🏗

FlutterアプリのPresentation層構成方針

2022/06/01に公開約4,000字

この方針策定のためのディスカッションページ

https://github.com/orgs/altive/discussions/1

当方針は @naipaka さんにより起案・骨子考案いただきました!ありがとうございます👏

@keimiya_325 さん、ディスカッションへの参加ありがとうございます🙌

前提・Presentationとそれ以外を分ける理由は?

弊社では、UIとドメインは分ける方針をとっています。
1つにPresentationとドメインの分離という考え方を参考にしています。
PresentationDomainSeparation

また、機能ごとにトップレベルディレクトリを切った場合、果たしてアプリの機能と画面は1体1でしょうか?

昨今の複雑化しているアプリで見ると、複数の機能を使用する画面は少なくないと感じます。
そのとき、その画面はどのディレクトリに入れますか?

画面はあくまで複合した機能をユーザーに見せたり使ってもらう場所であり、一番変更の多い箇所でもあります。

この2つの理由で、弊社ではPresentationとドメイン(機能)はお互いに独立したディレクトリで管理しています。

Flutterアプリ開発におけるWidgetの構成方針

チームでFlutterアプリ開発に参画することが増えて、人ぞれぞれWidgetの粒度や整理の仕方が違うことを実感しました。
何にでも適用できる優れた正解と呼べる構成はおそらく存在しませんが、会社やチームで統一された方針があれば良い指針となりそうです。

構成についてチームで方針が決まっているメリット

  • 実装の際に Widget の構成や命名、分離の仕方に迷いにくくなる
  • 画面や実装者によって実装がバラバラにならないので、プルリクエストがレビューしやすくなる
  • 責務が明確に分けらやすいので、テストが書きやすくなる

などなど…

サンプルリポジトリ

方針を実際に適用したサンプルとなるリポジトリです。

https://github.com/altive/flutter_app_template/tree/main/packages/flutter_app/lib/presentation/

主にUIを担当する presentation ディレクトリ以下に適用してあります。

riverpod_examples など、一部本のサンプルページとして使用しているページは適用外としています)


構成の概要

モバイルアプリでは画面、Webではページを表す Page とその他の画面構成要素でクラス及びファイルを分ける。

Page

  • 各画面(ページ)と1対1となるWidget
  • 画面を構成する枠組み部分として定義
  • Scaffold を配置し、 appBarbodyfloatingActionButton などには分離したクラスを指定する。
    • Page からは appBar のタイトルや body の中身、 floatingActionButton がどう動くかなどは知らなくて良い状態とする。

具体例

home_page.dart

class HomePage extends StatelessWidget {
  const HomePage({super.key});

  
  Widget build(BuildContext context) {
    return Scaffold(
      appBar: HomePageAppBar(),
      body: const SafeArea(
        child: HomePageBody(),
      ),
      floatingActionButton: const HomePageFloatingActionButton(),
    );
  }
}

Body

  • 各画面(ページ)と1対1となるWidget
  • 画面を構成する、メインのコンテンツ部分として定義
  • Scaffoldbody部分を管理
  • Page の第一構成要素であることを表すため、 XxxPageBody のようにページ名と Page を含む命名とする
  • さらなる各コンポーネントを参照する
    • Body からは各要素がどのように働くかを知らない状態とする

具体例

home_page_body.dart

class HomePageBody extends StatelessWidget {
  const HomePageBody({super.key});

  
  Widget build(BuildContext context) {
    return SingleChildScrollView(
      padding: const EdgeInsets.symmetric(
        horizontal: 16,
      ),
      child: Column(
        children: const [
          HomeHeader(),
          HomeTodoListView(),
          HomeFooter(),
        ],
      ),
    );
  }
}

AppBar , FloatingActionButton

  • 各画面(ページ)と1対1となるWidget
  • ScaffoldappBarfloatingActionButton 部分を担当
  • Page の第一構成要素であることを表すため、 XxxPageAppBarXxxPageFloatingActionButton のようにページ名と Page を含む命名とする
  • さらなる各コンポーネントを参照する

その他画面構成要素(components)

  • BodyAppBar 等でから呼び出して使用するWidget
  • まとまりとして認識できる部品単位で分ける
  • Page の第一構成要素ではないので、命名に Page は含めない

ディレクトリ構成例

アプリのホーム画面(ページ)にTODOリストを表示するような画面をイメージしています。

.
├── main.dart
└── presentation
    ├── app.dart
    ├── components // <- アプリ全体や複数の画面で使用するようなコンポーネントWidget
    ├── pages
    │   └── home
    │       ├── components
    │       │   ├── home_page_app_bar.dart
    │       │   ├── home_page_body.dart
    │       │   ├── home_page_floating_action_button.dart
    │       │   ├── home_footer.dart
    │       │   ├── home_header.dart
    │       │   ├── home_todo_list_view.dart
    │       │   └── home_todo_list_item.dart
    │       └── home_page.dart
    ├── router
    └── style

presentation 外とpage/components以外は省略して表記しています。

GitHubで編集を提案

Discussion

ログインするとコメントできます