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アルダグラムの「一人目QA」になってからの半年間の振り返り

2024/04/04に公開

アルダグラムの「一人目QA」になってからの半年間の振り返り

こんにちは!アルダグラムでQAエンジニアをしているshige_sです

今回は入社から半年が経ったので、これまでやってきたことを振り返っていきたいと思います。

日々の業務で振り返る機会もなかったので、今回記事を書いてもう半年経ったんだと✨

早く感じるということは楽しかったんだとポジティブに捉えていきたいと思います!

まず、前提としてですが、QAグループは6名体制となっています。

QAグループ長:他の開発グループ長と兼務している開発エンジニア

QAリーダー:私(唯一の社内QAエンジニア)

KANNAプロジェクトやKANNAレポートを開発しているグループ:4名の業務委託QAメンバー


QAポータルの整備📕

まず、入社してから取り組んだのはQAポータルの整備です。

QAポータルとは、QAに関わる情報を一元化したページを指します。

それまでは、QAに関するドキュメントは整備されていたものの、格納している箇所がバラバラだったりと管理が大変でした。

今では、ポータル内に「QAメンバーで共用しているテストアカウント情報」「テストプロセス」「テストナレッジ」などのQA時に必要な情報などをまとめています。


QAプランニング、QAレトロスペクティブ✍️

そして、MTG関連では、QAチームでもスプリントプランニングを週一回開催し、QAチームとして取り組みたい「テスト自動化」や「QA業務の最適化」に向けたタスクについて話し合いを行う場を設けました。業務委託のQAの方も含め、コミュニケーションを取る機会になっています。振り返り会ではKPTを用いて、今よりも更にチームとして良くなるようにTRYを見つけ、解決していっています。


テストプロセスの整備🔄

弊社では、Webは週2回、Appは週1回の定期リリースを行なっています。

品質はもちろん担保された状態でお客様に提供する必要がありため、

下記のようなプロセスを策定し、QAを行うようにしています。(Web側を開発しているチームのプロセスを抜粋しています)

Phase QAの作業内容 チケットのステータス
1. 起案 - 未起票
2. 計画 ・スプリントプランニングに参加し、要件や仕様に対してQAエンジニアの立場で仕様漏れやテスト上の懸念点などを報告する バックログ上 or To Do
3. 設計 ・テスト項目書を作成し、QAグループ内でのレビューと開発担当者、PdMなどによる外部レビューを依頼し、指摘事項を修正する To Do ~ In Review
4. テスト ・テスト開始になり次第、テスト項目書に沿ってテストを実施する。・QAエンジニアによるテストが完了次第、最終確認者に確認依頼を行う。 QA依頼
5. リリース ・リリース前に正常系のリグレッションテストを実施する。 完了
6. 本番確認 ・基本的には本番環境でのテストは実施しない。(Pre-Prodでリグレッションテストを実施しているため)・Hot Fixなど例外的に修正内容を確認する場合などはその指示などに従って実施する。 完了

上記までで3点の大きな施策を行なってきましたが、QAグループとしての体制が2023年内で少しずつ固まってきました!

そして、2024年に入ってからは、

Webアプリ、モバイルアプリの両方でE2Eテストの自動化に取り組んできました。


MagicpodでのE2E自動テストの整備🤖

MagicpodでのE2E自動テストの整備は2022年段階から弊社では導入され、開発プロセスにも組み込まれ、なくてはならない存在になっていました。

ですが、プロダクトも年々ありがたいことに成長し、より複雑化してきました。今までのリソースの割き方では、Magicpodの整備に工数を割くことが難しくなってきました。

そこで、シナリオ作成時のルールを下記のように設けました。

💡 バリデーションの確認は基本的に行わない
💡 正常系のクリティカルパスだけを通す

Flakyなテストだとシナリオを作成することにも、実行結果を日次で確認するにも工数がかかり、心理的にネガティブになってしまいます。

クリティカルパスだけを通すことで以前よりPassするシナリオが増えているのも健全なQA活動かなと思っています。

今年に入ってからはモバイルでもMagicpodを用いたE2E自動テストを整備し、すでにいくつかのシナリオを日次で実行しています。

今までリリース直前のリグレッションテストまで定常的なE2Eテストはできていませんでしたが、少しずつ基本機能のE2Eテストができていることは大きな収穫かなと感じています。

ここまで説明してきたことの他にも沢山のことをしてきました(はず)が、長くなりそうなので、この辺で🤭


もっとアルダグラムエンジニア組織を知りたい人、ぜひ下記の情報をチェックしてみてください!

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