🐙

Deepseek-coder-v2で無料かつ高速なAIコーディング環境を構築する。

2025/02/11に公開

GPT4-Turbo に匹敵するパフォーマンスを実現するDeepseek-coder-v2でフリーでサクサク動くAIコーディング環境を構築する。

目次

1.はじめに

2.環境

3.DeepSeek-Coder-v2とは

4.Ollama環境を構築

5.VSCodeでのContinue.devの設定方法

6.利用方法

7.今後について

8.参考文献とリンク

はじめに

vccode
DeepSeek Coder v2を使用して、無料で高速なAIコーディング環境を構築できます。

GPT-4 Turbo相当の性能を持つAIを無制限に利用可能です。

VS Codeと連携し、ローカル環境でコード補完や修正をスムーズに実行することが可能です。

制限なしで利用でき、ChatGPTの無料版の制限に悩まされることがなくなります。

環境

本記事ではリモートPCとしてUbuntuサーバーを使用します。

リモート用のパソコン

項目 説明
os Windows 11
cpu 4コア
RAM 16G
disk 1T
GPU no

Ubuntuサーバーの構成

項目 説明
os Ubuntu 24.04.1 LTS (GNU/Linux 6.8.0-51-generic x86_64)
cpu 6コア / 12スレッド
RAM 32G
disk 2T
disk2 1T
GPU no

DeepSeek-Coder-v2とは

deepseek-coder-v2

DeepSeek Coderは、オープンソースのLLMで、GPT-4 Turbo相当の性能を持つAIモデルです。

DeepSeek Coder v2(16B)は、コード補完、デバッグ支援、コード生成が可能です。

Python、C++、Node.js、Dart、JavaScript、PHP

多数の言語に対応しています。

ローカルで動作しするため、外部へのインターネット接続なしで使用可能です。

また、クラウドサーバーを使わない為、セキュリティも高いです。

ライセンス

DeepSeek Coderはオープンソースのライセンスの下で提供されているため、

商用利用も可能です。

詳しくは、ChatGPTに聞いてみてください。

丁寧に教えてくれると思います。

Ollama 環境を構築

Ollamaは、ローカル環境でAIモデルを簡単に実行できるフレームワークです。

Ollamaのインストール

Ubuntuサーバーを使っているため、以下のコマンドを実行してOllamaをインストールします。

curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh

DeepSeek Coder v2 16Bをダウンロード

正確にモデル性能が発表されておりませんが、

公式サイトの記載では、GPT-4 Turbo相当の性能であるようです。

モデルが8.9GBのサイズため、ダウンロードに時間がかかります。

また、16Bのモデルは、CPUのRAMが16GB以上必要です。

ollama pull deepseek-coder-v2:16b

モデルを実行

ollama run deepseek-coder-v2:16b

VSCodeでのContinue.devの設定方法

vccode

Continue拡張機能

Continueは、VS CodeでAI補完を行うための拡張機能です。

他にも、CatGPTやTabNineなどの拡張機能もありますが、

Continueは最も高性能な拡張機能です。

インストール

VS Codeの拡張機能マーケットプレイスでContinueを検索し、

インストールします。

settings.jsonに以下を追加

{
  "continue.server": "http://localhost:11434"
}

使用方法

deepseek-coder

下記は一例ですが、ChatGPTのような使い方ができます。

・コード補完

・コードを入力すると、自動的に補完候補が表示される

・コメントを入力すると、コードの修正提案が表示される

・デバッグ支援

・エラーの詳細解析

・最適な修正方法の提案

・テストコードを自動生成

・コードの品質向上

一番のおすすめポイント

現在のプロジェクトを分析した上で、最適な修正方法を提案してくれる点です。

これにより、開発効率が大幅に向上します。

チームでの開発において、コードの品質を一定に保つことができます。

今後について

弊社で使用している開発サーバーは、GPUを搭載しておりません。

そのため、今後はGPUを購入し、よりレスポンスの向上が期待できます。

モデルによっては、RAMの容量が足りない場合もあります。

そのため、RAMの容量を増やすことも今後の課題です。

参考文献とリンク

株式会社アマテック 公式サイト
※Tech ブログで記載されている内容です。

DeepSeek Coder公式ページ

Ollama公式サイト

Continue公式サイト

Discussion