Open1
メモリ管理システム
プロセスが物理アドレスに直接アクセスすることは危険なのでできない。代わりに、仮想記憶という機能を用いてプロセスが仮想アドレスに対してアクセスすることで、間接的にCPUがページアドレスを参照しながら仮想アドレスから物理アドレスへ変換する。
仮想記憶の利点:
・メモリの断片化を回避:物理メモリで断片化されていても、ページテーブルが上手に設定すれば仮想アドレスとしては大きな1つの領域として見せられる。
・マルチプロセスの実現:仮想アドレス空間はプロセスごとに作られるので、他プログラムとのアドレス重複を避けられる。
・不正な領域へのアクセス防止:プロセスごとに仮想アドレス空間があるので、そもそも他のプロセスのメモリにはアクセスできないようになる。