Open1
SupabaseでVectordbを使う手順

はじめに
Supabaseでベクトルデータベースを利用するには、PostgreSQLの拡張機能であるpgvector
を使います。
1. Supabaseプロジェクトの準備とpgvectorの有効化
まず、Supabaseのプロジェクトが必要です。
- Supabaseプロジェクトの作成: Supabaseの公式サイトでアカウントを作成し、新しいプロジェクトを開始します。
-
vector
拡張機能の有効化:
- プロジェクトのダッシュボードに移動します。
- サイドバーから「Database」ページを選択します。
- 「Extensions」をクリックします。
- 検索バーで "vector" を検索し、表示された拡張機能を有効にします。
2. ベクトルデータを格納するテーブルの作成
vector
拡張機能を有効にすると、vector
という新しいデータ型が使えるようになります。このデータ型を持つカラムを含むテーブルを作成します。
SQLエディタで以下のクエリを実行してテーブルを作成します。
CREATE TABLE documents (
id bigserial PRIMARY KEY,
content text,
embedding vector(1536) -- ベクトルの次元数を指定
);
上記の例では、embedding
という名前のカラムをvector
型で作成しています。括弧内の数字(この例では1536)は、使用する埋め込みモデルのベクトルの次元数です。例えば、OpenAIのtext-embedding-3-small
モデルを使用する場合、次元数は1536になります。