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ダニング=クルーガー効果は実在するのか

2024/02/11に公開

能力の低い人ほど自分の能力を過大評価する
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00463/072700002/

ダニング=クルーガー効果という話

  • 「能力の低い人ほど自分の能力を著しく過大評価する傾向がある」
  • 「能力の低い人は、ただ何かをする能力が低いというだけでなく、自分の能力の低さに気づく能力も低い」

あらためてよく考えると、なにか引っかかりを覚えるなあと。
なんとなく、神さま視点で結果を後付け評価しているような……。

会ったことも見たこともないが、GAFAMにはソースコードを頭から書き下してエラーなしにパスさせるような人がいるらしい。
そういう人たちがいっぱいいる環境での「能力評価テスト」というものはどういうものになるだろう。
全然想像ができない。

きっとそのときはわたしも「低評価のグループ」になるんだろう。

ダニング=クルーガー効果は、よく「自己認識能力の欠如」と言われるが、どっちかというと「上位領域への無理解」なんじゃないか。
実験で「優秀なグループ」だったものだって、そのテストがより高度・広範囲なものであれば、下位のグループと近くなるのでは。

問題領域について広く知っているから、高い得点を取れるし、評価も正確になる。
問題領域について簡単なところしかしならければ、得点はとれないし、評価も不正確になる。

そうすると、ダニング=クルーガー効果というのは「成績の良い人も悪い人もいる」ということしか言ってないのでは?

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