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25生のためのLaTeX環境構築

に公開

1. はじめに

えっけんなどで使うことになるLaTeX、なかなか環境構築が面倒だったり難しかったりするかと思います!(私もまあまあ苦戦した)備忘録も兼ねて私の環境構築の方法を皆さんに共有しようと思い記事を書きました。

2. 対象読者

  • LaTeX何もわかんない〜〜〜〜〜
  • なんか変なエラー出る〜〜〜〜〜
  • 無理かも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3. 私の使用環境

  • macOS(Sequoia 15.4)
  • Homebrew導入済み
  • vscode
  • lualatex

4. Homebrewの導入

HomebrewとはmacOS用のパッケージマネージャーです。パッケージのインストール、アップデート、ゴミを残さない綺麗なアンインストールをこれ一本でターミナルから実行することができます。

ということでこれを使ってこれから色々インストールしていくというわけです。
なのでまずはHomebrewをインストールしましょう!!
まず⌘+Spaceを押してSpotlight検索にターミナルと入力しターミナルを開いてください。

このような画面が出てきたと思います。(2行目が{Userフォルダ名}@{使っているmacの名前} ~ %となっていればok)
そこに以下のコマンドをペーストし実行してください。

ターミナル
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

途中Password?:とパスワードの入力を求められますがログイン時に使うパスワードを入力
ブワーーと色々出てきたら多分okです。そうしたら次にパスを通しましょう。
先ほどのブワーーの最後の方にAdd Homebrew to ~とパスを通してね!みたいなことを言われるので、その下にある2つのコマンドを実行してパスを通しましょう。実行したら念の為にターミナルを再起動して次のステップに行きます。
以下のコマンドを実行してあなたのmacにHomebrewが正しくインストールされているか確認しましょう。

ターミナル
brew -v

Homebrewのバージョンが表示されればインストール完了です。

5. vscode,mactexのインストール

ターミナルにて以下のコマンドを実行してください。

ターミナル
brew install --cask visual-studio-code
brew install --cask mactex-no-gui

6. vscodeの設定を完了する

mactexのインストールにはそこそこ時間がかかるためインストール中にvscode側の準備を終わらせましょう。ターミナルにcodeと入力しvscodeを起動します。
拡張機能のタブを開いて検索バーにlatex workshopと入力し一番上に出てきた拡張機能をインストールしてください。
次にsettings.jsonを設定しましょう。

ここから 右上のアイコンを押すと...
h:300

settings.jsonが開きます。そこに以下のコードをペーストしてください。

settings.json
{
    "latex-workshop.latex.recipes": [
        {
            "name": "lualatex",
            "tools": [
                "lualatex"
            ]
        }
    ],
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "lualatex",
            "command": "lualatex",
            "args": [
                "--cmdx",
                "-file-line-error",
                "-synctex=1",
                "-interaction=nonstopmode",
                "-halt-on-error",
                "-output-directory=output",
                "%DOC%"
            ]
        }
    ],
    "latex-workshop.latex.recipe.default": "lualatex",
    "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
    "latex-workshop.view.pdf.zoom": "page-width",
    "latex-workshop.latex.autoBuild.run": "onSave",
    "latex-workshop.latex.autoBuild.interval": 500,
    "latex-workshop.latex.outDir": "./output",
}

これでvscode側の設定は完了です。日本語化したかったりテーマを自分好みに変えたかったら拡張機能のタブから自分で色々インストールしてみてください!

7. 実際に書いてみよう!!

いよいよ大詰めです。一旦mactexのインストールが終わっているかターミナルを開いて確認してみましょう。終わってそうな雰囲気だったら一度ターミナルを再起動して、以下のコードを実行して正しくインストールされているか確認しましょう。

ターミナル
lualatex -v

lualatexのバージョンが出てきたら完了です。
pc上の好きなところにlatex用のフォルダを作ってvscodeで開きます。そのフォルダ内にtest.texというファイルを作って、適当にサンプルコードを書いて実行してみましょう!
例えば...

test.tex
\documentclass{article}
\begin{document}
Hello, LaTeX!
\end{document}

こんな感じ
outputというフォルダ内にtest.pdfがあれば成功です!お疲れ様でした!
保存(⌘+s)すると自動的にビルドされるようにしてあるので左側にエディタ、右側にpdfを置いて保存しながら書いていくと完成形をみながら作れるのでやってみて

8. まとめ

ここまで読んでくれてありがとうございました。無事に環境構築できていたらいいな〜〜〜〜〜と思います。もしうまくいかなかったりよくわからない部分があれば私のツイッターのDMとかdiscordで聞いてください!!

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