X(Twitter) のbotを自作する際にFreeプランでできること・できないこと

X Developerの料金体系等は2024年6月時点のものです。
このへんがわかる二次情報がパッと見当たらなかったのでまとめます。

まとめ

• X Developerを無料(Free)プランで使う場合、一方的な投稿のみが可能
• メンションやハッシュタグ等に反応してインタラクティブな動きをさせたい場合はBasicプラン以上の契約が必要
  • Basicプラン: $100.00 USD/month
  • Proプラン: $5000.00 USD/month

参考: https://developer.twitter.com/en/portal/products/basic

やれること

XのFree APIは

• 投稿(POST /2/tweets)
• 投稿削除(DELETE /2/tweets/:id)
• 自分自身の情報参照(GET /2/users/me)

単純に投稿することしかできない、と言ってよいと思います。

やれないこと

botを作るうえで「メンションに反応して返事する」という要件はありがちだと思いますが、これはFreeプランだと難しそうです。

• すぐ反応する: Enterpriseプランが必要
  -　　EnterpriseプランでWebhookが使えるようになるみたい
  • https://developer.x.com/en/docs/twitter-api/enterprise/account-activity-api/overview
• 定期的に反応する: Basicプランが必要
  • Timelines APIでmentionsを取得できるので、定期的に取りに行って新着を確認することはできる

感想

個人が毎月5000ドル払うぐらいなら、マーケティングツールで予約投稿などを駆使するのが結局コスパよさそうだな〜と思いました。