🎮
Webブラウザだけでhtml5ゲームを作成して公開する
はじめに
- ゲームを作っている人なら、自分の作ったゲームを誰かに遊んでもらいたい気持ちは皆持っていると思います。
- 今では、スマホアプリを作ってプラットフォームで公開する方法がメジャーですが、初心者にとってはそう簡単にはいかないものです。
- そういう中でも、アプリ化まではいかないけど何かゲームを作って公開してみたい と思っている人もいるでしょう。その場合は、javascriptでhtml5ゲーム を作って、Webで公開することをおすすめします。(もちろんhtml5ゲームをアプリ化する方法もあります)
Webブラウザだけでゲームを作成して公開する
今回は、特別な環境構築をせずに、Webブラウザだけを使ってhtml5ゲーム を公開する方法を紹介します。大まかな流れは以下のとおりです。
- Webブラウザ上で動作するrunstantでコーティングする
- runstantプロジェクトをhtmlファイルとしてダウンロードする
- GitHubにゲーム公開用のリポジトリを作る
- htmlファイルをGitHubのリポジトリにアップロードする
- GitHubのリポジトリの設定でGitHub Pagesを有効にする
それでは、順番に説明していきます。
runstantでコーティングする
- runstantは、phina.jsの生みの親であるphiさんが開発したWebブラウザ上で動くオンラインエディタで、ユーザー登録すれば誰でも利用することができます。
- phina.jsの公式エディタでもあり、実際に様々なプログラムが作られて公開されています。
phina.jsのひな形からゲームを作成
普段私が使っているphina.jsのひな形から作ることで、簡単に始められます。
今回作ったゲーム
サンプルとして、制限時間内にどれだけ円をタッチできるかを競う単純なゲームを作りました。
runstantプロジェクトをhtmlファイルとしてダウンロードする
- ゲームを作ったら、Webに公開するファイルの準備をする必要がありますが、runstant の便利な機能として、プロジェクトのダウンロードがあります。
- ダウンロードされたファイルはhtml形式でjavascriptのコード部分もパッケージ化されているので、このファイル1つあればゲームとして動作します。
プロジェクトのダウンロード方法
- runstantの画面下部にあるボタンをクリックすると、プロジェクトのダウンロードができます。
- ダウンロード先は任意の場所にして、ファイル名をindex.htmlに変更して下さい。
GitHubにゲーム公開用のリポジトリを作る
- GitHubは、今や有名になった、主にソースコードのバージョン管理を目的としたサービスです。
- 今回は、このGitHubをゲームの公開用サーバとして利用します。
- ユーザー登録を行ったら、ゲーム公開用のリポジトリを作成します。
- ユーザーホーム画面で「New」ボタンをクリックします。
- 作成画面でリポジトリ名を入力します。
- 公開範囲が「Public」になっているのを確認します。
- 「リポジトリをREAD ME で初期化」にチェックを入れます。
- 「Create repository」ボタンをクリックします。
htmlファイルをGitHubのリポジトリにアップロードする
リポジトリの用意が出来たら、runstant からダウンロードしたhtmlファイルをリポジトリにアップロードします。GitHub は、ローカル環境からgitのコマンドを駆使して使うイメージがありますが、GitHub 上のGUI操作でもファイルのアップロード程度はできます。
- 「Upload files」ボタンをクリックします。
- 上の領域にダウンロードしたhtmlファイルをドラッグするか、ファイル選択ダイアログでファイルを選択します。
- 「Commit Changes」ボタンをクリックします。
- ファイルがアップロードされたのを確認します。
GitHubのリポジトリの設定でGitHub Pagesを有効にする
- 上部メニューから「Setting」をクリックします。
- 「github pages」を有効にします。以前は、git でgh-pages名でブランチを切って、pushする必要がありましたが、現在は不要になっています。
- 上部に表示される アドレスが公開先のアドレスになります。
- 反映されるまでには、少し時間がかかる場合もあるようです。
Discussion