【5分で完了】Claude AIにGitHubを操作させる方法
Claude × GitHub連携セットアップガイド
このガイドでは、5分で完了するClaude AIとGitHubの連携方法をわかりやすく説明します。順番に手順を進めて、セットアップを完了させましょう。
1. 環境準備
まず、必要なソフトウェアが揃っているか確認します。既にインストール済みの場合は、その手順をスキップしてください。
1-1. PowerShell 7.4 のインストール(Windowsユーザーのみ)
※PowerShell 7.4以上がインストールされている場合、この手順はスキップできます。
-
現在のバージョンを確認
コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下を入力:
$PSVersionTable.PSVersion
バージョンが
7.4
以上であれば次の手順に進んでください。 -
PowerShell 7.4 のダウンロードとインストール
-
PowerShellの公式リリースページにアクセス。
-
最新の
PowerShell-7.4.x-win-x64.msi
をダウンロード。 -
インストーラーを実行してインストール。
-
インストール後、以下で確認:
pwsh -Version
-
1-2. GitHub アカウントの作成
※既にアカウントをお持ちの場合、この手順はスキップできます。
- GitHubのサインアップページにアクセス。
- 「Sign up for GitHub」をクリックし、必要事項を入力。
- メールアドレスの確認を行い、アカウントを有効化。
- プランは無料版を選択。
1-3. Claude デスクトップアプリのインストール
※必須の手順です。
- Claude デスクトップアプリのダウンロードページにアクセス。
- お使いのOS(WindowsまたはmacOS)に対応するインストーラーをダウンロード。
- インストーラーを実行してアプリをインストール。
- インストール後、アプリを起動してサインイン。
1-4. Node.js のインストール
※既にNode.jsがインストールされている場合、この手順はスキップできます。
-
Node.jsの公式サイトにアクセス。
-
「LTS(推奨版)」をダウンロード。
-
インストーラーを実行してインストール。
-
インストール後、以下でバージョン確認:
node --version # v22.11.0以上 npm --version # 10.9.0以上
2. MCP(Model Context Protocol)設定手順
2-1. テストリポジトリの作成
-
GitHubにサインインし、画面右上の「+」アイコンから「New repository」をクリック。
-
以下の設定でリポジトリを作成:
-
Repository name:
test-repo
- Description:任意(空白でOK)
-
Visibility:
Private
を選択 -
Initialize this repository with:
Add a README file
にチェック
-
Repository name:
-
「Create repository」をクリック。
2-2. Fine-grained Personal Access Token の作成
-
GitHubのトークン設定ページにアクセス。
-
「Generate new token」から「Fine-grained token」を選択。
-
トークンの設定:
-
Token name:
claude-ai-token
(任意の名前でOK) -
Repository access:
Only select repositories
を選択し、test-repo
を指定 -
Permissions:
-
Contents:
Read and write
を選択 - 他の項目はデフォルトのまま
-
Contents:
-
Expiration:30日(必要に応じて設定)
-
-
「Generate token」をクリックし、表示されたトークンをコピーして安全な場所に保存。
重要:このトークンは一度しか表示されません。必ず保存してください。
2-3. MCPサーバーのインストール
-
ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下を実行:
npm install -g @modelcontextprotocol/server-github
-
インストール確認:
ls C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm\node_modules\@modelcontextprotocol\server-github\dist\index.js
ファイルが存在すればOKです。
2-4. 設定ファイルの作成
-
以下のディレクトリに移動:
-
Windows:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Claude\
-
macOS:
/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Claude/
-
Windows:
-
claude_desktop_config.json
ファイルを作成し、以下の内容を貼り付け:{ "mcpServers": { "github": { "command": "node", "args": [ "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-github\\dist\\index.js" ], "env": { "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "<作成したトークン>" } } } }
注意:
<作成したトークン>
を実際のトークンに置き換えてください。
2-5. アプリの再起動
-
Claude デスクトップアプリを完全に終了:
- Windows:タスクマネージャーで「Claude.exe」を選択し、「タスクの終了」をクリック。
- macOS:アプリを終了。
-
アプリを起動。
-
プロンプト内にMCPツールのアイコンが表示されていることを確認。
3. 動作確認
Claude AIにGitHub操作を実行させ、設定が正しく行われたか確認します。
-
アプリのチャット画面で、以下のプロンプトを入力:
push_files関数を使用して以下の条件でGitHubにファイルを作成してください: - オーナー:<自分のGitHubユーザー名> - リポジトリ:test-repo - ブランチ:main - パス:test.txt - 内容:Hello World
※
<自分のGitHubユーザー名>
をあなたのユーザー名に置き換えてください。 -
初回実行時、以下のダイアログが表示されます:
- 「Allow tool from "github" (local)?」
-
「Allow for This Chat」または「Allow Once」をクリックして許可。
-
Claude AIがファイル作成を実行し、「ファイルを作成しました」などのメッセージが表示されれば成功です。
-
GitHubの
test-repo
を確認し、test.txt
ファイルが追加されていることを確認。エラーが出た場合:設定ファイルやトークンが正しく設定されているか再確認してください。
4. お疲れ様でした!
これで、Claude AIにGitHubを操作させるセットアップが完了しました。今後は、Claude AIにさまざまなGitHub操作を依頼することができます。
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