アルダグラムが目指す未来とは?テックビジョン・テックバリューを決めたお話
こんにちは!アルダグラムの開発ユニット長の田中です。
今回はエンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャーが所属する「プロダクト開発本部」のテックビジョン・テックバリューを決めた話をさせていただきます。
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)とは?
そもそもミッション・ビジョン・バリューはどういう概念なのでしょうか?
簡単に説明するとそれぞれこんな形です。
ミッション
なぜこの企業・組織が存在するのか、企業・組織が目指す社会について明文化したもの
ビジョン
企業・組織はどのような姿になるべきか、中長期的な目標を明文化したもの
バリュー
企業・組織のメンバーの行動や判断の基準となる価値観を明文化したもの
これらを定めることで、企業・組織は社会に対して信頼性と説得力を持ち、競争力を強化できます。また皆が、共通の目標に向かって協力し、持続的な成功を追求することができます。
決めたテックビジョン・テックバリュー
Tech Vision
Extreme UXで、世界の現場の生産性を変えていくテック集団
Tech Value
0→1も、1→100も、リスペクト
積極的に助けよう、助けてもらおう
失敗はチャレンジャーの証
今年の春、アルダグラムのプロダクト開発本部では、こんなテックビジョン・テックバリューを作りました。
なぜ決めたのか?
プロダクトの成長に伴い、プロダクト開発本部に所属する人数は年々増え続けています。
2021年:6人
2022年:13人
2023年:22人(※8月時点)
また、アルダグラムの状況として、会社のビジョンが策定されていないため、目指すべき売上やプロダクトの方向性は決まっているものの、それを達成した時にどういう姿になっているかを皆が理解しにくい状況です。
プロダクト開発本部の人員が増え、組織が成長しても、皆が同じ目的・方向を向いていなければ、「KANNAを世界シェアNo1のプロジェクト管理アプリにし、世界中のノンデスクワーカーの生産性を向上する」という目標を実現することはできません。
会社全体の話になりますが、アルダグラムのコーポレートバリューは、全社員数が8人の時点で策定されました。創業期にバリューを策定し、定着施策も早くから実施することができたため、これまでの様々なフェーズに対応でき、昨年度の離職率も0%になっています。
このような背景もあり、プロダクト開発本部でも早期に、どういう姿になりたいか?何を大切にしているか?価値観を言語化することで、未来に向かって強い推進力を持つ組織になっていくと考えました。
どうやって作ったのか?
策定にあたって、顧問の高野さんや人事の重田さんと共に方針を決めました。
結果として、以下の2点を中心にテックビジョン・テックバリューの策定を進めることにしました。
- 現在、プロダクト開発本部が大事にしていること
- 今後、事業として勝っていくために未来に必要なこと
これらを軸に全4回のプログラムを開催し、テックビジョン・テックバリューを決定しました。
参加者が堅苦しくならず、リラックスした雰囲気の中で進められるように、各回のテーマは柔らかい表現で設定しました。
第1回:アルダグラムのここがいい!(アルダグラムでエンジニア&デザイナーが働く理由)
第2回:こんなテックチームになりたい!
第3回:ビジョンとコアバリューを言語化する
第4回:コアバリューの行動指針を考えよう!
また方式として、「ワールドカフェ」を採用し、誰もが気軽に意見を述べられる雰囲気や自然な交流を大切にし、多くのアイデアを生み出すことを重要視しました。
当日の様子・お菓子やドリンクも各テーブルに
各テーブルの様子
とあるグループの第1回のテーマのアウトプット
とあるグループの第2回のテーマのアウトプット
ワールドカフェのアウトプットをまとめています
各グループで話し合った内容をポストイット形式でまとめていき、冒頭のテックビジョン・テックバリューが完成しました。
テックビジョンの「Extreme UX」が非常に特徴的なワードですね。
このワードは、プロダクトだけでなく、営業活動やカスタマーサクセスなどのプロダクト以外の接点を通じても、最高のユーザーエクスペリエンス(UX)を提供することを意味しています。
さらにアルダグラムはグローバル展開を行なっているため、「世界の現場の生産性を変えていく」という野心的なビジョンを掲げています。
アルダグラムのコーポレートバリューは「Customer Success」「Be Oneteam」「Extreme Ownership」という3つです。今回策定したテックバリューはこれらのバリューの概念も含んでおり、親和性が高いと感じています。
結果どうなったのか?
テックビジョン・テックバリューを作る前は「アルダグラムの開発組織はどんな開発組織?どんな組織を目指している?」という問いに対して、曖昧な答えになりがちだったと思います。
テックビジョン・テックバリュー策定の過程において、みんなで議論を重ねたことで、開発組織の強みや魅力をお互いに再認識できました。私たちのビジョンが明確になったことで、目指すべき方向性が定まり、よりプロダクトの成長・推進に力を注ぐことができるようになりました。
2023年8月時点では、テックビジョン・テックバリューを策定したばかりの段階です。
これからは、テックビジョンをどのように実現していくか、そして新しく入社された方にバリューを理解してもらう方法が課題となります。
私たちはExtreme UXを実現するためのスタート地点に立っています。
アルダグラムでは一緒にExtreme UXを実現してくれる仲間を募集しています。
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