カンファレンス主催者の視点で「PHPカンファレンス2022」に参加して思うこと
2022年9月24、25日の2日間で開催された「PHPカンファレンス2022」に参加してきました。
数年ぶりのプロポーザル提出だったんですが、採択していただけたので、今回は登壇者としての参加でした。
長い時間枠のトークは自信がないので、これまでLightning Talk枠でしか応募したことがないんですが、過去のトークを振り返ってみると、PHPカンファレンスで技術寄りのネタを話すのは何気に今回が初でした。
- 2015年:「(あなたにもできるかもしれない)ローカルPHPカンファレンスの作り方」
- 2017年:「PHPカンファレンス福岡を3年連続開催して思うこと」
- 2022年:「FQDN(ドメイン名)のバリデーションが意外と面倒だった」
ここ数年でオフラインの勉強会やカンファレンスが中止や延期となり、代わりにオンライン形式への切り替わりが急速に広がったことで、地方に居ながら各地で開催されているイベントに参加することが可能となり、以前と比べると知識を得る機会は格段に増えたのではないかと思います。
その一方で、オンラインで配信されているコンテンツを見ていると、セミナーを受講しているだけのような感覚が自分の中にあったことも事実です。
もちろん、ZoomやDiscordといったツールの活用だったり企画内容によって、双方向のコミュニケーションを図るような様々な工夫をされているイベントが沢山あることは承知していますし、オンライン開催によるメリットもわかっているつもりです。
そんなことを頭の片隅に置きつつ、2019年以来のオフライン(オンライン配信もあり)での開催ということで、現地に足を運んだわけですが、
- タイムテーブルとにらめっこしつつ、あっちのセッションを見ようか、いやこっちに行こうかと迷いながら会場を行ったり来たりしたり、
- 久しぶりに会った方々と近況報告をしあったり、
- 「オフラインでははじめましてですね」という挨拶をしたり、
- 知人の登壇を会場の最前列で聞いたり、
- ジョブボードを見ながら、「この会社は◯◯さんがいるところだよね」とか、「この会社は◯◯のサービスをやってるところだよね」と話したり、
- 登壇数時間前までスライドが未完成の状態で黙々とスライド作成している知人を見守ったり、
- エンジニア同士のつながりで新たな出会いがあったり、
- そんな新たに知り合いになった方々とランチや夕食に一緒に行ったり、
- 現地ならではの緊張感の中で登壇したり、
などなど、挙げればきりがないくらい数年前までは当たり前だったオフラインカンファレンスでの風景を久しぶりに体感したことで、「オフラインっていいものだな」としみじみ実感しました。
勉強会やカンファレンスは自分にとって「モチベーションの増幅装置」としての役割がかなり大きな比重を占めているんですが、今回、現地で会った方々に「福岡は来年開催するんですか?」といった期待の声を沢山もらったことは大きな励みになりましたし、モチベーションは爆上がり状態です。
来年どうなっているかなんて誰も予測できないですし、先行き不透明な状況であることは否めません。
なので、どういった形になるかはまだわかりませんが、来年こそは「PHPカンファレンス福岡」の実現に向けて再び動き出せるとよいなと、そんなことを思った次第です。
きっと、委員長も同じ気持ちなんじゃないかな。
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