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Cisco ルータ基本設定 part.1 ( CCNA対応 )
まずはシスコルータの接続方法
ルータには3つの接続がある
接続方法 | 説明 |
---|---|
コンソール接続 | コンソール・ポートからケーブルによってPCと接続する方法 |
VTY接続 | 遠隔からTELNET・SSHのプロトコルで通信して接続する方法 |
AUX接続 | 補助ポートとモデムを接続して、電話回線経由で接続する方法。あんま使わん |
ルータの操作
Cisco IOS
Cisco独自のOSが、cisco製のルータにはインストールされておりCLIで操作することで色々な設定ができる
ルータの起動直後の状態
初期化時の場合
コンソール接続でのみ接続可能。setupモードによって質問形式で初期設定ができる。使用しない場合には自身でコマンドを打って設定
設定済みの場合
設定は必要なく、そのままEXECモードに移行される。
Cisco IOSモード
ciscoの操作の権限にはいくつかのモードがあり、できることがかわる
モード名 | プロンプト | 説明 |
---|---|---|
ユーザEXECモード | > | 機器のステータス確認 |
特権EXECモード | # | 制限なくステータス確認やファイル操作 |
Global config モード | (config)# | 機器全体の設定 |
Interface config モード | (config-if)# | インターフェースの設定 |
Routing config モード | (config-router)# | ルーティングの設定 |
Line config モード | (config-line)# | ライン( コンソール・AUX・VTY )の設定 |
モード切り替え
ユーザEXECから特権EXEC
ユーザEXECから特権EXEC:enable
ユーザへ戻る時はdisable
特権EXECからGlobal Config
特権EXECからGlobal Config: configure terminal
戻る時 : exit または end
設定ファイル
主要な設定ファイルは2つあります。
ファイル名 | 説明 | 保存場所 |
---|---|---|
startup-config | 起動時に読み込まれるファイル。再起動しても消えない。手動で更新する必要がある | NVRAM |
running-config | 起動時のリアルタイムのの設定内容のファイル。再起動で消える設定ファイルであり起動時にはstarup-fileの設定が共有される。 | RAM |
::: alert | ||
runnign-configは再起動で内容が消えるが、最新の内容が記録されてる | ||
startup-configの内容は消えませんが、自動で更新されない | ||
つまり現在の設定を保存したいの生らrunnig-configをstartup-configにコピーしなければいけない | ||
::: |
Ciscoルータのメモリ
メモリ名 | 説明 | 保存内容 |
---|---|---|
ROM ( Read Only Memory ) | ROMは読み込み専用メモリです。ROMには3つのプログラムが格納されており、このプログラムは消去することはできません。 | mini IOS・Bootstrap・POST・ROMモニタ |
RAM(Random Access Memory) | RAMは読み書き可能なメモリです。このメモリにある情報だけはルータの電源OFF時に全て消去されます。RAMはいわばルータの作業領域です。以上の事からこれらの情報だけでなく動的な情報であるルーティングテーブルやARPテーブルなどについても、RAMに格納されることになります。(一般的にはDRAM) | running-config・フラッシュメモリ内のIOSが展開する領域としても使用されます。 |
NVRAM ( Non-Volatile Random Access Memory ) | NVRAMは読み書き可能なメモリです。不揮発性ランダムアクセスメモリであるNVRAMはRAMとは異なり ルータの電源OFF時にもNVRAM内に格納された情報は保持されます。 |
保存された設定情報(startup-config)とコンフィグレーションレジスタ(ルータの起動方法を決定する値)の2つが存在します |
フラッシュメモリ | 読み書き可能なメモリ | IOSのイメージファイル |
設定の確認
特権EXECで
# show <確認したいファイル内の項目 (runnig-config | startup-oconfig)>
runnnig-configはこんな感じ ( !はコメントアウト )
Current configuration : 780 bytes
!
version 15.1
no service timestamps log datetime msec
no service timestamps debug datetime msec
no service password-encryption
!
hostname Router
!
///略///
!
ip cef
no ipv6 cef
!
設定の保存
# copy <コピーもと> <コピー先>
ルータの初期化
既存の設定をすべて消去して、また最初から設定を行いたい場合などは、初期化を行います。
手順
①NVRAM上のstartup-configを消去する
#erase startup-config
②再起動する
#reload
ヘルプ機能と省略機能
ヘルプ機能
// 実行可能なコマンドをリスト化してくれる
Router# ?
// 入力途中の文字から可能なコマンドを予測してくれる
Router# con?
// 続くオプションや設定時をリスト化してくれる <cr>と表示されたらコマンドはいらないということ
Router# configure ?
省略機能
### 単語が入力範囲の文字列で一意に絞られている場合、そのまま実行できる
Router# conf t
Router# show run
補完機能
tabキーで保管してくれる ( 一意に絞られている時のみ利用可能 )
Router# conf t
Router# show
doコマンド
グローバルコンフィギュレーションモードは設定ができるが、設定確認などは特権EXECモードで行います。グローバルコンフィギュレーションモードで確認コマンドを入力すると、本当はエラーメッセージが表示されるが、コマンドの前にdoを付ければ、特権EXECモードのコマンドが実行できるようになります。
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