数の事業が驚くほど少人数で動いているが、なぜそんなことが可能なのか?確信に迫ってほしいとのことです!登壇者はおなじみのこの3人。まずはじめに、今って新規事業どれくらい走ってるんでしたっけ?
茨木:
事業化フェーズが5本、POCや実証実験中のものが3〜4本ですね。
高根沢:
小さいものも入れると10本以上ありますね。1人でまるっと開発しているものもあるし、0→1のスピードは本当に速いです。
茨木:
今、開発組織のPMエンジニア含めて10人弱で回している状態です。今の状態は割と人数が増えていて、数ヶ月前まではその3分の1の人数、3人で回していました。
「生成AI × フルスタック人材」でスピードを最大化
東川:
そもそもこの少人数でなぜ回るんだろうね。
茨木:
このスピードが出せてる理由の1つが、Devinといった生成AIの活用です。例えばAIが1人で2人月分の仕事をしてくれるようになってきていて、本当に少人数で十分回るんですよね。
高根沢:
加えて、うちはフルスタック人材が多くて。みんなフロントもバックもインフラもある程度触れるので、足りない部分を補い合いながら高速で開発できる。しかもAIが「ちょっとわからない」を一緒に埋めてくれるから、実装のハードルが一気に下がってます。
茨木:
環境としても、インフラの共通化やサードパーティ製ツールの導入が進んでいて、個々のエンジニアが“ビジネスロジックにだけ集中できる”構造になっています。ツール導入も、基本的にはあのトライしてみようっていうスタンスなので、投資してみてうまくいかなかったら解約すればいいだけ。そこで悩んでる時間も正直もったいないですし、試してダメならすぐ解約、という軽いフットワークです。
組織設計は「3人1チーム」が基本
東川:
1人1人がフルスタックみたいな話があったと思うんだけど。たかちゃんの中で、チームビルディング的にはなんか工夫してたりするところとかある?
高根沢:
1つのプロジェクトを見たときに、絶対ここ足りないよなっていう領域は作らないようにしてますね。新規事業は基本3人チーム(PM+フロント寄り+バック寄り)が多いです。最初は2人とか、場合によっては1人のこともあります。求められるスキルの幅は広いですが、生成AIを使えばだいぶ負荷は軽減されます。
茨木:
開発初期はノーコードやローコードでMVPを作るケースも多いですし、1週間でリリースまで持っていくことも普通になってきましたね。
「未来の当たり前」に張る。事業選定の軸
東川:
なるほどね。ちなみに新規事業を創出する中で基準みたいなものってあったりするんですか?
茨木:
プロダクトの選定基準で大事にしているのは、「1年後の当たり前をつくるかどうか」。以前は「5年後」を見てたけど、変化が早すぎて、今は1年後くらいがちょうどいいかなと思っています。
もう1つが「実利」、つまり顧客の企業価値を定量的に上げられるか。3人月を1人月にできる、みたいな圧倒的インパクトを証明できるプロダクトに絞ってます。
東川:
確かに社内もだけど、本当にそのユーザーに価値があるかどうかみたいな見極めについては、すごい鋭いフィードバックが返ってくるイメージがあるね。
茨木:
そういった意味でも、いきなり事業化するのではなくRdとPOCの期間を設ける、そういう体制は意識しています。そこでガンガンブレストして、これはいけるよねっていうものだけ事業化していくという。
東川:
たかちゃんはどうですか?
高根沢:
個人的には「自分がワクワクするかどうか」。アンドドットがやる意義があるかどうかが大切ですし、競合が出てきても続けたいと思えるかどうかが、長く愛されるプロダクトをつくる前提だと思ってますね。
MVPを“その場で”出せる組織に
高根沢:
アンドドットの強みは「技術的ハードルが高くても、やりきる現場の力」。AIで補えるからこそ、今まで手が届かなかったプロダクトにも挑戦できるし、むしろスピード重視で次々出していけるようになったと思います。
茨木:
R&Dと実証実験を常にやってるって公言してるので、お客さんから「これ試したい」って声もすごく増えました。その場でMVPを出して、フィードバックをもらい、次の種につなげる。これがかなりウチの強みになっていて、アンドドットの事業化のエコシステムとしてすごくいい循環ができていますね!
東川:
本当に仮説検証を本当に最小で回しまくるみたいなのがすごい大事だもんね。しかも最速で。
茨木:
なんだったらね、打ち合わせの場でMVPを作り上げるみたいなことしていきたい!
もう商談中に営業の人がプロトタイプを作ることも全然できると思います。
東川:
2人ともありがとうございます!と、そんな訳で、ここまでアンドドットがいかにスピード感を持ってサービスを提供していくか、みたいなところのは話をしてきましたがいかがだったでしょうか。
少しでも僕たちの考え・環境が、お伝えできていれば嬉しいです。
「一緒にこのスピード感を楽しみたい」そんな人を待っています
アンドドットでは、生成AIとともにプロダクトを創り上げ、少数精鋭で大きな成果を出す組織を目指しています。AI活用に興味のある方、プレイングマネージャーとして活躍したい方、ぜひ一度お話しましょう!

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