Google Play Store向けサービスアカウントの作り方
今回、「RevenueCat」というアプリ内課金サービスで使用するために Google Cloud のサービスアカウントが必要だったのですが、いつも忘れてしまったり、合っているか不安になってしまうので作り方、権限の与え方を書き残します✍️
以下、2020年11月4日最新の情報で作成しましたが、今後Googleによるアップデートで画面構成が変更される可能性があります。
その際はコメント等でお教えいただければ大変嬉しいです。
Google Play Console
Google Play Console にログインし、
すべてのアプリ → 設定 → デベロッパーアカウント → API アクセス を開きます。
Google Play アカウントと Google Developer Project をまだ接続していない場合は、画面上のボタンを押して「接続」します。
サービスアカウントの作成
「新しいサービスアカウントを作成」ボタンを押して、
表示されるポップアップの「Google Cloud Platform」リンクを選択します。
Google Cloud Platform に移動したら、「+サービスアカウントを作成」を選択します。
サービスアカウント名・サービス アカウント ID・サービス アカウント ID を入力します。
サービスアカウントIDは、サービスアカウント名を入力すると自動入力されますが、任意の文字列へ変更可能です。
「作成」で権限設定へ移ります。
適したロールを選択しましょう。
RevenueCatの場合はOwner(オーナー)が必要です。
RevenueCatの場合は、こちらは入力不要です。「完了」しましょう。
秘密鍵の作成とJSONダウンロード
作成したキーのメニューボタンを押し、
JSONを選択して作成します。
作成するとダウンロードされてPCに保存されます。
紛失しないように適宜、移動しておきましょう。
RevenueCatへの財務アクセスを許可する
Google Playコンソールにて、作成したサービスアカウントの「アクセスを許可」を押します。
「ユーザーと権限/ユーザーを招待」画面へ移動しました。
「アカウントの権限」設定をしていきます。
一例として、RevenueCatの場合は、
- アプリ情報の閲覧、一括レポートのダウンロード(読み取り専用)
- 売上データ、注文、解約アンケートの回答の閲覧
- 注文と定期購入の管理
の3つが必要な権限なので、上記3つにチェックを入れます。
チェックを入れたら、「ユーザーを招待」ボタンを押し、
「招待状を送信」しましょう。
最後に「変更を保存」するのを忘れないようにして、ユーザーの権限を更新しましょう。
アプリに権限を適用する
「ユーザーと権限」画面で、作成したユーザーを選択します。
「ユーザーの詳細」画面に移動したら、「アプリの追加」をタップ。
使用したいアプリにチェックします。
権限の確認画面が表示され、先ほど選択した権限にチェックが入っていることを確認します。
これにて Google Play Console 側での準備は完了です!
使いたいサービスでサービスアカウントの情報を入力する
例として、RevenueCatでは、Android設定として、アカウント作成時に↑のように「Service Account credentials JSON」に、JSONファイルの内容(文字列)を入力します。
以上です。
参考リンク
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