一万円の「ThinkPad X260」をカスタマイズ! UbuntuよりもLinux Mintと相性がいい
一万円で購入した中古「ThinkPad X260」をカスタマイズを早速カスタマイズしてみました。HDD交換はうまくいきましたが、OSインストールでいろいろと苦労しました。
ストレージ交換
ThinkPad X260が届いてから、すぐにストレージを交換しました。
電源を入れず、バッテリーを取り外し。裏蓋のネジを外し、蓋を開けるという作業が必須です。
Youtube動画を参考になんとか蓋を開けることに成功しましたが、X260の裏蓋はけっこう開けるのが難しくらしく、思った以上に時間がかかりました。
HDDの交換はそれほど難しくなく、すんなりとできました。
なお、本当はバッテリーを外した後にBIOSを起動させて、完全に電源をOFFにしなければなりませんでしたが、今回は省略しました。
あと、最初に入っていた2.5インチの300GB HDDはUbuntu OSの機能でマウントし、外付けHDDとして活用することにしました。
Ubuntu OSのインストール
入れ替えたSSDには「Ubuntu 18.04 LTS 日本語 Remix」が入っていましたが、セキュリティ面で不安があることから、新しいOSを入れることにしました。
まず、試したのが日経Linuxの付録として持っていた「Ubuntu 20.04.5 LTS」です。
DVDドライブをパソコンにつなぎ、再起動させるだけでインストールが始まる仕組みで、インストール自体はスムーズにいきました。
しかし、その後、もうOS自体が少し古くなっているようで、ソフトウェアのアップデートでエラーがでました。おまけに何度やってもUbuntu 22.10へのOSアップグレードでエラーが出てしまいます。
そこで仕方なく、「Ubuntu 20.04.5 LTS」をあきらめ、違うOSを入れることにしました。
GoogleのChromeOS Flexをインストール
次に試したのが「GoogleのChromeOS Flex」です。古いパソコンをChrome Book化できるOSですが、実はThinkPad X260にインストールできても、Linuxが起動できません。
そのことを事前に調べて知っていましたが、一応試しでインストールしてみました。
結果はやはりダメ。設定のところでLinuxをONにできないので、ただChromeブラウザだけが使える意味のない代物でした。
結局、ChromeOS Flexをあきらめ、「Ubuntu 22.10」をインストールすることにしました。
Ubuntu Desktop 22.04.1 LTSをインストール
最新Ubuntuをインストールする前に、16GBのUSBメモリ(サツドラで税込600円くらい)を用意しました。
最近はDVDを焼いてインストールするのではなく、起動用のUSBメモリを用意してインストールするのが主流だそうです。
やり方は簡単で、
1 公式サイトからiSOファイルをダウンロード
2 「Universal-USB-Installer」で書き込む (20分くらいかかります)
だけです。
しかし、その後、手順通り、起動用USBメモリを作成し、X260に接続して起動させてみると、なんと「失敗」。
なんどやってもインストールが中断され、先に進めないようになっています。
そういうわけで仕方なく、「Ubuntu Desktop 22.04.1 LTS」のインストールをあきらめることにしました。
Linux Mint 21.1をインストール
そこで次に試したのが「Linux Mint 21.1」です。Ubuntuのときと同じように起動用のUSBメモリを作成し、X260で試してみると、今度はあっさりとインストールに成功しました。
Linux MintはUbuntuベースなので、操作はそれほど難しくありません。操作方法は異なりますが、慣れれば使いやすいOSです。
ChromeブラウザやVisual Studio Codeもすんなりインストールできて、動作も非常に軽いです。
アップデートなどを試してもエラーが出なかったので、しばらくこのままLinux Mintを使ってみることにしました。
※今後はプログラミング環境を整えていく予定です。
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