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React 向けヘッドレスUIライブラリの紹介
昨今様々なヘッドレスUIライブラリ登場しています。ヘッドレスUIは特定のスタイルがなく、UIコンポーネントの基礎となるロジックと機能のみを提供することに焦点を当てたものです。
この記事ではRadixUIをはじめとするいくつかのヘッドレスUIライブラリを紹介していきます。
RadixUI
ヘッドレスUIの代表格で、効率的な実装、容易なメンテナンス、アクセシビリティを優先しているUIライブラリです。開発者が完全にスタイルを制御できるプリミティブを提供し、複雑なアクセシビリティのロジックや状態管理を抽象化しています。32のコンポーネントが利用可能で、設定を排除することで開発を効率化しプロジェクトにコンポーネントを迅速に組み込めるようになっています。
- GitHub stars: ~13.5k
- Npm weekly downloads: ~1,345,900
- コンポーネント数: 32
Headless UI
Headless UI はTailwind CSSとのシームレスな統合を重視して設計されているのが特徴で、開発者がスタイルとロジックを容易に組み合わせられるようになっています。ReactとVueの両方で利用可能なコンポーネントがあり、これにより開発者はフレームワークに依存しない柔軟な開発が可能になります。
- GitHub stars: ~23.6k
- Npm weekly downloads: ~1,300,810
- コンポーネント数: 10
React Aria
React AriaはAdobeによって開発され、Adobeの広範なアクセシビリティガイドラインに沿っています。コンポーネントと共にフックが非常に包括的で、さまざまなUIコンポーネント(メニュー、リストボックス、トグルボタン、ツールチップなど)や、スクリーンリーダー支援、キーボードコントロール、フォーカスハンドリング、言語翻訳、などの機能によって優れたUXを提供するライブラリです。
- GitHub stars: ~11.1k
- Npm weekly downloads: ~116,538
- コンポーネント数: 35
Aria Kit
Aria Kitは、AriakitはWAI-ARIAのベストプラクティスに深く根ざしており、Webコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)およびWAI-ARIAのベストプラクティスに準拠した、再利用可能なアクセシビリティ機能を提供することに特化しています。またコンポジションベースのアプローチを採用しており、低レベルのプリミティブなUIを組み合わせて複雑なコンポーネントを構築できるになっています。
- GitHub stars: ~7.5k
- Npm weekly downloads: ~53,787
- コンポーネント数: 25
Ark UI
Ark UIは、Reactに限らず幅広いJSフレームワークで動作する、再利用可能でスケーラブルなデザインシステムを構築することで知られるヘッドレスライブラリです。コンポーネントは宣言的でアクセスしやすく、ステートマシンによる品質の高いUIが実現可能で、開発者体験を重視しているのが特徴です。
- GitHub stars: ~2.8k
- Npm weekly downloads: ~29,155
- No. of components: 37
Reach UI
Reach UIは、アクセシビリティを最優先に考えて設計されたReactベースのUIライブラリで、簡単に利用できるローレベルのUIプリミティブを提供しています。WAI-ARIA規格に準拠しているため、キーボードアクセシビリティやスクリーンリーダー対応など、ユーザーが直面する可能性のある多くのアクセシビリティの課題を解決するのに役立ちます。
- GitHub stars: ~5.9k
- Npm weekly downloads: ~42,685
- No. of components: 15
おわりに
ヘッドレスUIの数は増えてきており、調べてみると知らないものいくつかありました。個人的には業務でRadix-UIを利用していますが、他のライブラリも積極的に使っていきたいところです。
これを機にヘッドレスUIに興味を持たれた方が増えると嬉しいです!
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