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Developer Modeに関するメモ #WWDC22

2022/06/11に公開

WWDC22でDeveloper Modeなるものが発表されました。ので、Developer Modeについて調べたことをまとめておきます。
※すべて公開情報を元に書いています。

Developer Modeとは

  • その名の通り開発者向けのモード
  • iOS 16、iPadOS 16、watchOS 9以降で導入される
  • このモードをONにしないと、ローカルにインストールしたアプリを実行できない(※条件あり)
  • デフォルトではOFFで、必要に応じて明示的にONにする必要がある

なぜ導入される?

  • 悪質な可能性のあるソフトウェアをユーザが気付かずにインストールしてしまうことを防ぐ
  • ほとんどの人にとって開発者用の機能を使う必要はない

端末の設定からDeveloper ModeをONにする方法

デバイスをMacにつなぐ必要があるようです。デバイスを最初にMacに接続したときにXcodeでUnavailable Deviceと表示されます。そのまま実行しようとすると、「Developer Modeを有効にする必要があるよ」といった趣旨のアラートが表示されて実行できません。

そこでデバイス上で「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デベロッパモード」に移動してONに変更します。設定を適用するには再起動が必要になります。

コマンドラインからDeveloper ModeをONにする方法

パスコード設定のないデバイスであれば、コマンドラインからすでに接続している1つのデバイスの設定をONにしたり、ストリーミングモードで接続したすべてのデバイスの設定をONにすることもできます。

devmodectl streamingを実行すれば接続されたデバイスが自動的に再起動、ONに切り替わります。

Developer ModeをONにする必要がないケース

  • TestFlight
  • エンタープライズ(インハウス)アプリ配布
  • App Storeからのインストール

参照情報

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