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【5分で完了】Claude AIにGitHubを操作させる方法

2024/12/03に公開

Claude × GitHub連携セットアップガイド

このガイドでは、5分で完了するClaude AIとGitHubの連携方法をわかりやすく説明します。順番に手順を進めて、セットアップを完了させましょう。

1. 環境準備

まず、必要なソフトウェアが揃っているか確認します。既にインストール済みの場合は、その手順をスキップしてください。

1-1. PowerShell 7.4 のインストール(Windowsユーザーのみ)

※PowerShell 7.4以上がインストールされている場合、この手順はスキップできます。

  1. 現在のバージョンを確認

    コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下を入力:

    $PSVersionTable.PSVersion
    

    バージョンが 7.4 以上であれば次の手順に進んでください。

  2. PowerShell 7.4 のダウンロードとインストール

    • PowerShellの公式リリースページにアクセス。

    • 最新の PowerShell-7.4.x-win-x64.msi をダウンロード。

    • インストーラーを実行してインストール。

    • インストール後、以下で確認:

      pwsh -Version
      

1-2. GitHub アカウントの作成

※既にアカウントをお持ちの場合、この手順はスキップできます。

  1. GitHubのサインアップページにアクセス。
  2. 「Sign up for GitHub」をクリックし、必要事項を入力。
  3. メールアドレスの確認を行い、アカウントを有効化。
  4. プランは無料版を選択。

1-3. Claude デスクトップアプリのインストール

※必須の手順です。

  1. Claude デスクトップアプリのダウンロードページにアクセス。
  2. お使いのOS(WindowsまたはmacOS)に対応するインストーラーをダウンロード。
  3. インストーラーを実行してアプリをインストール。
  4. インストール後、アプリを起動してサインイン。

1-4. Node.js のインストール

※既にNode.jsがインストールされている場合、この手順はスキップできます。

  1. Node.jsの公式サイトにアクセス。

  2. 「LTS(推奨版)」をダウンロード。

  3. インストーラーを実行してインストール。

  4. インストール後、以下でバージョン確認:

    node --version   # v22.11.0以上
    npm --version    # 10.9.0以上
    

2. MCP(Model Context Protocol)設定手順

2-1. テストリポジトリの作成

  1. GitHubにサインインし、画面右上の「+」アイコンから「New repository」をクリック。

  2. 以下の設定でリポジトリを作成:

    • Repository nametest-repo
    • Description:任意(空白でOK)
    • VisibilityPrivate を選択
    • Initialize this repository withAdd a README file にチェック
  3. 「Create repository」をクリック。

2-2. Fine-grained Personal Access Token の作成

  1. GitHubのトークン設定ページにアクセス。

  2. 「Generate new token」から「Fine-grained token」を選択。

  3. トークンの設定:

    • Token nameclaude-ai-token(任意の名前でOK)

    • Repository accessOnly select repositories を選択し、test-repo を指定

    • Permissions

      • ContentsRead and write を選択
      • 他の項目はデフォルトのまま
    • Expiration:30日(必要に応じて設定)

  4. 「Generate token」をクリックし、表示されたトークンをコピーして安全な場所に保存。

    重要:このトークンは一度しか表示されません。必ず保存してください。

2-3. MCPサーバーのインストール

  1. ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下を実行:

    npm install -g @modelcontextprotocol/server-github
    
  2. インストール確認:

    ls C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm\node_modules\@modelcontextprotocol\server-github\dist\index.js
    

    ファイルが存在すればOKです。

2-4. 設定ファイルの作成

  1. 以下のディレクトリに移動:

    • WindowsC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Claude\
    • macOS/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Claude/
  2. claude_desktop_config.json ファイルを作成し、以下の内容を貼り付け:

    {
       "mcpServers": {
         "github": {
           "command": "node",
           "args": [
             "C:\\Users\\<ユーザー名>\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-github\\dist\\index.js"
           ],
           "env": {
            "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "<作成したトークン>"
           }
         }
       }
    }
    

    注意<作成したトークン> を実際のトークンに置き換えてください。

2-5. アプリの再起動

  1. Claude デスクトップアプリを完全に終了:

    • Windows:タスクマネージャーで「Claude.exe」を選択し、「タスクの終了」をクリック。
    • macOS:アプリを終了。
  2. アプリを起動。

  3. プロンプト内にMCPツールのアイコンが表示されていることを確認。

3. 動作確認

Claude AIにGitHub操作を実行させ、設定が正しく行われたか確認します。

  1. アプリのチャット画面で、以下のプロンプトを入力:

    push_files関数を使用して以下の条件でGitHubにファイルを作成してください:
    
    - オーナー:<自分のGitHubユーザー名>
    - リポジトリ:test-repo
    - ブランチ:main
    - パス:test.txt
    - 内容:Hello World
    

    <自分のGitHubユーザー名> をあなたのユーザー名に置き換えてください。

  2. 初回実行時、以下のダイアログが表示されます:

    • 「Allow tool from "github" (local)?」
  3. 「Allow for This Chat」または「Allow Once」をクリックして許可。

  4. Claude AIがファイル作成を実行し、「ファイルを作成しました」などのメッセージが表示されれば成功です。

  5. GitHubの test-repo を確認し、test.txt ファイルが追加されていることを確認。

    エラーが出た場合:設定ファイルやトークンが正しく設定されているか再確認してください。

4. お疲れ様でした!

これで、Claude AIにGitHubを操作させるセットアップが完了しました。今後は、Claude AIにさまざまなGitHub操作を依頼することができます。

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