Claude Code MCP Serena & Cipher 導入ガイド
Claude Code MCP Serena & Cipher 導入ガイド
はじめに
2025年7月からAlgomatic Global にjoinしたフロントエンドエンジニアのAkiです🚀
Claude Codeは「$200課金が安く感じるくらいにシバき倒してる」とツイートするほど日常的に活用しています。
この記事では、Claude Codeをさらに強力にする2つの無料MCPツール「Serena」と「Cipher」の導入方法を詳しく解説します。
2つのMCPツールの紹介
Serena:LSPベースのコード解析ツール
SerenaはLSP(Language Server Protocol)を活用したMCPツールです。Claude CodeにIDE並みのコード解析機能を提供し、大規模なプロジェクトでも効率的な開発をサポートします。
- シンボル単位の解析:関数やクラス単位でピンポイントに理解・修正
- 多言語対応:TypeScript、Python、Goなど幅広い言語をサポート
- ローカル動作:外部APIに依存せず、高速かつセキュア
- 大規模対応:モノレポや巨大プロジェクトでも快適動作
- 完全無料:追加コストなしで利用可能
Cipher:知識の蓄積と再利用
CipherはローカルメモリDB(SQLite)を使用して、過去のやり取りや解決済み課題を保存するMCPツールです。開発者の知見を蓄積し、効率的に再利用できます。
- 履歴の再利用:過去のエラー解決や回答を自動でサジェスト
- セマンティック検索:関連する履歴を瞬時に検索・表示
- ナレッジ共有:チーム開発での情報共有に最適
- ローカル完結:すべてのデータがローカルに保存
- 柔軟な運用:環境に応じて設定をカスタマイズ可能
Serena導入手順(Mac環境)
Step 1: uvのインストール
Claude CodeからSerenaを実行するために必要なuv
をインストールします。
brew install uv
Step 2: Claude CodeにSerenaを登録
SerenaをMCPサーバーとして登録し、Claude CodeからLSP機能を利用できるようにします。
claude mcp add serena -- uvx --from git+https://github.com/oraios/serena serena-mcp-server --context ide-assistant --project $(pwd)
Step 3: 登録確認
MCPサーバーの一覧を確認し、serena
が表示されることを確認します。
claude mcp list
Step 4: プロジェクトのインデックス化(推奨)
大規模プロジェクトの場合、事前インデックス化により解析速度が向上します。
uvx --from git+https://github.com/oraios/serena index-project $(pwd)
Tip: インデックス化により、プロジェクト直下に
.serena
ディレクトリが作成され、関数・クラス・シンボル情報がキャッシュされます。
Step 5: .gitignoreへの追加(推奨)
キャッシュディレクトリをバージョン管理対象外にします。
echo ".serena/" >> .gitignore
Cipher導入手順(完全無料版)
Step 1: Cipherのインストール
お好みのパッケージマネージャーでCipherをグローバルインストールします。
# npm の場合
npm install -g @byterover/cipher
# yarn の場合
yarn global add @byterover/cipher
# bun の場合
bun install -g @byterover/cipher
Step 2: ローカル埋め込みモデルの設定
完全無料利用のため、ローカル埋め込みモデル(MiniLM等)を使用します。
export CIPHER_EMBEDDER="local"
重要: この設定により、OpenAI APIキーなしで利用できます。
Step 3: Claude CodeにCipherを登録
CipherをMCPサーバーとして登録します。
claude mcp add cipher -- cipher --mode mcp
Step 4: 登録確認
MCPサーバー一覧でcipher
が追加されていることを確認します。
claude mcp list
注意事項とベストプラクティス
Cipherの制限事項
-
ストレージ使用量:大規模プロジェクト(1万ファイル超)では
.cipher
ディレクトリが数GB規模になる場合があります -
初期化コマンド:v0.9時点では
cipher init
は存在せず、cipher serve --init
を使用してください - メモリ使用量:ローカル埋め込みモデル使用時は、初回実行でモデルダウンロードが発生します
パフォーマンス最適化
- Serena:定期的なインデックス更新でキャッシュを最新に保つ
- Cipher:不要な履歴は定期的にクリーンアップする
- 共通:プロジェクトサイズに応じてメモリ設定を調整する![]
まとめ
導入効果
ツール | 主な効果 | 特徴 |
---|---|---|
Serena | コード解析の強化 | LSPによるIDE並みの解析機能 |
Cipher | 知識の蓄積・再利用 | 過去の経験を活かした効率化 |
共通メリット
- 完全無料:継続的な課金なし
- セキュア:ローカル完結型
- すぐ使える:設定後すぐに効果実感
- オープンソース:透明性とカスタマイズ性
これらのツールを導入することで、Claude Codeを使った開発効率が大幅に向上します。特に大規模プロジェクトやチーム開発において効果を発揮するでしょう。
この記事が皆さんのバイブコーディングライフをより快適にする一助となれば幸いです。
注釈:このドキュメントは ChatGPT と Claude を使用して生成されました。
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