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【TWELITE】USBシリアル変換モジュールによる書き込み

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トワイライターなしでTWELITE DIPを使う

TWELITEには、専用のUSBアダプター「トワイライター」の使用が推奨されている。

https://mono-wireless.com/jp/products/TWE-LITE-R/index.html

形状を見て分かる通り、TWELITE DIPをそのまま載せることができる。配線が必要ないため、億劫でなければこれを使うに越したことはない。その上、一方から伸びている7本のピンを使えば、汎用的なUSBシリアル変換にも使うことができる。

接続

シリアル変換用ピン
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B085QDS1ZP

しかし、トワイライターを購入するよりも前に、既にその他のUSBシリアル変換モジュールを所持している場合もある。斯く言う私もその一人、SH-U09C2というものを既に所持していた。

SH-U09C2
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B07TXVRQ7V

実際、TWELITEにトワイライターは必須ではなく、他のものでも代用できる。つまり、敢えてトワイライターを買う必要はないのである。

接続例
引用:https://mono-wireless.com/jp/tech/Hardware_guide/UART-USB-WR.html

しかしこの情報が聊か簡素過ぎるため、本記事ではこれを補足する。

電源について

TWELITE DIPの動作電圧は2.3 ~ 3.6Vであることに注意する。これを超える電圧を使用すると故障の虞がある。

https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-dip/index.html

SH-U09C2の電源電圧は選択式であるため、3V3に設定する。

電圧の設定

配線

トワイライターを使わない代償として、ジャンパー線等で配線する必要がある。

TWELITE DIPには28のピンが存在し、1~28の連番でピン番号が割り当てられている。一方基板に印刻される文字は「シルク」と言う。「シルク」の数字とピン番号とは全く一致しないことに注意せよ。

ピン配置

なおSH-U09C2FTDIFT232RLを搭載するため、Fritzingで作成した図はFTDIのもので代えて示している。

アプリ書き込み

アプリ書き込みの際には、シルクIのピンをGNDに接続している必要がある。

TWELITE DIP
シルク
TWELITE DIP
ピン番号
SH-U09C2
VCC 28 VCC
7 3 TXD
6 10 RXD
GND 14 GND
I 7 GND

アプリ書き込み

回路図

アプリ書き込み回路図

なお、途中でこのような配線に変更しても書き込めるわけではない。

リセット

USBシリアル変換モジュールの抜き差しで電源を入れ直してももよいが、TWELITEと切断されるとTWELITE Stageがフリーズするため面倒である。シルクRピンを一時的にGNDに接続することで、TWELITEがリセットされる。これによりTWELITE Stageを再起動することなく書き込みができる。

TWELITE DIP
シルク
TWELITE DIP
ピン番号
SH-U09C2
VCC 28 VCC
7 3 TXD
6 10 RXD
GND 14 GND
I 7 GND
R 21 GND

アプリ書き込みリセット

回路図

アプリ書き込みリセット回路図

この配線のままではリセットが完了しないので、シルクRピンのGNDへの接続は解消する。

インタラクティブモード

標準アプリを書き込んだ後、インタラクティブモードで設定することになる。この時、アプリ書き込み時とは接続を変更する。

TWELITE DIP
シルク
TWELITE DIP
ピン番号
SH-U09C2
VCC 28 VCC
7 3 TXD
6 10 RXD
GND 14 GND

インタラクティブモード

回路図

インタラクティブモード回路図

こちらも同様、書き込みの状態からリセットする。

TWELITE DIP
シルク
TWELITE DIP
ピン番号
SH-U09C2
VCC 28 VCC
7 3 TXD
6 10 RXD
GND 14 GND
R 21 GND

インタラクティブモードリセット

回路図

インタラクティブモードリセット回路図

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