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品質は対話から生まれる ― QAユニットのなんでも相談会

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こんにちは!アルダグラムでエンジニアをしているshige_sです

今回は、QAユニットで取り組んでいる新しい試み 「なんでも相談会」 についてご紹介します。


背景

アルダグラムでは、5つの開発ユニットにそれぞれ専任のQAエンジニアが所属し、スクラムに参加しています。

この体制により、開発の初期段階から施策をキャッチアップし、テスト戦略を十分に練ることができています。

一方で、各QAエンジニアは開発ユニット業務に深く入り込む時間が長いため、QAユニット同士で知見を共有したり相談する場が不足していると感じていました。

もちろん、プランニングやレトロスペクティブは実施していますが、議題が多岐にわたるため、個人ベースの悩みやアイデアを気軽に持ち寄れる雰囲気ではありませんでした。


解決策:「なんでも相談会」

そこで2024年11月からスタートしたのが、QAユニット内での 「なんでも相談会」 です。

名前のとおり、特にテーマを縛らず、誰でも気軽に相談できる“ゆるい会議体”を目指しました。

  • 開催頻度:ほぼ毎週、これまでに20回以上実施
  • 形式:1つのトピックを中心に、1時間ほど議論
  • 雰囲気:成果物が出なくてもOK、会話そのものを重視

相談内容の例

これまでに扱ったテーマは本当に多岐にわたります。

  • テスト設計レビューをどう効率化できるか?
  • 生成AIをテストにどう活用できるか?
  • Playwrightの基礎について、学ぼう!
  • QAユニット内の運用ルールを改善したい! などなど

トピックは現場の課題感や興味関心ベースで決まり、参加するだけでも「他のユニットはこう工夫してるんだ!」という学びがあります。

例えば生成AIの活用については、ただ「便利だよね」と話すだけでなく、モブワーク形式で実際に様々なプロンプトを試しながら

  • どんなテスト観点やケースが出力されるのか

をその場で確認・共有しました。

これにより、「どこまでAIに任せられるか/どこから人の判断が必要か」 という線引きについても、共通認識を持てるようになりました。

👇過去の相談会での議事録の一部です👇


効果と気づき

この取り組みを続けてきて、次のような効果を感じています。

  • 知識の流動性が高まった:ドメイン知識やテスト技法、AI活用の知見など、属人化しがちな情報を気軽に共有できる。
  • ユニットを超えたつながりが強化された:同じQAエンジニア同士、「品質を高める仲間」として一体感を得られる。
  • 主体性が自然と生まれる:私は場を用意しただけですが、メンバー自身がテーマを持ち寄り、積極的に議論してくれています。

これから

私たちが開発している「KANNA」というプロダクトの品質をより高めていくには、こうした横のつながりが欠かせません。

今後も相談会を続け、チームワークの力を武器に、プロダクトと組織の両方を成長させていきたいと考えています。

もっとアルダグラムエンジニア組織を知りたい人、ぜひ下記の情報をチェックしてみてください!

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