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Claude Code MCP Serena & Cipher 導入ガイド

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Claude Code MCP Serena & Cipher 導入ガイド

はじめに

2025年7月からAlgomatic Global にjoinしたフロントエンドエンジニアのAkiです🚀
Claude Codeは「$200課金が安く感じるくらいにシバき倒してる」とツイートするほど日常的に活用しています。
https://x.com/akiy_8/status/1941853643910864904

この記事では、Claude Codeをさらに強力にする2つの無料MCPツール「Serena」と「Cipher」の導入方法を詳しく解説します。

2つのMCPツールの紹介

Serena:LSPベースのコード解析ツール

SerenaはLSP(Language Server Protocol)を活用したMCPツールです。Claude CodeにIDE並みのコード解析機能を提供し、大規模なプロジェクトでも効率的な開発をサポートします。

  • シンボル単位の解析:関数やクラス単位でピンポイントに理解・修正
  • 多言語対応:TypeScript、Python、Goなど幅広い言語をサポート
  • ローカル動作:外部APIに依存せず、高速かつセキュア
  • 大規模対応:モノレポや巨大プロジェクトでも快適動作
  • 完全無料:追加コストなしで利用可能

Cipher:知識の蓄積と再利用

CipherはローカルメモリDB(SQLite)を使用して、過去のやり取りや解決済み課題を保存するMCPツールです。開発者の知見を蓄積し、効率的に再利用できます。

  • 履歴の再利用:過去のエラー解決や回答を自動でサジェスト
  • セマンティック検索:関連する履歴を瞬時に検索・表示
  • ナレッジ共有:チーム開発での情報共有に最適
  • ローカル完結:すべてのデータがローカルに保存
  • 柔軟な運用:環境に応じて設定をカスタマイズ可能

Serena導入手順(Mac環境)

Step 1: uvのインストール

Claude CodeからSerenaを実行するために必要なuvをインストールします。

brew install uv

Step 2: Claude CodeにSerenaを登録

SerenaをMCPサーバーとして登録し、Claude CodeからLSP機能を利用できるようにします。

claude mcp add serena -- uvx --from git+https://github.com/oraios/serena serena-mcp-server --context ide-assistant --project $(pwd)

Step 3: 登録確認

MCPサーバーの一覧を確認し、serenaが表示されることを確認します。

claude mcp list

Step 4: プロジェクトのインデックス化(推奨)

大規模プロジェクトの場合、事前インデックス化により解析速度が向上します。

uvx --from git+https://github.com/oraios/serena index-project $(pwd)

Tip: インデックス化により、プロジェクト直下に.serenaディレクトリが作成され、関数・クラス・シンボル情報がキャッシュされます。

Step 5: .gitignoreへの追加(推奨)

キャッシュディレクトリをバージョン管理対象外にします。

echo ".serena/" >> .gitignore

Cipher導入手順(完全無料版)

Step 1: Cipherのインストール

お好みのパッケージマネージャーでCipherをグローバルインストールします。

# npm の場合
npm install -g @byterover/cipher

# yarn の場合
yarn global add @byterover/cipher

# bun の場合
bun install -g @byterover/cipher

Step 2: ローカル埋め込みモデルの設定

完全無料利用のため、ローカル埋め込みモデル(MiniLM等)を使用します。

export CIPHER_EMBEDDER="local"

重要: この設定により、OpenAI APIキーなしで利用できます。

Step 3: Claude CodeにCipherを登録

CipherをMCPサーバーとして登録します。

claude mcp add cipher -- cipher --mode mcp

Step 4: 登録確認

MCPサーバー一覧でcipherが追加されていることを確認します。

claude mcp list

注意事項とベストプラクティス

Cipherの制限事項

  • ストレージ使用量:大規模プロジェクト(1万ファイル超)では.cipherディレクトリが数GB規模になる場合があります
  • 初期化コマンド:v0.9時点ではcipher initは存在せず、cipher serve --initを使用してください
  • メモリ使用量:ローカル埋め込みモデル使用時は、初回実行でモデルダウンロードが発生します

パフォーマンス最適化

  • Serena:定期的なインデックス更新でキャッシュを最新に保つ
  • Cipher:不要な履歴は定期的にクリーンアップする
  • 共通:プロジェクトサイズに応じてメモリ設定を調整する![]

まとめ

導入効果

ツール 主な効果 特徴
Serena コード解析の強化 LSPによるIDE並みの解析機能
Cipher 知識の蓄積・再利用 過去の経験を活かした効率化

共通メリット

  • 完全無料:継続的な課金なし
  • セキュア:ローカル完結型
  • すぐ使える:設定後すぐに効果実感
  • オープンソース:透明性とカスタマイズ性

これらのツールを導入することで、Claude Codeを使った開発効率が大幅に向上します。特に大規模プロジェクトやチーム開発において効果を発揮するでしょう。

この記事が皆さんのバイブコーディングライフをより快適にする一助となれば幸いです。


注釈:このドキュメントは ChatGPT と Claude を使用して生成されました。

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