Zennに書こう書こうと思って書かなかったときの話
Zennに書こう書こうと思って書かなかった時の話
みなさんもあるのではないでしょうか。「このネタ技術記事にしようかなー」と思ったこと。
僕は数え切れないほどあります。例えば、研究で身につけたMATLABとかScilabの小技とか、機械学習やってみたとか、今、Androidのアプリ作っているんですが、そこで身につけたニッチなコードとか…
しかし、僕の言い訳は「形になったら書こう」でした。ここでいう形は「世の中に出せる、つまりAndroidアプリであれば、リリースしたら、そのときに振り返って書こう」ということです。そして、恐らく、この決意とは裏腹に、永遠に書くことはないでしょう。
多くの技術記事は「あれ、うまく出来ない…」と思って、頑張って調べて、「出来た!!(≧∇≦)/」の過程を書いていると思います。つまり、アプリが完成しきったときには、このプロセスで感じたことを忘れてしまっているのです!
私はよくありがちなのですが、一度出来てしまうと、そのことは大したことがないように思います。つい30分前までに、あんなにも苦しんでいたのにも関わらず!
そう、恐らく、少なくとも僕の場合は「あー、わからない。なんで動かない…」と思った瞬間に、まずZennを立ち上げ、タイトルと何に躓いているのかを書くべきなのです。そして、調べたり試したことをZennにメモる。そうこうしているうちに、のめり込んで、Zennに書くことを忘れるのですが…でも、大丈夫。「何が出来ていなかったか」「なぜ出来ていないか」ぐらいは、おおよそ書いているので、後は、出来たコードをペタと貼り付けて、体裁を整えて、ポチるだけ。
もちろん、自分の作っているアプリとか、仕事で作っているアプリとかで見つけたTIPSは、秘密にしたいことが含まれているかもしれません。でも大丈夫、公開ボタンを押さなければいい話なので。「下書き保存」をポチれば良いのです。
何が言いたいかというと、技術記事に書く内容に対する姿勢として、以下の4つを大切にしたいということです。
- 技術記事に書きたいこと、書くべきことは問題にぶち当たった瞬間から解決までが新鮮なので、その間に書いたほうが良いはず
- とりあえず、問題にぶち当たったらZennを開いて「タイトル」「どんな問題にぶち当たったか」を書いて、調べたTIPSと試した方法を書く
- 出来た(≧∇≦)/となったら、そのコードをペタと貼り付け、ポチる(下書き保存でも良い)
- 失敗を恐れない。独学している以上、見えないところがある。指摘されたら謙虚に受け止め次に活かす。
余談)私は博士は持っていないのですが、論文も似ているなと勝手に思いましたという話
論文(厳密にはカンファレンスペーパー)を書くときも「良い実験結果が出てから」と思っていたのですが、問題にぶち当たったときが吉日なんだと思います。工学・情報学の世界だと、それが研究の種になることも多いはず。よく、投稿する論文誌のフォーマットをダウンロードして、とりあえずタイトルとどういう問題を解決したいのかを書いてみる。そして、過去の研究を調べてみる。まあ、大体は既に研究されているので、納得すれば、そのデータをポイッとすればいいので。納得いかなければ、なぜ納得いかないかを突き詰めて、実験してみる。そしたら自然と論文も出来てしまうのではないかなと思います(残念ながら私は純粋な工学・情報学の研究ではないので、このノリでは出来ませんが…大局的に見れば、このプロセスはすべての分野に共通していると思います)。
野良研究をするときは、この方法でやってみたいなと思いました。
Zennに書きまくった、ここ数日の話
ここ数日、Zennに記事を書きまくりました。3日で5つ記事を書いたのです。今作っているAndroidアプリで、そろそろテストを導入したいと思ったので、勉強したことを纏めて投稿しました。
なんてない話なのですが、つい数日前まで、「記事にして、書いている内容に間違いがあったら嫌だな」とか「これ、既出じゃないかな」とか「権利侵害してないかな」とか記事を公開することに対して不安しかなかったんですね。病気じゃないかと思うぐらい。
けど、とりあえず、一歩踏み出してみないと分かんないやと思って、記事を書きました。そしたら、意外となんてないんですね。ZennのView数見れるようにしてほしいという要望があるようですが[1]、現在はPV数が見られないので、書いた記事沢山の人に見ていただいているのかもわからないですし、いいねの数もちらほらですし…もちろん、沢山の人に読んでいただけるのが嬉しいことですが、失敗して叩かれるというようなことを憶測してしまっていた自分がいたなと思うと恥ずかしい。もしも、多くの人に読んでもらうことになれば、失敗を指摘されたときに、それとどう向き合うかは課題ですが(先程失敗を恐れないと書きましたが、決意と心は違うので…)
とにかく、この2日間、記事を書いていて、とても楽しかったので、また、前節で書いたように、問題にぶち当たったときに記事を書いていきたいなと思います。
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