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地方・文系・実務経験なしエンジニアが東京のEdTech企業の内定が取れた話

2024/04/30に公開

概要

大学4年生になる前の3月に 株式会社Classiさんから25卒のエンジニア枠で内定をいただきました。
就活を終えたので、自身の就活を振り返っていきたいと思います。

この記事では、上京を目指して行った自分の就活のスケジュール感と地方・文系・実務経験なしのエンジニアとして就活しながら

  • 大変だったこと
  • どんなサービスを使ったのか
  • どのようにして自分をアピールしたのか

をお伝えできればなと思います。

この記事が、自分と同じ境遇の方にとっての就活の希望となりますように

基本情報

  • 熊本県立大学 英語英米文学科 4年
  • 就活でアピールしたので、その活動等
    • 「せかいかいぎ」→ 多文化共生を推進するプロジェクトの運営リーダー
    • 「Globally Talk」-> 英会話サークルリーダー
    • 「EnMove いべんと」-> 個人的に行っているイベント業(ほぼ趣味程度)
  • オンラインプログラミングスクールに半年間通い Laravelでチーム開発を行った経験あり
  • 個人的に React が好きでやっていた
  • 完成していない作品が多いが、 Rract Nativeや Remix, Rubyなどを使って、浅く広く言語を触っていた

スケジュール感

2年生の1月〜3年生の7月

教職取るのをやめてプログラミング学習に専念したいと親を説得し、オンラインのプログラミングスクールを受講した期間です。英語も頑張りたいと思っていたので、英語で学ぶプログラミングスクールを選びました。
https://kredo.jp/
html, css, phpと基本的なところを学習し、最終的にはLaravelを使って他4人の方と一緒にチーム開発を行いました。

ここでのチーム開発経験が、面接の時に活きたように感じます。

  • どのようなことを意識してコミュニケーションをとったのか。
  • チームの中でどのような役割を担っていたのか。
  • 円滑にプロジェクトを進めるためにはどのようなことが必要なのか。

という質問がよく聞かれ、答えることができました。
大抵の企業がチーム開発をすると思うので、チーム開発の経験があるといいかもしれません。

3年生4〜5月

自己分析を始めた

就活というものを始めてみようかと、参考書を手に取り、自己分析というものやらを始めました。
自分の理想に近づくように、自分の特徴を無理に論理づけしているようで、まだ自分が何をしたいのかあまりはっきりしませんでした。

就活サイトに登録する

地方大学で文系のため、周りには同じような志向の学生が少なく、リソースや情報も限られていたので、就活サイトに申込み、専属のアドバイザーさんを持つことにしました。
その時に利用したのが、Career Select さんです。

https://careerselect.jp/

1度面談しただけで
何が今の自分に足りないのかや
ハンディがありながらもエンジニアとして自分がアピールできるところがあるということ

を知ることができました。

自分の特徴を短い時間でしっかり理解してくださり、私が興味ありそうな企業をたくさん紹介してくださりました。自分はこういう企業に行きそうだと思うんだ。。。と客観的に見た自分自身を知ることができたと同時に、私にヒットする企業が多くとても頼りになりました。私の情報収集源からはなかなか見つけられない企業や情報を多く得られたので、地方大学の学生は、専属のアドバイザーを持つことが必須レベルに大事だと思います。

3年生 6〜7月

オンラインでセミナー・合説・インターンなどに参加

エンジニアで就職したいという思いはあったものの、この時はエンジニアになれる自信はなく、とりあえずいろんな業界を見てみようとオンラインのセミナーや合説、インターン、就活イベントにちょこちょこ参加していました。主にコンサル・イベント・IT業界を見ていました。

関東の企業は、対面は時間とコスト的に不可能だったので、オンラインのものに参加していました。

エンジニアのインターン・バイトを探し始める

経験値を高まるため、エンジニアのインターン・バイトを探し始めました。結論からいうと失敗したのですが、次のアクションへのモチベーションとなりました。

つまずいた3つの関門がありました。

  1. 地元にインターンやバイトを募集しているところがない
  2. 経験がなくて、面接で落ちる。
  3. 未経験大歓迎!は大抵都市の方にしかなくて、オフィスに行って勤務しないといけないためできない。

やってみたものの上手くいかず、結果諦めました。そのときに、
ハッカソンに参加したり、自己開発を進めたりでその差を埋めよう
と決心しました。

3年生 8〜9月

初ハッカソンに参加

オンラインスクールが修了し、達成感で終わらないように、サポーターズさん主催の技育キャンプのマンスリーハッカソンにすぐ申し込みをし、参加しました。
このハッカソンは、初心者でも気軽に参加でき、事前開発期間も長く、途中までしかできなくてもOKというものなので、あまりまだ自分のプログラミングスキルに自信がないという方にオススメなハッカソンです。

https://talent.supporterz.jp/geekcamp/

周りにエンジニアを目指して頑張る有志がいなかったので、これに参加したことで、自分のスキル向上になったのはもちろん、同じ年代の人のスキルレベルを知れたことでかなり自分の刺激になりました。

自己開発の経験を積み始める

チーム開発で作った作品はあるものの、自己開発で作った作品がなかったので、Career Selectさんの専属アドバイザーさんに相談したところ、自分のポートフォリオを最短3ヶ月で作れるWeb開発オンラインスクール、Tech Select というサービスを紹介していただきました。

https://techselect.careerselect.jp/

周りに有志がいない状況、本当に大変だったのはプログラミング学習へのモチベーションを保つことでした。これを受けて本当に良かったなと思いました。

自分で作れた作品ができたのはもちろんですが、
受講進捗を見守ってくるライフコーチ付きで、小さな成功でもとても褒めてくれたり、自分の長所に気づかせてくれたり、その方とのお話が本当に学習へのモチベーションになりました。
自身について話し、フィードバックをもらえたので、自己分析もグッと精度が増しました。
これも自分が本当にエンジニア目指せると思えたきっかけの1つでした。

東京に行って、就活イベントに参加してみる

東京に行く機会があって、ついでに就活もしとこうと就活イベントとインターンに参加しました。どちらもコンサルの業界でした。
参加してよかったなと思ったことは、実際に東京で就活している学生と会って就活の悩みや進捗を共有でき、みんな同じ気持ちなんだと仲間がいることを感じられたことです。

就活イベントは、社長メシさん主催のイベントで、実際に社長の方とお話できるというものでした。イベント後、学生と社長さんでそれぞれ気に入った学生・企業を選んでマッチングしたら面談のスケジュール調整ができるというもので、そこで数社から選んでいただきました。その出来事で、都内にいる学生にも負けずと戦っていけるんだと自信がつきました。
そこから地方学生という劣等感はなくなり、自信を持って自分の大学名を言えるようになりました笑

https://shachomeshi.com/

3年生 10~11月

自分について話す機会を増やす

早期選考を受けたいと思っていたので、このくらいから本選考への意識がありました。
私がそれに向けて頑張ったことは、

「自分が起こした行動とどうしてその行動に至ったのかを言語化し、論理的に話せるようにすること」

でした。
それができるようになるために、2つのことをしました。

アドバイザーさんの方たちと話す

Career Select, Tech Selectのアドバイザー・コーチの方以外に、イベントの流れで社長メシという就活サイトにも登録しました。

人前で話したり、誰かとコミュニケーションをとることはこれまでの学生経験で身につけていたことなので、面接練習というよりも自分の考えていることを言語化をすることにフォーカスしました。アドバイザーの方達の質問に対して答えていくことで、次第にその力がついたのではないかと思います。

即興性を営業インターンで身につけた

この頃エンジニアのインターンを諦め、でも経済的に何かしないと!というのと、論理的に話すことがあまり上手ではなかったので、営業をしてみようとなりました。
そしてRubyin株式会社さんでインサイドセールスのインターンを始めました。

https://rubyin.co.jp/

結果、このインターンで即興で話す力や対応力がついたのではないかと思います。
スクリプトにはない質問に対応したりや相手の状況に合わせたサービスの提案の仕方を考えて話さないといけないという訓練が、面接の時に準備していない質問に対して上手く回答できた秘訣だったんだろうと思っています。

自分をアピールする就活イベントに望んだ

インターンをさせていただいたRubyin株式会社が行なっているWell Huntingという就活イベントに参加しました。
そのイベントでは、自己PRのスライドを作って、自分をプレゼンするという時間があり、ここでも自分について話す機会がありました。

https://navi.rubyin.co.jp/

もしご興味あれば、その時のスライドのリンクを貼っておくのでご覧になってください。

https://drive.google.com/file/d/1iRYoGXEzrO_d-q3DWxzl6l_wtfbxRt8h/view?usp=sharing

誰かに自分自身について話すと、自分がわかっている事・モヤモヤしている事がはっきりしてくるのでこの方法はオススメです。
この頃に、私は、教育系のIT企業に行くことを決めました。

3年生12月〜1月

スキルを磨くことに専念

本選考に臨むにあたって、まだまだ自分が技術でアピールできる部分が足りないなと感じ、この2ヶ月間はスキルを磨くことや作品を作成することに専念しました。
そこで利用したサービスがあります。それは、TechSelectプラスというもので、前に紹介したTechSelectのWeb開発の学習プログラムを終えた人が、自分で考えたアプリを作りたい、もっと挑戦したいと思う人対象に利用できるものです。
専属のメンターから指導を受ける事ができ、ここでRemixのプロジェクトを行いました。
自分でデータベース設計からする必要があり、これも面接で大きくアピールできる部分になりました。

3年生1~2月

いよいよ本選考

Career Selectさんの専属アドバイザーの方が紹介してくれた Classiさんの説明会に参加し、「ここだ!」と思いました。
自分がやりたいことができること、働き方が魅力的だったこと、選考方法が技術だけを見ず、その人のポテンシャルを見るというところに惹かれたからです。そして実際に面接を受けると、「こんな方と一緒に働きたい」と思える魅力的な社員さんでした。

1次選考

特に大した対策を打ったわけではなく、
自分自身について論理的に話せるように自分の考えを整理するという作業を行いました。

2次選考

前回自分の作品について技術的なことを聞かれて、上手く答える事ができなかったので、学習をして技術的なところを説明できるように準備しました

最終選考

Career Selectさんのアドバイザーの方が、先方と連絡をとってくださり、Classiさんからのフィードバックをもとに最終選考の対策を考えました。
主に2つのことをアピールする点として準備しました。

1.自分がその企業に入ってどのような姿勢で働くのかを具体的に説明する
技術的な部分でのアピールは他の学生に比べて持ち合わせていなかったので、

  • 今の自分に足りないものは何か
  • それを克服するためにどのように学習を進めるか
  • 周りとの差で苦しんだ時にどのように乗り越えるのか
  • その企業でどんなことに挑戦してみたいのか

についてまとめました。
これは実際に面接でとても役に立ちましたし、今後の学習にも参考になりました。
これらを説明するときに、口先だけに感じられないように実際に自分の経験したことをもとに主張し、説得力があるようにしました。

2.志望度の高さをしっかり伝える

  • 志望度が高い理由をはっきりと示す
  • なぜそれらの理由が自分にとって大切なのかを説明する
    ことができるように準備しました。

技術的にはまだ劣っているが、それでもライバルに勝つようにするためにはこれらをしっかり伝えることが大事だと思います。

まとめ:ハンディを埋めるために大切なこと

地方大学・文系・経験が浅いというハンディを埋めるために大切だと思ったことは3つあります。

行動すること

経験が少ない分、実績をつくること、そのために努力した過程があればあるほど、ハンディがあってもアピールできる部分が増えます。その行動力が面接官の気持ちをとらえます!
足りないと思った部分は、克服できるように何かアクションを取りましょう!

自分の考えに一貫性を持たせる事ができるようにしよう

自分で自身と向き合ってみるのも良いですが、誰かと話すことで知らなかった自分に気づき、「そういうことだったのかもしれない!」とひらめきます。そこで気づいたことを自分の考えに編み込みながら、自己分析に磨きをかけていきましょう。

サービスを利用しよう

情報量が近くに少ない分、専属のアドバイザーを持ったり、イベントに参加したりと、いろんなサービスを上手く使いましょう。

最後に感謝の言葉

今回の就活では、本当に多くの人に応援していただき、勇気を持って何事も挑戦する事ができました。
初めは自信がなかったエンジニアを目指しての就活、それでも徐々に自分は目指せると思えたのは、「あなたならできる」といってくださった方達のおかげです。
そして、技術的な面だけでなく、私の努力と行動力を認めてくださったClassiさんには感謝しかありません。
これからこのような方達にもっと良い報告ができるように、継続して学習に励んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。

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